平成9772日目

2015/10/10

この日のできごと(何の日)

【ユネスコ】南京大虐殺を記憶遺産登録

国連教育科学文化機関(ユネスコ)は10日、中国が申請していた旧日本軍による南京大虐殺に関する資料について、世界記憶遺産に登録したと発表した。同様に申請していた従軍慰安婦問題の資料は、登録が見送られた。

中国が「旧日本軍の犯罪」の記録と主張する歴史資料がユネスコによって「世界的に重要」と認定されたことになり、習近平指導部は今後、歴史問題をめぐる対日攻勢を一層強めそうだ。

日本が申請した第2次大戦後のシベリア抑留資料と国宝「東寺百合文書」も登録された。

中国は「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」と位置付ける今年の登録を目指し、昨年申請を行った。日本政府は「ユネスコの場を政治的に利用している」と批判し、中国に抗議。申請の取り下げを求めたが、中国は拒否していた。

中国が申請した南京大虐殺関連資料は、日本の指導者や軍の戦争犯罪を裁いた極東国際軍事裁判(東京裁判)と南京軍事法廷の記録や、旧日本軍が撮影したという虐殺関連の写真、米国人宣教師が事件の模様を撮影したフィルムなど。2009年から申請を準備していたとされる。

南京大虐殺をめぐっては、中国が南京軍事法廷に依拠して犠牲者数を「30万人以上」と主張しているのに対し、日本では数万人から20万人まで諸説あるほか、虐殺自体を否定する意見もあり、論争が続いている。《共同通信》

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【ラグビーW杯】日本、8強ならず

ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会は10日、グループリーグ3試合が行われ、8強が出そろった。日本のB組はスコットランドがサモアに逆転勝ち。2位となり、各組上位2チームで争う準々決勝進出を果たした。

日本は3位となり、グループリーグ敗退となった。A組は豪州がウェールズを下して1位通過を決めた。《読売新聞》

【関東鉄道常総線】豪雨被災から1カ月、全線開通

鬼怒川決壊による大規模水害で線路などが冠水し、一時全線で運転を見合わせていた関東鉄道常総線は、10日から、残る不通区間となっていた水海道-下妻駅間で運転を再開する。応急復旧工事が完了した。同区間の運転再開により、水害発生から1カ月ぶりの全線開通を迎える。

同区間の運行は当面、通常の3割程度となる上下線計28本の特別ダイヤで再開。代行バスの運行は9日で終了する。全線における通常ダイヤでの運行は未定で、同社企画課は「一日も早い本復旧に向けて工事を進めていく」としている。《茨城新聞》

【石井啓一国土交通相】5年間で鬼怒川を集中改修

石井啓一国土交通相は10日、関東・東北豪雨で堤防が決壊した鬼怒川について、約5年間で集中的に改修を実施する「河川激甚災害対策特別緊急事業」の対象とする考えを示した。視察先の茨城県常総市内で記者団に語った。

国交省によると、同じ規模の災害に耐えられるよう約5年間、堤防の整備や河道の掘削を集中的に実施するという。

石井国交相は「道路の復旧や住宅の確保といった要望が寄せられている。生活の再建は喫緊の課題だ」とも述べた。

これに先立ち、決壊箇所や常総市の避難所を訪問した。《共同通信》

【タイ・プーケット島】住民300人が暴動

タイ南部の人気リゾート地、プーケット島の警察署前で10日夜、警察に抗議する住民ら約300人が暴動を起こし、警察車両約10台に放火した。地元メディアが報じた。軍が仲裁し11日未明に収束した。警察車両が追跡していたバイクと衝突し、バイクに乗っていた地元の若者2人が死亡したことへの抗議だったという。《共同通信》

【広島・東出輝裕内野手】引退会見

今季限りでの現役引退を発表したプロ野球広島の東出輝裕内野手(35)が10日、マツダスタジアムで会見を開いた。引退を決意したきっかけは、2013年に左ひざの前十字靱帯(じんたい)を断裂したことという。

負傷後は1軍での出場はなく、「まったく力になっていなかった」と話した。「半分冗談、半分本気でピッチャーをやりたかった」とも明かした。球団から打診があれば、今後コーチなどに就く意思はあるという。

福井・敦賀気比高から1998年秋のドラフト1位で入団。通算で1492試合に出場し、打率2割6分8厘、12本塁打、262打点。《朝日新聞》

【眞子内親王殿下】日本テニス協会の名誉総裁に就任

秋篠宮家の長女眞子さまが10日付で公益財団法人日本テニス協会の名誉総裁に就任すると宮内庁が発表した。秋篠宮さまが1992年4月から初代名誉総裁を務めていたが、協会と皇室の行事が秋に重なることが多く、眞子さまが担うことになったという。宮内庁によると、眞子さまはテニスをプレーするのが好きだといい、今後、協会主催の大会観戦のほか、式典などに出席する。《朝日新聞》

【トルコ・アンカラ】自爆テロで86人死亡

トルコの首都アンカラ中心部の鉄道駅近くで10日、大きな爆発が2回あり、同国内務省によると86人が死亡、180人以上が負傷した。トルコ当局は同日、自爆テロだと発表した。在トルコ日本大使館によると、日本人の死傷者は確認されていない。

現場は、アンカラとイスタンブールを結ぶ高速鉄道が発着する中央駅。爆発当時、労働組合や民間活動団体が主催する平和集会が行われていた。同国の少数民族クルド人系の政党「人民民主党」支持者が多く参加しており、クルド人を敵視するイスラム過激派組織「イスラム国」による犯行の可能性が浮上している。《読売新聞》



10月10日 その日のできごと(何の日)