平成4777日目

2002/02/05

この日のできごと(何の日)

【WBCスーパーバンタム級タイトル戦】佐藤修選手、戴冠ならず

世界ボクシング評議会(WBC)スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦は5日、東京・有明コロシアムで行われ、挑戦者で同級3位の佐藤修(協栄)はチャンピオンのウィリー・ホーリン(米国)と引き分け、王座奪取はならなかった。世界初挑戦だった佐藤の戦績は28戦25勝(14KO)1敗2分けとなった。2度目の防衛に成功したホーリンは29戦28勝(13KO1分け)とした。

佐藤は3回に2度のダウンを喫した。4回以降は立ち直ったが、決定的なパンチを繰り出すことができなかった。ジャッジは1人が114−112で佐藤を支持したが、2人が同点で両選手とも2人以上の支持を得られず、規定により引き分けた。

日本のジム所属の現役世界王者は、WBCスーパーフライ級の徳山昌守(金沢)、世界ボクシング協会(WBA)同級のセレス小林(国際)、WBAミニマム級の星野敬太郎(花形)の3人。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【千葉地裁】ライフスペース元代表に実刑判決

千葉県成田市のホテルで1999年1月、兵庫県の元会社員Aさん=当時(66)=のミイラ化遺体が見つかった事件で、殺人罪に問われた自己開発セミナー「ライフスペース」元代表、高橋弘二被告(63)に対し、千葉地裁は5日、求刑通り懲役15年の判決を言い渡した。

小池洋吉裁判長は「死ぬかもしれないと認識しながらあえて犯行におよんでおり、殺意があった」と「未秘の故意」による殺人罪の成立を認め、「民間治療であり殺意がない」との弁護側の主張を退けた。弁護側は判決を不服として控訴した。

判決理由で小池裁判長は「大金を巻き上げ、自分の地位や虚栄を守るため被害者の命を奪った悪質で酷薄な犯行。動機は浅ましさの極みであり、酌むべき事情は全くない」とした。

判決によると、高橋被告は、メンバーだったAさんの長男(33)=保護責任者遺棄致死罪で有罪確定=らに指示し99年7月2日、脳内出血で兵庫県の病院に入院中のAさんの点滴装置や酸素マスクを外し、成田市のホテルに移送。高橋被告が「シャクティパット」と称して体をたたいただけで治療せず放置し、翌朝、のどにたんを詰まらせ窒息死させた。《共同通信》

【東京株式市場】18年ぶりに9500円割れ

5日の東京株式市場は米株式の大幅安に金融システム不安が加わってほぼ全面安となり、日経平均株価(225種)は米中枢テロ後の昨年9月につけたバブル後最安値(9504円41銭)を更新した。終値は前日比156円33銭安の9475円60銭と、1983年12月以来約18年ぶりに9500円台を割り込んだ。

東証株価指数(TOPIX)も大幅続落し17.24ポイント安の926.27と前日につけたバブル後最安値(943.51)を更新した。出来高は約7億7800万株。

終値で算出した東証第一部上場株式の時価総額は262兆4066億円。「聖域なき構造改革」を掲げ就任した小泉純一郎首相が所信表明演説をした昨年5月7日の403兆2227億円からは約35%、約140兆円減少した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の熊谷弘国対委員長は5日の記者会見で「小泉政権がこの9カ月の間にどのような実績をもたらしたか、自ら数字で比較したことがあるだろうか」と切り出し、「名目国内総生産(GDP)は17兆円減っている。完全失業者は55万人増えた。平均株価の時価総額は29.3%減、失われた資産は114兆円に上る」と次々に数字を挙げた。最後は「この国に被らせた損失はわずか9カ月で114兆円。恐るべき実績だ」と強調したが、小泉政権の損失試算はできても、民主党政権をつくる計算ができないのがつらいところ。《共同通信》

【雪印乳業】複数社と資本導入交渉

子会社の雪印食品による偽装牛肉事件など相次ぐ不祥事を受け、雪印乳業の西紘平社長は5日、事件発覚後初めて東京都内の本社で記者会見し、38社、従業員1万5000人のグループ全体のリストラ策の基本方針を示した。

外資を含め雪印乳業への外部資本の導入を複数社と交渉中であることを表明。赤字の牛乳部門については他社との事業統合を目指す。今年3月末までに具体的な再建計画として公表する考えだ。

また雪印ブランドの存続問題には「難しい判断だ」と述べた。雪印乳業は創業77年で「グループ経営の存亡の危機」(西社長)を迎えた。

雪印食品の再建をめぐっては「2月上旬にまとまる(同社の)再建計画をみて判断したい」とする一方、売上高が事件前と比べ85%も減少していることなどから「再建はかなり厳しい」と述べ、事実上存続を断念する方針を示した。

西社長は「社会に対する背信行為。深くおわびしたい」と陳謝、自身の経営責任については「今は再建計画を推進することにある」と述べるにとどめた。

雪印乳業の牛乳部門は「他社との再編、統合化を考えている。場所によってメリットある提携を考えたい」として、地域ごとに分離する考えを示唆した。《共同通信》

【川口順子外相】外務省改革に着手

川口順子外相は5日午前、外務省改革を進めるため透明性、スピード、実効性の3つをキーワードにした「骨太の方針」を1週間程度で打ち出す意向を首相官邸で小泉純一郎首相に報告、首相の了解を得て「川口流改革」に着手した。外務省幹部に外相は「必罰」と「協調」で改革に臨む姿勢を強調した。《共同通信》

【この日の民主党】

全小選挙区擁立に向け総選挙候補者公募を決定

民主党は、次期衆議院総選挙を通じた政権交代の実現を確実なものとするため、候補者の公募を実施することを5日の常任幹事会で決定した。

公募は党選挙対策委員会が3月から党ホームページや求人情報誌等を通じて行い、6月までに最終選考を経て合格者を決定する。全国から有望な候補者を募るが、特に空白区の多い地域での候補者発掘を優先的に進めるため、重点実施地域を定める。

また、党男女共同参画委員会と協力し、女性候補者の別枠公募についても検討・実施するとしている。

鹿野副代表が政治改革本部長辞任、後任に羽田特別代表

党常任幹事会は5日、鹿野道彦・党政治改革本部長の辞任を承認するとともに、後任の本部長に羽田孜特別代表をあてることを決めた。鹿野副代表は親族企業との関係についてマスコミから問題を指摘されたことを受け、「党に迷惑をかけた」と辞表を提出していた。

横浜市長選で現職推薦せず~党常幹

党常任幹事会は5日、3月17日に告示、31日に投票が行われる横浜市長選挙について、現職の高秀秀信市長を党として推薦しないことを決定した。

党神奈川県総支部連合会は高秀市長の推薦を本部に申請していたが、都道府県知事・政令指定市長選挙に際しては原則として70歳以上、4選以上の候補者は推薦しないとの党本部の従来からの決定に沿って判断したもの。

[衆院本会議]4野党の農水相不信任決議案を否決

5日、衆議院本会議において、野党4党提案の武部農水相不信任決議案の採決が行われた。決議案は無所属議員からも賛成を集めたが、与党3党の反対多数で否決された。

採決に先立って、民主党の鮫島宗明議員が決議案の趣旨説明を行った。鮫島議員は、冒頭、NGO排除問題での外相、外務次官らの更迭、雪印事件での同社社長辞任などを引き合いに出しながら、「日本で、2000億円を超える大損害を生み出しながらも未だに居座り続けている人物が1人いる。それが武部農水相だ」と述べ、「いよいよ、けじめをつける日がきた」と“宣告”した。

続いて、1996年の肉骨粉使用禁止に関するWHO勧告を受けながら対応を行政指導にとどめたことに始まり、EUからの警告の拒否、最初の感染牛発見後の「焼却処分」というウソ、「もともと牛肉も内臓も安全」なる無責任発言、「感染源の究明は大きな問題か」など数々の暴言といった農水省の失策を挙げ、これらが消費者の不安を煽り、被害を拡大させてきたことを指摘。農水相がやめることは「十分条件でなく必要条件だ」と迫った。

最後に鮫島議員は、信頼できる食品安全行政の確立は与野党を越えた共通課題だと述べ、与党議員にも決議案への賛成を呼びかけた。

その後、採決が行われ、賛成186、反対276で決議案は否決された。

大橋巨泉前参院議員の離党届けを受理

党常任幹事会は5日、大橋巨泉前参院議員から提出されていた離党届を1月31日にさかのぼって受理することを決めた。《民主党ニュース》



2月5日 その日のできごと(何の日)