平成4704日目

2001/11/24

この日のできごと(何の日)

【アフガニスタン】タリバン兵1200人投降

アフガニスタンの反タリバン勢力「北部同盟」のアタモハマド将軍の補佐官は24日、共同通信に対し、北部クンドゥズで抵抗していたタリバン軍兵士が北部同盟軍への大規模な投降を始めたことを明らかにするとともに、クンドゥズは既に同盟軍によって攻略され、数千人規模のタリバン兵の多くは西方の山岳地帯に逃げたと言明した。

補佐官によると、同盟軍が市街に入る際に散発的な戦闘があったが、タリバン軍はその後、敗走を開始した。同盟軍が市内を完全に掌握しているかなど詳しい状況は不明。外国人義勇兵の大半は抵抗の構えを崩していないとの情報もあり、情勢は依然、流動的な部分を残しているもようだ。

北部同盟の在タジキスタン大使館筋は、タリバン兵約1200人が同日朝、投降したと述べている。また、同盟のナジム報道官は24日、北部マザリシャリフで共同通信の電話取材に答え、「25日にはタリバン兵全員が投降することになる」との見通しを示していた。

報道官によると、外国人義勇兵を含むタリバン兵や司令官約700人が24日投降、マザリシャリフまで移送された。ドスタム将軍らはマザリシャリフで投降の儀式を行った後、クンドゥズに飛び、残るタリバン兵との交渉を続けているという。

報道官はまた、外国人義勇兵について「拘束し、クンドゥズ明け渡し後にその処遇を決める」と述べ、投降後は捕虜として扱い、帰国は認めない考えを示した。《共同通信》

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【大相撲九州場所】14日目

大相撲九州場所14日目(24日・福岡国際センター)1敗の横綱武蔵丸が、ただ1人2敗で追っていた関脇栃東を寄り倒して13勝目を挙げ、千秋楽を待たずに7場所ぶり9度目の優勝を決めた。3敗となった栃東は敗れた際に右太ももを痛めた。大関対決は魁皇が武双山を豪快な右上手投げで破り、9勝目を挙げた。武双山も9勝5敗。

関脇琴光喜は大善を押し出して勝ち越した。10日目に武蔵丸を破った大善は負け越し。小結は朝青龍が隆乃若を突き出して白星を2けたに乗せたが、海鵬は5連敗で9敗目を喫した。十両は大碇が11勝目を挙げ、2度目の優勝を決めた。《共同通信》

【体操・全日本選手権】第2日

体操の全日本選手権第2日は24日、高知県立青少年センター体育館で男女の個人総合を行い、男子は北京ユニバーシアード2位の21歳、冨田洋之(順大)が55.600点で初優勝し、史上初の6連覇を狙った塚原直也(朝日生命)は2位に終わった。

女子はインターハイ、全日本ジュニアを制した東京・藤村女高1年の溝口絵里加(朝日生命ク)が35.087点で初優勝した。

冨田は平行棒でミスした以外は安定した演技で高得点を重ね、塚原の猛追を0.275点差で振り切った。溝口は3種目目で首位に立ち、NHK杯優勝の佐原礼香(リベラルク)を0.125点差で抑えた。昨年優勝の竹中美穂(東海テレビ東名ク)は10位だった。《共同通信》

【柔道・講道館杯】

男子柔道の講道館杯日本体重別選手権第1日は24日、東京・警視庁武道館で3階級を行い、90キロ級は斎藤制剛(旭化成)、73キロ級は弟の斎藤順道(平成管財)がともに初優勝した。

90キロ級の斎藤制は4回戦で世界選手権(7月・ミュンヘン)代表の飛塚雅俊(新日鉄)に払い腰で一本勝ちし、決勝では新鋭の矢崎雄大(明大)を判定で下した。

73キロ級の斎藤順は決勝でホープの高松正裕(筑波大)に判定勝ちした。60キロ級は内柴正人(旭化成)が初制覇した。《共同通信》

【J1・第2ステージ】最終節

Jリーグ第2ステージ最終節(24日・東京スタジアムほか=8試合)福岡が2−3でG大阪に敗れて年間順位15位となり、同16位のC大阪に続く2部(J2)降格が決まった。最終戦までJ1残留を争っていた東京VはF東京に1−0で勝ち、横浜Mも神戸と引き分け、残留を決めた。

福岡は1996年からJ1に昇格。6シーズン在籍した1部を守れなかった。来季は、福岡、C大阪に代わって、京都、仙台を加えて行われる。

既に第2ステージ優勝を決めている鹿島は1−4で広島に敗れ、13勝2敗の勝ち点36で日程を終えた。鹿島は、第1ステージ優勝の磐田と、年間王者の座をかけてチャンピオンシップ(12月2、8日)を戦う。

3位以下は市原、清水、名古屋、柏、G大阪、F東京、広島、浦和、札幌、12位は神戸、横浜M、東京Vの順位となっている。得点王は24得点のウィル(札幌)が初めて獲得した。《共同通信》

【日本水連】メダリストのプロ容認

日本水連は24日の理事会で、五輪と世界選手権のメダリストが肖像権を自由に使える規定を新たに作り、来年4月から実施することを決めた。一部のトップ選手という限定付きだが、テレビCM出演など自由な商業活動が可能になり、水泳界は初めて選手の全面的なプロ活動を容認した。

競泳のリレーとプールで争う短水路世界選手権のメダリストは適用外で、肖像権を自由に使いたい選手は、日本水連に申請し、承認を得る。その選手はプロとして活動するため、日本水連などからの強化費や合宿、遠征費の支援は基本的に打ち切られる。

日本水連は登録選手や役員の肖像権を日本オリンピック委員会(JOC)に一括して預け、JOCのマーケティング活動に協力してきた。そのため、選手らは自分の肖像権を自由に使えなかった。《共同通信》

【京福電鉄】2路線、3セクで存続

2度の正面衝突事故の後、廃線届を提出した京福電鉄の福井県内3路線(計59.2キロ)の存廃を論議する「京福越前線沿線市町村会議」が24日、開かれ、県と沿線市町村は越前本線と三国芦原線の2路線(計53キロ)を第3セクター化して存続させる方向で合意した。

知事と沿線の首長が参加した同会議で合意したため、2路線存続の可能性が高まった。今後、県や市町村議会で経費面などについて議論し、その審議結果を基に栗田幸雄知事が12月中に最終結論を出す予定。

同会議で県は、2路線を存続すると、開業後10年間の必要経費は約119億円掛かると試算。負担割合は県が約6割の約72億円、市町村が約4割の約47億円と提示した。

沿線市町村は、県が6割以上の負担をするようあらためて要望。栗田知事は「割合を見直すと合意方針が県議会を通過しにくい」と突っぱねたが「市町村の負担が軽くなるよう、今後国に働き掛ける」と約束した。

残る永平寺線については「大本山の永平寺があることも考慮、残すかバス転換するか引き続き検討する」と述べた。《北國新聞》

【田中真紀子外相】パキスタン外相と会談

パキスタン訪問中の田中真紀子外相は24日夕、イスラマバードでサッタル外相と会談した。田中外相は、来年1月に日米両国などが中心となって「アフガニスタン復興支援会議」の閣僚級会合を東京で開催することになったと説明した上で、今後もアフガン復興に取り組んでいきたいとの考えを表明した。《共同通信》



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