平成3875日目

1999/08/18

この日のできごと(何の日)

【自民党総裁選】小渕、加藤派が選対設置

9月の自民党総裁選に出馬表明した小渕恵三首相、加藤紘一前幹事長を擁する小渕、加藤両派は18日、それぞれ都内のホテルなどに選対本部を設置した。山崎派は13日に派閥事務所に設置済み。3派の選対本部の始動で、総裁選の選挙運動が本格的にスタートした。

18日夕、赤坂プリンスホテルで開かれた小渕派の選対本部開きには、綿貫民輔会長や橋本龍太郎前首相ら約60人が出席。この日から人間ドックに入った首相は姿を見せなかったが、本部長を務める綿貫氏が「正々堂々と勝利を得るために戦っていきたい」とあいさつ、気勢を上げた。

小渕派は来週にも首相の再選を支持する森、江藤・亀井、旧河本3派と河野グループとの合同選対本部を立ち上げる予定だ。

加藤は都内の派閥事務所に選対本部を設置。加藤氏は「国民に『大丈夫。この国はまだやれる』と自信をつけてもらえるメッセージを伝えることができれば、戦いをやったことの意味がある」と訴えた。

この日は所属国会議員、秘書ら100人余りが集合。選対本部長に就任した瓦力・元建設相は「新しい旗を立てた加藤候補に力を合わせて戦ってほしい」とげきを飛ばした。

山崎派の山崎拓会長は18日、訪問中のソウルで金大中韓国大統領と会談。北朝鮮のミサイル開発問題などを取り上げ、安全保障政策に強いところをアピールした。《共同通信》

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【J1】第2ステージ第3節

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第3節(18日・横浜国際総合競技場ほか= 7試合)京都サンガは後半26分にシーラスが挙げた得点でガンバ大阪に1−0の勝利。横浜F ・マリノスも後半に上野、柳相鉄がゴールし、浦和レッズを2−0で破った。京都と横浜は3連勝。清水エスパルスは鹿島アントラーズを2−0で下し、セレッソ大阪は黄善洪の延長Vゴールでジュビロ磐田に3−2で競り勝った。敗れた鹿島、磐田はともに3連敗。名古屋グランパスは柏レイソルを2−1で破り、ジェフ市原はバロンの特典なのでベルマーレ平塚を2−1で下した。ヴィッセル神戸はヴェルディ川崎に3−2で勝った。

【第81回全国高校野球選手権大会】第11日

第81回全国高校野球選手権大会第11日は18日、甲子園球場で3回戦4試合を行い、第4試合は滝川二(兵庫)がサヨナラ勝ち。桐生一(群馬)柏陵(千葉)樟南(鹿児島)に続いて準々決勝進出を決め、ベスト8が出そろった。

滝川二は同点で迎えた九回二死満塁から、中村公が一塁線を破るサヨナラ打を放って、粘る長崎日大(長崎)に3−2で勝ち、初の準々決勝進出を決めた。樟南はスクイズと青野の本塁打で挙げた2点を先発上野が守り切り、都城(宮崎)を2−1で下して5年ぶりのベスト8。桐生一は静岡(静岡)に4−3で競り勝ち、柏陵は旭川実(北北海道)に6−0と快勝。ともに初の8強入りを果たした。

【小渕恵三首相】人間ドック入り

小渕恵三首相は18日午前、健康チェックのため東京・本郷の順天堂医院の人間ドックに入った。静養を兼ねて20日まで2泊3日の予定で、9月の自民党総裁選に向け、万全を期す。

首相就任以来、金融国会や207日間に及んだ通常国会等激務が続き、上杉光弘官房副長官が緊急入院したこともあって「あらゆる検査を行って全身を徹底的にチェックする」(首相周辺)という。《共同通信》

【中国】初の性文化博物館

上海の繁華街、南京路に、中国ではじめての性文化博物館が今月末に開館することになり、18日、外国人記者団に事前公開された。社会主義中国は1990年代初めまで、ビキニ姿のポスターも禁じるほど性のタブーが強かったが、改革開放の波はこの領域にも及んできたようだ。

セックス2万人アンケートを発表し「中国のキンゼー」と呼ばれる劉達臨・上海大学教授(アジア性学連合会副主席)がデパートの投資を得て開設、館長を務めることになった。

劉館長は「性に関する文物は、エロ追放キャンペーンでしばしば廃棄されてきており、このような博物館は10年前には考えられなかった」と語った。社会学の重鎮で全国人民代表大会前常務副院長(国会副議長)の費孝通氏が「5000年の歴史の中で第一回の展示」と揮ごうを寄せた。

原始時代の雑婚乱交から一夫一婦制の確立に至る悠久の歴史と性にまつわる様々な営為と文化をたどる、というのが展示のテーマ。

生殖器崇拝を示す芸術作品や民具、男性の趣味を満たすため女性を苦しめた纏足を施すための器具、かつて栄えた娼館の遺物などが、デパート8階の1000平方メートルの館内に並ぶ。劉館長が周囲の無理解と白眼視に耐えて集めた品々だ。一部は横浜で展示したことがあるが、専門家の参観に限り、一般公開されなかったという。《共同通信》

【トルコ・イズミット地震】犠牲者4000人超える

トルコ北西部大地震は18日、約3500人の死亡が確認される一方、被災地では1万数千人が行方不明になっているもようだ。建物の倒壊現場等では捜索・救援活動が続けられており、日本など各国からの救助隊や機材も次々と到着した。

トルコ政府の危機管理センターによると、18日午後の集計で、死者は3479人、負傷者は1万6000人以上に上った。捜索活動が進むにつれ、さらに犠牲者は増えそうだ。

日本の国際援助隊の第一弾としてレスキューチーム20人が同日午後、イスタンブールに入った。同日中にフェリーで震源地イズミットに近いヤロバに向かう。

アナトリア通信によると、トルコのカンディリ気象台は同日、同地震の規模を当初のマグニチュード(M)6.8からM7.4へと修正した。

高村正彦外相は18日午後(日本時間同日夜)イラン訪問を終え、特別機でトルコのアンカラに入った。

19日に予定されるジェム外相らとの一連の会談で高村外相は、トルコ北西部での大地震被災者への救援など日本の支援を主要議題とする方針。政府を代表して大地震へのお見舞いを表明し、被災者の救援策として100万ドルの緊急支援を伝達。今後も日本政府が最大限の支援を行う方針を表明する。《共同通信》

トルコ北西部大地震は18日夜、死者が4000人を超え、トルコ史上、2番目の規模の地震災害となることが確実となった。被災地では約1万人が倒壊した建物のがれきの中に閉じ込められているとみられ、19日朝から本格的な捜索・救出活動が再開された。

捜索・救出活動はトルコ軍兵士数千人のほか、外国の災害救援隊の1000人余りが加わっている。しかし19日未明で発生から丸2日となるが、救出された生存者より、遺体の搬出数の方が多い状況だ。

米第六艦隊も18日、被災者救済のため2100人の海兵隊を乗せた3隻の艦船がイスタンブールに向かったと発表した。

トルコ政府の危機管理センターによると、日本時間19日正午までに確認された死者は4053人、負傷者は1万8000人以上となった。

震源地のイズミットは最も被害が大きく、2033人が死亡。イズミットでは市内のアイススケートのリンクが遺体の安置所になり、血染めのタオルや毛布に包まれた多くの遺体が続々収容されている。イズミットにあるトルコ最大の製油所では、空からの消化作業にもかかわらず、数基のタンクで火災が続いており、黒煙が噴き上げている。

アナトリア通信によると、マルマラ海の軍港都市でイズミットに近いギョルジュクでは、約5000人が依然、がれきの下敷きになっている。海岸沿いの遊歩道や壁が崩壊したため、海水が浸透している地区もあり、救出作業は難航しそうだ。

ギョルジュクの海軍基地では、建物のがれきの中から水兵ら113人が救出されたが、150人以上がまだ取り残されている。《共同通信》



8月18日 その日のできごと(何の日)