平成3513日目

1998/08/21

【民主党・菅直人代表】「分権連邦国家」を推進

菅直人民主党代表は21日、金沢市の同市観光会館で講演し、21世紀に向けた地方分権の在り方として「地方が自立した経済、文化圏を形成できる仕組みを考えたい」と述べ、同党の「分権連邦国家」構想を推進する意向をあらためて示した。

「分権連邦国家」構想は、民主党が今年4月の結党大会で打ち出した政権獲得後の五つの改革案の一つ。菅氏は講演の中で、経済、文化などが東京に一極集中している現状を批判した上で「各地域から有能な人材を輩出した江戸から明治にかけての国の構造を参考にしたい」と語った。

景気対策の柱の一つとなる金融改革については「一時的に金融機関がいくつか破たんする厳しい局面はあっても、やるべき手術は先送りせずに実施し、リハビリを経て健康な状態に戻すのが妥当だ」として、対策を急ぐ必要性を強調した。

菅氏は21日、衆院石川1区補選に立候補した民主党公認の新人奥田建候補の総決起集会に出席するため、金沢入りした。《北國新聞》



【第80回全国高校野球選手権大会】第16日

第80回全国高校野球選手権大会第16日は21日、甲子園球場で準決勝を行い、京都成章(京都)と横浜(東神奈川)が決勝に進んだ。京都成章は春夏を通じ初の決勝進出。史上5度目の春夏連覇を狙う横浜は、62回大会(1980年)の優勝以来、18年ぶり2度目の決勝戦となる。京都府勢の決勝進出は昨年の平安に続き2年連続12度目。神奈川県勢が決勝に進んだのは15年ぶり8度目。

京都成章・左腕古岡が毎回の14三振を奪う力投で、豊田大谷(東愛知)に6−1で快勝した。横浜は0−6で迎えた八回に4点を返し、九回に後藤の2点適時打で同点。さらに二死満塁から柴が中前適時打を放ち、明徳義塾(高知)に7−6でサヨナラ勝ちした。最終日の22日は、午後1時から決勝が行われる。《共同通信》

【和歌山毒物カレー事件】最後の患者が退院

4人の犠牲者と63人の患者を出した和歌山の毒物カレー事件で、ピーク時に44人だった入院患者は21日、全員が退院した。患者にとっては今後も通院での治療だけでなく、精神的なダメージや後遺症の不安を抱えた日々が続くが、25日に発生から1カ月になるのを前に、身体面では順調に回復している様子がうかがえる。《共同通信》

【 JA敦賀市】重油事故義援金で宴会

昨年1月に福井県沖で発生したナホトカ号重油流出事故で、全国の農協関係者から寄せられた義援金の配分を受けたJA敦賀市が、その一部40万円を幹部らの宴会費用に当て、あたかも重油回収作業に使ったかのように経理捜査していたことが21日分かった。同事故で義援金の不明朗な使い方が発覚したのは初めて。《福井新聞》

【小渕恵三首相】貸し渋り対策措置を指示

小渕恵三首相は21日の閣議で、中小企業などに対する金融機関の貸し渋り対策として(1)信用補完制度の拡充(2)政府関係金融機関の融資拡大、などの措置を取るよう関係閣僚に指示した。通産省など関係省庁は28日の閣議までに大綱として対応策をまとめる。

これを受け与謝野馨通産相は、閣議後の会見で「(現行の)25兆円の貸し渋り対策資金を40兆円を念頭に強化する」と述べ、中小企業金融公庫など政府系金融機関からの貸出枠を拡大する方針を明らかにした。《共同通信》

【宮澤喜一蔵相】財革法凍結を明言

宮澤喜一蔵相は21日の参院予算委員会で、積極財政の支障となっている財政構造改革法について「小渕恵三首相の指示で、既に凍結と政府の態度を決定している」と述べ、廃止ではなく凍結するとの方針を明確にした。自由党の星野朋市氏が「財革法見直しの方向をはっきりさせるべきだ」と迫ったのに答えた。

民主党の江田五月氏は「金融機関の不良債権に関する情報公開が必要だ」と指摘した。首相は「その方向性でなければならないが、より慎重に誤解されないようにしなければならない」と述べた。個別の実態公表には慎重な姿勢を表明したもので、速水優日銀総裁は金融機関の自己查定、自己開示に期待を示した。

金融監督庁の日野正晴長官は、来週から若手弁護士らを集めて金融機関の検査マニュアルを作成、12月末に公表する方針を明らかにした。《共同通信》



8月21日のできごと