平成1766日目

平成5年11月8日(月)

1993/11/08

【中日・落合博満内野手】自らFAを申請

フリーエージェント(FA)宣言した中日の落合博満内野手(39)は8日、東京都内のコミッショナー事務局を訪れ、FAの申請書を提出しFA宣言選手として公示された。

同選手はこの日朝、ラジオ出演した後、「FA宣言通知書」に記入、車ですぐの同事務局に赴き金井事務局長に手渡した。

前夜とは違って晴れ晴れとした表情の落合は「きのうは本当に緊張していた。これで一段落?そうだな」と話した。中日との交渉期限は27日までで、28日から他球団との交渉に入るが、巨人が獲得に熱心で、落合も巨人入りに前向きとみられ、早ければ今月末にも巨人入りが決まるもよう。

既にFA宣言している松永(阪神)、駒田(巨人)、石嶺(オリックス)の各選手は郵送で申請したが、落合博はこの日午後、中日の秋季キャンプ地の沖縄入り、10日には日韓野球で渡韓する日程のため、自ら手続きをしたものとみられる。《共同通信》



【プロ野球・横浜】高木豊内野手ら6選手に戦力外通告

横浜は8日、横浜市内のホテルで高木豊内野手(35)、屋鋪要外野手(34)、市川和正捕手(34)、山崎賢一外野手(31)、松本豊投手(30)、大門和彦投手(28)の6選手に対し、来季の戦力構想外であることを通告した。

1日には鴻野外野手ら5選手に解雇通告しており、この日と合わせ11人の大量解雇となった。

高木、屋敷両選手はフリーエージェント(FA)資格を保持しているが行使するかどうかは不明。山崎を除く5人は、来季もプレーを続ける強い希望を持っている。高木は13年間、屋敷は16年間在籍し、中心選手として活躍してきたが、チームの若返り策のため来季の戦力構想外になった。

会見した岡崎球団社長は「若返りに主眼を置いた解雇通告です。監督、フロントとじっくり時間をかけて検討した」と話した。大量解雇で余剰の出た資金でFA宣言している駒田(巨人)を獲得するための布陣では、という問いには「先のことは分からない」と言葉を濁した。《共同通信》

【大相撲九州場所】2日目

大相撲九州場所2日目(8日・福岡国際センター)横編昇進の懸かる大関貴ノ花はぎこちない動きで、小結琴の若の左上手投げに初黒星を喫した。他の横綱、大関は白星を重ねた。横綱曙は霧島を落ち着いて寄り切った。大関若ノ花はくせ者の智ノ花を寄りで退け、かど番大関の小錦も貴闘力を押し出した。関脇貴ノ浪は2連勝。琴錦と武蔵丸の両関脇は初白星を挙げた。《共同通信》

【東京六大学野球】早大、31度目V

東京六大学野球リーグ最終日は8日、神宮球場で慶大―早大3回戦を行い、早大が4―3で逆転勝ちし、7季ぶり31度目の優勝を決めた。早大は1−3で迎えた八回、仁志、浪岡のタイムリーなど、4安打で3点を奪って逆転した。早大は2勝1分けで勝ち点を4とし、通算8勝3敗2分けで、春秋連覇を狙った明大(8勝4敗1分け)を勝率で上回った。慶大は4位となった。首位打者は3割6分2厘で山下圭(慶大)と野村克則(明大)がともに初めて獲得した。《共同通信》

【新生党・小沢代表幹事】鹿島の献金は適法処理

新生党の小沢代表幹事は8日記者会見し、大手ゼネコン「鹿島」副社長のA容疑者から500万円の献金を受けていた問題について「領収書も発行され、使途も明らかとの報告を受けており、適法に処理されている」と述べ、政治資金規正法上問題のない政治献金であったとの見解を示した。

同時に「(金銭の)授受は直接私の手でやっていない」として、政治団体を通した献金であったことを強調した。しかし、献金を受けた政治団体名や数については「法的には中身まで要請されていない」と、現行の資金法では一団体につき100万円以下の献金は公開しなくてもいいことを理由に公表を拒否、不透明さが残った。

数年前から盆暮れに献金を受けていたとされることについては「定期的、恒常的な資金提供はない」と否定「私が資金提供を受けたのは鹿島からでA氏個人から受けたわけではない」と述べた。献金の趣旨について小沢氏は「職責に関して見返りが欲しい、との資金提供なら受けない」と政治活動資金ったことを強調、返還の意思のないことを明らかにした。

一方、総選挙で新生党候補者に公認料以外の資金提供があったと一部で報道されたことについては「(候補者に)確認したら、党から交付されたのは500万円の公認料のみだ」として、それ以外の提供を全面的に否定した。《共同通信》

【細川護熙首相】自民党・河野総裁にトップ会談を呼びかけ

政治改革推進協議会(民間政治臨調)主催の「政治改革の実現を求める緊急国民集会」が8日夜、都内のホテルで開かれ、細川首相と河野自民党総裁ら政府・連立与党と自民党のトップがそろい踏みした。

細川首相はあいさつの中で「いつまでも理念、哲学に固執するのではなく、譲るところは大胆に譲って現実的決断をすることが政治家に求められている時だ」と法案修正に柔軟な姿勢で臨む考えを強調。さらに河野氏に対し「遅くとも今週末までには和やかな白刃を交える真剣さの話し合いの場をつくってほしい」とトップ会談を12日にも実現するよう求めた。

これに対し河野氏は連立与党と自民党の修正折衝が9日から実質的な話し合いに入ることに触れ「この話し合いを見ながら、機が熟し条件が整えば喜んで首相にお目にかかる」と述べ、トップ会談にはなお時間が必要との認識を強調した。また、法案の修正についても河野氏は「十二分に話し合い、結論を導き出したい」と慎重な構えを崩さなかった。

集会には、羽田外相、武村官房長官、山花政治改革担当相、佐藤自治相ら閣僚のほか、共産党を除く超党派の衆参両院の国会議員約150人が出席。最後に今国会での法案成立のため、①与野党の改革派議員が党派を超えて団結する②細川首相と河野総裁のトップ会談を早急に実現し決着をつけるべきだなーどとする緊急アピールを採択して閉会した。《共同通信》

【自民党・河野洋平総裁】与野党折衝に期待

自民党の河野総裁は8日午後、静岡市で記者会見し、政治改革法案の修正問題をめぐる細川首相とのトップ会談の見通しについて「(市川公明党書記長と森自民党幹事長らを窓口とする)6人の会談が実質的に始まる前にトップ会談で決着をつけるなら、6人の会談はどんな意味を持つのか。私はここで結論が出ることを期待している」と述べ、当面は六者による折衝を見守る姿勢を強調し、トップ会談は時期尚早との考えを示唆した。

河野総裁は「これからの地方公聴会(で出る意見)に謙虚に耳を傾けるべきだ。選ばれる側だけの意見にならずに、選ぶ側の意見も尊重すべきだ」と公聴会重視の姿勢を打ち出した。また連立与党側が早期の衆院通過を主張していることに対し「自民党も意図的に遅らせる気はない。しかし、地方の声を聞いて合意を求める努力をすべきである」と、あくまで慎重に妥協点を探る考えを示した。《共同通信》



11月8日のできごと