平成1452日目

1992/12/29

この日のできごと(何の日)

【米国、ロシア】「START2」合意

米国とロシアの戦略的核弾頭を3分の1に削減する第2次戦略兵器削減条約(START2)をめぐるコズイレフ・ロシア外相とイーグルバーガー米国務長官の大詰めの交渉は29日午前、ジュネーブの米代表部での第3回会談の結果、米国のB1戦略爆撃機の規制問題などの対立点で妥協が成立、条約草案で合意に達した。

会談後、イーグルバーガー長官は、条約文書はブッシュ米、エリツィン・ロシア大統領が検討し、数日中に最終決定を下すと発表した。両大統領が条約草案に変更を求めれば、両国外相会談が再び行われる見通し。

しかし両大統領が草案を承認すれば、条約調印のための両国首脳会談が1月上旬にも開かれる見通しで、1991年7月に調印された米ソ戦略兵器削減条約(START)の削減幅を大幅に上回る米、ロシア両核超大国の初の包括的な核軍縮条約が実現することになる。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

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【連合・山岸会長】政策集団「シリウス」と意見交換

江田社民連代表が率いる超党派の政策集団「シリウス」(メンバー29人中社会党議員23人)は29日午後、連合の山岸会長を招いて都内の事務所で会合を開き、社会党の田辺委員長の後任委員長選挙への対応について意見交換した。

その結果、あくまで選挙を実施するため、候補一本化の流れとなっている山花書記長以外にも候補を擁立すべきだとの認識で一致した。《共同通信》

【宮澤喜一首相】冬休み入り

政権担当2年目の正月を迎える宮澤首相は、29日午後、静養のため都内を離れ、例年通り静岡県伊豆のホテルへ向かった。各閣僚も来年度予算編成を終え、それぞれ思い思いの冬休みに入った。

首相は、30、31の両日、友人と年末恒例のゴルフを楽しみ、元日にはいったん帰京、「新年祝賀の儀」に出席。この後、首相公邸での新年会に臨み、今度は庸子夫人と熱海の別荘で3日まで静養。4日には伊勢神宮に参拝する予定だ。「(静養先でも)時間がないんだな。旅行に行く勉強で」。記者団にこう語る。首相、頭の中は11日からの東南アジア諸国連合(ASEAN)訪問と、帰国後に待ち受ける通常国会への対応などで一杯の様子だ。

河野洋平官房長官は、年末から年始にかけて神奈川県平塚市の自宅と都内のホテルを往復しながらじっくり充電。2日には恒例の箱根駅伝を観戦するが、それ以外は予定を組まず「待機姿勢をとる」という。

主要閣僚では、渡辺美智雑外相は、年末の2、3日は東京を離れて静養する。この後は地元栃木と都内を行ったり来たりの相変わらず忙しい日程だ。「人が休むときは休む」という後藤田正晴法相は、年末は夫人と共に熱海のホテルでのんびり。年始は都内の自宅に戻るが、あいさつ回りや客の応対はせず過ごす。

コメ問題を抱えた田名部匡省農相の正月は、東京の議員宿舎にとどまり資料整理や読書。頭の痛い越年となりそうだ。一方、予算案を仕上げ、やはりほっと一息の林義郎蔵相は、年末年始、都内の議員宿舎で骨休め。また、森喜朗通産相は、11日からの欧州共同体(EC)諸国訪問を控え、正月は東京で勉強の日々となりそう。《読売新聞》



12月29日 その日のできごと(何の日)