平成1134日目

1992/02/15

この日のできごと(何の日)

【鈴木善幸元首相】証人喚問を拒否

共和リゾート汚職事件などに関連する証人喚問問題で空転を続ける国会は15日、自民、社会、公明、民社4党が国対委員長会談を開き打開を図ったが、歩み寄りはみられず、決着は週明けの17日以降に持ち越された。

自民党は15日の折衝で塩崎潤元総務庁長官の証人喚問については正式に受諾した。しかし焦点である鈴木善幸元首相の参考人招致に関しては、元首相が拒否の姿勢をなお崩さず、実現のめどが立っていない。《共同通信》

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【アルベールビル五輪】第8日

第16回冬季オリンピック・アルベールビル大会第8日の15日、スピードスケートの男子500メートルで日本勢が一挙に銀、銅メダルを獲得する快挙を演じた。日本のスケート陣が同一レースで複数のメダルを取ったのは冬季五輪史上初めて。

小雨の中で行われたレースでエース黒岩敏幸選手(ミサワホーム)は37秒18で2位。20歳の若手、井上純一選手(日大)も37秒26で3位に食い込んだ。優勝したウーベイエンス・マイ選手の37秒14にはわずかに及ばなかったものの、2人は世界トップクラスの実力を晴れの舞台で示した。《共同通信》

【社会党・田辺誠委員長】国会運営で柔軟対応の用意

社会党の田辺委員長は15日、「躍進の集い」出席のため訪れた茨城県勝田市で記者会見し、共和汚職事件の証人喚問・参考人招致を求めていく考えを強調する一方で、「少数の野党が100%の要求を通すことができないことは、重々、承知している。証人喚問は再来週で、国会は早くても週明けの火曜日から再開ではないか」と述べ、早ければ18日にも予算委員会審議が再開され、24日以降に証人喚問が行われるとの見通しを示した。

これに関連し、田辺氏は「予算も見直しを進め、早い時期に成立させたい。ある程度のところまでいけば、事態の打開を図りたい」と述べ、今後の国会運営で柔軟に対応する用意のあることを明らかにした。

さらに、衆院解散の見通しについては「宮澤政権の基盤が揺らいでいる。個人的にはこれまで(解散の可能性は)2、3%と考えていたが、少なくとも10%台を超えたのは間違いない」として、衆院解散、総選挙の可能性が高まったとの認識を示した。また、政治腐敗防止のための法整備については、汚職事件で有罪となった者の公民権停止や立候補制限などに絞りながら、他党との調整を図っていくことを強調した。《読売新聞》



2月15日 その日のできごと(何の日)