カテゴリー: 平成5(1993)年

  • 1993 平成5年1月10日(日) 中曽根康弘元首相「支持率低迷なら宮澤首相の再選は困難」

    平成1464日目

    1993/01/10

    この日のできごと(何の日)

    【中曽根康弘元首相】支持率低迷なら宮澤首相の再選は困難

    中曽根元首相は10日、民放テレビ番組に出演し、今年9月で自民党総裁任期が切れる宮澤首相の再選の可能性について「首相が国民にどの程度支持されているかという、その時の情勢で判断すべきだ。国民の支持率が10%台で再選して国民が喜ぶかどうか」と述べ、内閣支持率が現在のように低迷したままでは再選は難しいとの見方を示した。

    また衆院解散、総選挙の時期について「景気の回復には時間がかかるので、総選挙はなるたけ延ばした方がいい。来年の1月ぐらいが一番いい」と述べた。

    政界再編に関して中曽根氏は「決め手は社会党の分裂だ。日米安保条約、自衛隊、原発を認める人と認めない人がはっきり分かれれば、がたがたと政界再編はいくだろう」と指摘。「中間左派出身の山花氏では(政界再編は)できない。もうひと変わりする必要がある」と述べ、山花次期社会党委員長の下での政界再編はないとの見通しを示した。

    さらに中曽根氏は「政治資金をきれいにするとか、小選挙区を検討するのは小さな政治だ。国連憲章や憲法が基底にある大型の政治、55年体制に代わる平成の再編をやらなければならない」と強調し「二大政党とか、政権交代を可能にするために小選挙区制をやるというなら首相公選をやった方が早い」と述べた。《共同通信》


    【NHK大河ドラマ・琉球の風 DRAGON SPIRIT】放送開始


    https://www.nhk.or.jp

    【全日本フィギュア】新女王に佐藤有香選手

    世界選手権代表最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの第61回全日本選手権最終日は10日、名古屋市総合体育館アイスアリーナで3種目の自由演技を行い、男子は鍵山正和(愛知工大)が3連勝、女子は佐藤有香(法大)が初優勝した。

    佐藤は父の信夫さん、母の久美子さん(旧姓大川)の両親がともに元全日本チャンピオンで、親子二代の全日本制覇を果たした。テクニカルプログラム(TP)1位の佐藤は、ジャンプで二度転倒したものの自由でも1位となり順位点1.5の完勝。2位には八木沼純子(早大)が入り、世界ジュニア選手権を制した小岩井久美子(東海ク)は3位だった。

    男子の鍵山は質の高い演技内容でTPに続いて自由でも1位を占めた。2位には自由で2位に入った小山朋昭(日大)が食い込んだ。《共同通信》

    【大相撲初場所】初日

    大相撲初場所初日(10日・両国国技館)天皇、皇后両陛下が観戦される中、先場所優勝し横綱昇進を狙う大関曙と、史上最年少大関昇進がラストチャンスの関脇貴花田はともに勝って好スタートを切った。曙は小結に返り咲いた隆三杉を一方的に突き出した。貴花田は寺尾を熱戦の末、押し出しで破った。しかし大関を目指すもう一人の関協琴錦は、久島海の右小手投げに敗れた。

    5度目のかど番となった大関小錦は、落ち着いた取り口で若花田に快勝したが、上位のハワイトリオの中で関脇武蔵丸は安芸ノ島の上手出し投げに屈した。新小結の大翔鳳は巴富士を押し出して初日を白星で飾った。

    天皇、皇后両陛下は10日、東京・両国国技館で大相撲初場所初日の中入り後の取組を観戦された。説明役の出羽海理事長によると、水戸泉のけがの具合や若手の成長株はだれかなどを理事長に尋ねられたという。皇太子さまの婚約内定の件に関して同理事長は「今の段階で“おめでとうございます”などと申し上げても答えに困られるのでは、と思い何も触れなかった」と話した。両陛下は観客からの「お一めでとうございます」の声ににこやかにこたえながら国技館をあとにされた。《共同通信》

    【英サンデー・タイムズ】小和田雅子さんを紹介

    10日付の英サンデー・タイムズは皇太子殿下との婚約が内定した小和田雅子さんの横顔を特大の顔写真付きで掲載、その中で殿下にまったくふさわしい結婚相手であると紹介した。

    同紙はあれほど仕事に打ち込んでいた雅子さんが、外交官としての地位を捨て結婚に踏み切った背景には日本の歴史を変え、新しい日本をつくるという可能性に自分の新しい役割を見ているのかもしれないと独自の見方を伝えている。《共同通信》

    【カンボジアPKO】自衛隊員、遺跡巡りで正月休暇

    国連平和維持活動(PKO)に参加している自衛隊一の施設部隊員らは今やっと交代で遅い「正月休暇」を楽しんでいる。日本から家族を呼び、カンボジア国外へ旅行する隊員らもいる中、独身の若い隊員らは10日、国内旅行の一番人気、アンコールワット遺跡などを訪れた。

    「タケオ基地から一歩も出ない人もいるんですが、せっかくだから来てみました。壁画の仏像などを見ている。と、同じ仏教徒だから、何か心にジンときますね」と後藤弘二・三曹らはつかの間の休日を楽しんでいた。《共同通信》

    【自民党羽田派・羽田代表】首相再選は是々非々で

    自民党羽田派の羽田代表は10日夕、三重県四日市市内で記者会見し、宮澤首相の再選問題に対して「政治改革をきちんと進めている限り、理解を示す。(しかし)そういったものがみえないと、大きなやま場では(首相の出方を)見極めた上で是々非々で臨むのが当然だ」と述べた。

    宮澤首相に対しては既に、渡辺外相や三塚自民党政調会長が政治改革の遂行を条件に再選を容認する姿勢を示しているが、羽田氏は「是々非々」を強調することにより一線を画したものとみられる。

    新党結成論や政界再編論に関連して羽田氏は「野党は単純小選挙区制は駄目だと言っているが、今のままの政党では先細りになるというのであれば選挙制度を変え、政界再編をしようという動きが出てくる。総選挙までの間にそういう気運が高まってくるかなと思う」と述べ、当面、自民党内で選挙制改革実現に全力を尽くすとしながらも、次の総選挙前後には政界再編の条件が整ってくる可能性を指摘した。

    羽田氏は「政界再編をやっても選挙制度が変わらなければ政治そのものは変わらない」と指摘し、新党結成などの政界再編は選挙制度改革が前提となるとの考えも強調した。《共同通信》

  • 1993 平成5年1月9日(土) ミャンマー、民政移管へ始動

    平成1463日目

    1993/01/09

    この日のできごと(何の日)

    【ミャンマー】民政移管へ始動

    軍一政が続くミャンマーの首都ヤンゴンで、新憲法制定に向けた国民会議が9日開かれ、民政移管に向けて動き出した。しかし軍事政権側は、新憲法に軍の主導的役割を盛り込むよう強く求めており、実質的な民政移管が実現するかどうか国民の間では疑問の声も出ている。

    国民会議は1988年の軍事クーデターで実権を握った軍事政権の中核、国家法秩序回復評議会(SLORC)が新憲法制定後に民政移管をするとの約束に基づき、まず新憲法の綱領理念を決めるために昨年4月に開催が決まった。

    この日、ヤンゴンの旧大統領官邸の会議場で開かれた国民会議には702人の代議員のうち699人が出席した。代議員は政府関係者のほか、国民民主連盟(NLD)などの野党を含む政党、少数民族、農民、労働者など8グループで構成。

    国民会議開催委員会のミョン・ニュン委員長(陸軍少将、SLORCメンバー)は開会の演説で、新憲法の綱領理念として、国家統一の維持、複数政党制の導入など5項目のほかに、軍の政治における主導的役割を指針として示し、これは新憲法に必ず規定されるべきだと述べた。

    これに対し、NLDの一部国会議員には強く反発する声もあるといわれる。また少数民族代表は自治権の拡大を要求する構えだ。

    国民会議は8分科会に分かれ、1カ月以上の討議の上、新憲法理念を決め、続いて憲法を起草した後で、民政移管のための総選挙が実施されるとみられる。《共同通信》


    【皇太子殿下】結婚の儀は6月3日を軸に調整

    婚約が内定した皇太子さま(32)と小和田雅子さん(29)の結婚の儀の日取りについて宮内庁は9日までに、6月3日を軸に日程調整を始めた。今月19日の皇室会議で婚約が正式に決まった後、最終的な詰めの作業に入る方針。《共同通信》

    【第45回社会人ラグビー】

    ラグビーの第45回全国社会人大会最終日は9日、東京・秩父宮ラグビー場で決勝を行い、神戸製鋼が20−19で東芝府中を退け、5年連続5度目の社会人日本一に輝いた。神鋼の5連覇は新日鉄釜石の7連覇に次ぐ史上2位の記録。

    神鋼は個人技の差を発揮。PGで先行した後の前半32分、密集の連取から左オープンでWTB富岡剛がトライし、5分後にも富岡剛がトライ。後半26分には1点差に詰め寄られたが、その後の東芝の反撃を厳しい防御で抑えた。これで国内公式戦(関西社会人リーグ、全国社会人大会、日本選手権)の連勝は8に伸びた。神鋼は15日の日本選手権(東京・国立競技塊)で大学選手権優勝の法大と初顔合わせで日本一を争う。《共同通信》

    【巨人・斎藤雅樹投手】契約更改

    巨人の斎藤雅樹投手は9日、東京・内神田の球団事務所で二度目の契約交渉に臨み、4200万円増の日本人投手としては最高年俸の1億1800万円で今季の契約を結んだ。これまでのトップは野茂(近鉄)の1億1600万円。2億5000万円の落合博満(中日)をはじめ日本人選手の1億円以上のプレーヤーは18人となった。

    昨季17勝で3度目の最多勝投手に輝いた斎藤は、約2時間の交渉の末に前回より1800万円の上積みを引き出した。「最初から1億2000万が希望だったので野茂君の金額は意識しなかったし、交渉では“イチニー、イチニー”と言い続けた。タイトルとこの4年間で68勝したのを評価し直してもらえた」とほぼ要求通りの年俸を勝ち取り満足そうだった。

    プロ入り10シーズンをかけて日本人投手の頂点に立った感想を「これからはもっと頑張らなくては、と思う。入団したときが300万円ですから40倍。すごいすね」と話した。

    これで巨人の未更改は9840万円から約1000万円のダウン提示を受けて保留し、12日に交渉予定の桑田だけとなった。(金額は推定)《共同通信》

    【連合・山岸会長】自衛隊「合憲・違憲の明確化を」

    連合の山岸会長は9日午前、NHK討論番組の録画撮りに出演し、山花社会党次期委員長に対し「自衛隊の憲法上の扱いを棚上げされては困る」と述べ、社会党が基本政策見直しに当たり、自衛隊合憲・違憲の見解を明確化するよう求めた。

    連合は5月中旬に政策方針協議を行い、懸案の自衛隊をめぐる憲法判断についても結論を出すことにしており、山岸会長は「山花氏は合憲・違憲を棚上げにする一方で『自衛隊の現状は違憲だ』と強調し過ぎる。連合が合意形成しようとしている時にやりにくい」と強調した。

    また、山花氏が憲法問題について「創憲」を提唱していることに関連して、山岸氏は「憲法の基本精神は生かしつつ、将来に向けて論議することがあり得てもよい」と述べ、改憲論議を拒まない考えを表明した。ただ当面の対応としては「憲法と現実との関係が不明確なところは安全保障、政治腐敗防止、環境、国民投票などの基本法でカバーすべきだ」との見解を示した。《共同通信》

  • 1993 平成5年1月8日(金) 小和田雅子さん、婚約内定報道後初の外出

    平成1462日目

    1993/01/08

    この日のできごと(何の日)

    【小和田雅子さん】皇太子殿下との婚約内定報道後初の外出

    皇太子さまとのご婚約が内定した小和田雅子さん(29)は8日午前、内定報道後初めて外出、母親の優美子さん(54)とともに、東京・内幸町の帝国ホテルを訪れ、皇室会議など公式写真用の撮影をした。

    ホテル側の説明によると、撮影はカメラマン1人と助手4人で行われ、約1時間にわたってポートレートを数ポーズ撮った。雅子さんは終始にこやかで幸せそうな表情だったという。

    ホテルスタッフから贈られた花束を抱え、優美子さんを残して一人で午前11時すぎ、ハイヤーで自宅へ戻った。《共同通信》

    皇太子妃に内定した小和田雅子さん(29)について、警視庁警備部は8日、皇室担当の警衛課による警護態勢をスタートさせた。自宅周辺は所轄の碑文谷署が、外出先は警衛課の女性SPが中心になって、身辺警護に万全を期す。 警視庁は6日夜に婚約の内定が明らかになってから碑文谷員のほか、機動隊からも応援して約70人で自宅周辺の警備を実施、雅子さんが都内のホテルでの写真撮影のため初めて外出した8日は女性SPが付き添い、警備車両2台で警戒に当たった。 同部では「急な話で皇室会議の前でもあり、今後どのような態勢を取るかは検討中」としているが当面、女性5人を含むSP10人程度でチームを組み、身辺警護に当たる。 小和田さんの自宅警備には、外務省事務次官である父親の恒さんが国連平和維持活動(PKO)や天皇訪中問題でデロ、ゲリラの対象になることを考慮して、昨年8月から自宅前に警戒ボックスを設置、24時間態勢の警備を続けている。碑文谷署は「状況に応じて人員の増減は考えていきたい」としているが、ロイヤルカップルの誕生で小和田さんの自宅が名所になりつつあり、気の抜けない日々が続きそうだ。

    婚約が内定したばかりの皇太子さまは8日、東京・元赤坂の赤坂御用地内で過ごし、テレビのニュースで小和田雅子さんの外出の様子をご覧になった。 側近の東宮大夫によると皇太子さまは、午前中は住まいの東宮仮御所で新聞などに目を通され、昼のテレビニュースで写真撮影に出掛けた雅子さんと“対面”。午後は御用地内を約10キロジョギングされたという。《共同通信》


    【TBS系連続ドラマ・高校教師】放送開始

    【第71回高校サッカー】

    第71回全国高校サッカー選手権最終日は8日、東京・国立競技場に約4万5000の観衆を集めて国見(長崎)—山城(京都)の決勝を行い、国見が2-0で勝ち、2年ぶり3度目の優勝を飾った。

    国見は、前半3分、右へ切れ込んだ田尻からのボールを井上が相手DFと競りながらも決めて先制。後半13分には三浦の鮮やかな左足シュートで山城を突き放した。山城は守りを固めて速攻を狙ったが、国見の最終ラインを崩すことができなかった。《共同通信》

    【松井秀喜山口町後援会】発会式

    巨人に入団した松井秀喜選手の「松井秀喜山口町後援会」の発会式と壮行会が8日夜、石川県根上町山口町の山口町会館で開かれた。松井選手の地元である山口町の有志が大舞台へ飛び立つ若武者を力強く激励した。

    壮行会には松井選手と父、昌雄さん(50)、立母さえ子さん(42)が出席し、後援会員91人のほか近くの住民ら合わせて約120人が集まった。吉本心義後援会会長が「プロ球界を背負う選手目指して、チャレンジ精神で頑張って下さい」と励まし、山西信男町内会長らがあいさつした。根上町出身の森通産相から届いた一「巨人の星から球界の星になるよう期待します」というメッセージも披露された。

    山口保育園の村中穂高君(3つ)と北風美里ちゃん(5つ) が花束を手渡し、これにこたえて、松井選手が「一日も早く皆さんの前にテレビを通して出られるよう頑張りたい」とお礼の言葉と決意を述べた。このあと、松井選手が小学生のころ所属していた根上少年野球クラブの児童6人が替え歌で作った応援歌を贈った。

    松井選手は14日に川崎市内の巨人の寮に入る。《北國新聞》

    【宮澤喜一首相】「政治改革の先頭に立つ」

    自民党は8日午前、党本部で「政治改革推進本部」の初会合を開いた。本部長の宮澤首相も出席し、「政治改革を何とか実現するためにせんえつながら先頭に立ち、挙党態勢をとる必要があると考えた。国民の信頼を回復し、未来に対応できる新しい政治体制を作り直すことが、今日の政治の最大課題であり、全力を挙げたい」と、衆院への単純小選挙区制導入を柱とする抜本的な政治改革実現に強い決意を表明した。梶山幹事長も「わが党が(政治改革論議を)リードできる態勢をつくり不退転の決意で取り組みたい」と強調した。

    推進本部は単純小選挙区制の導入をまとめたこれまでの政治改革本部を引き継ぎ、選挙制度と政治資金制度改革に伴う法案化作業に加え、党改革実現が大きな課題。このため、副本部長に梶山氏ら四役のほか、各派閥から領袖クラスを据えて挙党態勢で臨むなど、大幅な組織強化を図った。

    推進本部では今後週二回くらいのペースで会合を開き3月末をめどに法案化作業を終え、来年度予算の成立直後に法案提出する方針だが、党内には依然として単純小選挙区制に反対する声が強く、順調に法案として党議決定できるかどうかは不透明。さらに野党は小選挙区制に真っ向から反対する姿勢を変えておらず、自民党案通り単純小選挙区制が導入されるのは厳しい見通しとなっている。

    宮澤首相は8日の閣議で、11日から18日まで東南アジア諸国連合(ASEAN)四カ国を訪問する間の臨時代理に後藤田法相を指名した。首相の臨時代理は副総理である渡辺外相が務めるのが通例だが、今回は外相も11日から訪欧予定のため、法相を指名した。また外相ら首相以外に海外出張する4閣僚の臨時代理を次の通り指名した。訪問先はいずれも欧州。 渡辺外相=河野官房長官▷森通産相=村田自治相▷船田経企庁長官=林蔵相▷中島科技庁長官=中村建設相《共同通信》

    【自民党羽田派・羽田代表】総選挙前後に新党も

    自民党羽田派の羽田代表は8日午後、連合の山岸会長を都内の連合本部に訪ね約40分間会談した。この中で羽田氏は「直ちに自民党を割るような拙速の考えはなく、第二の新自由クラブの道は取らないが、例えば次期総選挙前後ということもあり得る」と述べ、状況によっては自民党を割り、新党結成を模索する可能性を示唆した。

    山岸氏は「(羽田派の実質的オーナーの)小沢元幹事長はタカ派のイメージが強く、徴兵制まで考えているとの説もある。羽田派とは敵対関係だと断定する気はないが、具体的政策を示してはどうか」と述べた。

    羽田氏が政治改革について「中選挙区制は根本的に見直すべきだ」と強調したのに対し、山岸氏は「中選挙区制が駄目だとの考えでは一致するが、問題は対案だ。与党とは意見が違う」と答え、羽田氏は「取りあえず(自民党は単純小選挙区制案を)出しているが、国民的合意のために弾力的に話し合う」と応じた。また羽田氏はコメ問題について「派内で議論しても、まとまらない」と述べた。

    自民党の派閥領袖が労働界首脳を公式に訪問したのは初めてで、山岸氏は会談後、「自民党も変わったという実感を持つ」と感想を述べた。《共同通信》

    【社会党・山花書記長】ご結婚日程と国会攻防は別

    社会党の次期委員長に決まった山花書記長は8日午後、国会内で記者会見し、皇太子さまの結婚の儀が5月の見通しとなったことに関連して「日程がどう具体化されるかと、国会の与野党攻防とは別のものとして臨みたい」と述べ、通常国会での佐川急便事件追及の姿勢がご結婚日程に影響されることはないとの考えを強調した。さらに「自民党も政治利用は毛頭考えていないと思う」とけん制した。

    山花氏は「通常国会のテーマとして、政界再編の流れの中での政治改革がある。(自民党羽田派代表の)羽田氏は政治改革に見識を持っている」との見方を示し、19日の臨時党大会での委員長就任後、羽田氏と政治改革を中心に意見交換したい考えを表明した。社会党委員長が自民党の派閥領袖と表立って会うのはあまり例がないが、山花氏は「あまり遠慮しないで、いいことについてはだれとでも話したい」と党外との幅広い接触に意欲を示した。《共同通信》

    【田中角栄元首相】郷里で新年会

    田中元首相が8日午後、会長を務める新潟県長岡市の越後交通本社で、かつての支援者ら約500人を集めて新年会を開いた。元首相の地元での新年会は、昭和60年2月に脳こうそくで倒れて以来初めて。

    田中元首相は7日に長女の真紀子さん、夫の田中直紀前代議士とともに帰郷。7日は同県西山町の実家で家族だけで過ごした。

    新年会には旧越山会役員、県議、町村長らがあいさつに訪れ、会場となった会長室前には長い列ができた。

    出席者によると、元首相は涙ぐみながら一人一人と握手し「ご苦労。ありがとう」と声を掛けた。言葉は片言ながら、以前より明りょうになっていたという。久々の新年会に、一部には「孫の雄一郎さん(慶応大四年)を後継者として、動き出すサインか」との憶測もあったが、直紀氏は「そういう話を家族でしたことはないし、本人が政治に興味があるかどうか分からない」としている。《共同通信》

    【イラク】ミサイルを移動

    米ホワイトハウスは8日、イラクが飛行禁止空域の北線32度線以南に配備していた地対空ミサイルを大幅に移動している、との声明を発表した。声明は武力行使も辞さないとずる米国、英国など4カ国の最後通告が設けた期限の米東部時間同日午後5時15分(日本時間9日午前7時15分)の直前に出された。

    声明は、移動したミサイルの配備位置がはっきりせず、最後通告の要求に完全に従ったものかどうかを引き続き監視すると述べている。しかしイラクのミサイル移動が確認されたことで、限定的軍事衝突の危険は大きく低下した。

    米政府当局者によると、ミサイルの移動は7日から始まり、8日はさらに活発な動きとなったという。ただ天候が悪く、上空に雲があり正確な動きを把握できない上、どこか他の場所に隠そうとしている可能性もあり、イラクが最後通告の前に引き下がったかどうか結論付けられないという。

    米国と湾岸戦争同盟国は飛行禁止空域内へのミサイル移動は国連決議違反だとして米東部時間6日タ、48時間以内の撤去を求める最後通告を出した。《共同通信》

  • 1993 平成5年1月7日(木) 宮澤喜一首相、皇太子妃決定「おめでたい」

    平成1461日目

    1993/01/07

    この日のできごと(何の日)

    【宮澤喜一首相】皇太子妃決定「おめでたい」

    宮澤首相は7日朝、首相官邸で記者団から皇太子妃決定の感想を求められると時折顔をほころばせながら「誠におめでたいことで喜ばしい限りです」と語った。首相は前日、米ワシントン・ポスト紙が「雅子さんがお妃に決まった、と報じたのを受けて記者から確認を求められた時は皇室会議での正式決定前とあって「知らないな」ととぼけてみせたが、この日は大々的に報じられた後だけに幾分、気を緩めた様子。

    しかし皇室会議の議長を務める立場上、「大事なことですから、皇室会議の正式な決定の後に正式に申し上げたいと思っています」と相変わらずの慎重さを見せていた。《共同通信》

    宮内庁は7日、皇太子さま(32)と小和田雅子さん(29)の婚約内定を受け、19日に開かれる皇室会議での「資料の作成など、急ピッチで準備作業を進めた。この会議でお二人のご婚約が正式決定し、皇居での「結婚の儀」は早ければ5月にも行われる見通しだ。宮澤首相は7日午前、皇室会議の日程について「19日より早いと私が(外遊中で)いません」と述べ、開催日に変更のないことを示唆した。

    宮内庁などによると、4月には両陛下の沖縄訪問、6月には欧州訪問が予定されている。また秋では皇室会議からの期間が長過ぎるなどの理由から、5月後半をめどに日程の調整を急いでいる。このため、一般の結納に当たる「納采
    の儀」などの関連儀式や、雅子さんの「お妃教育」もこれまでの慣例にとらわれ、ず、短期間に行うことを検討している。

    一方、東京都目黒区の小和田邸では7日も早朝から。多数の報道陣が玄関前に詰め掛け、慌ただしい空気に包まれた。雅子さんは風邪気味ということで姿を現さなかったが午後等0時半すぎ、外務省職員を通じ「皇室会議もあり、今はあれこれ申し述べることは適切ではないと考えます」とのコメントを明らかにした。

    この日は昭和天皇の命日に当たり、皇太子さまは午前、東宮仮御所を出て皇居に向かい、両陛下や他の皇族方とともに「昭和天皇祭皇霊殿の儀」に出席された。《共同通信》


    【小和田雅子さん】お妃報道に笑み

    小和田雅子さんは6、7の両日、終日自宅に閉じこもっているが、小和田さん宅を訪れた関係者によるとお妃報道のテレビ番組を見て笑い声を上げるなどくつろいだ表情を見せている。

    雅子さんは7日朝訪れた外務省職員に「寒い中、ご苦労さまです。プレスのかたがたも寒い中を来ていただいて申し訳ない」と心遣いを見せ、お妃内定のテレビの特別番組で、学校時代の友人や評論家たちが最大級の言葉で、雅子さんをほめ上げると、しきりに照れていた。スキー場の写真が画面に出ると、恥ずかしさからか、大きな声で笑っていたという。また、外務省職員が小用の際、トイレの前まで案内し「少し待ってください」と中を片付けた。

    関係者は「午前中は風邪の影響もあってか、おとなしい感じを受けたが、お昼ごろからは元気になったようだ」と話すとともに、「非常に礼儀正しく女性的な人で感動した」と語っている。《共同通信》

    【第72回高校ラグビー】

    第72回全国高校ラグビー大会最終日は7日、東大阪市の花園ラグビー場で決勝を行い、伏見工(京都)が15-10で二連覇を狙った啓光学園(大阪第三)を破り、第60回大会(1980-81年)以来二度目の優勝を果たした。

    第60回大会以来の京阪決戦となった試合は、両チームが持ち味を生かした攻撃を展開。前半は、先制トライを許した啓光学園が終了間際にモール攻撃から溝畑がトライ(ゴール)して10-5とリードした。しかし、伏見工は後半5分にPGで2点差に迫り、13分には安達が40メートルの独走トライ(ゴール)を決めて逆転。15分過ぎからの相手の猛攻を堅守でしのいで逃げ切った。啓光学園の公式戦連勝は「41」(2分け挟む)でストップした。《共同通信》

    【MLB】

    米大リーグのセシル・フィルダー一塁手(タイガース)は7日、同球団と総額3600万ドル(約45億円)の5年延長契約を結んだ。平均年俸720万ドル(約9億円)は、昨年12月ジャイアンツと同729万ドルで契約したバリー・ボンズに次ぐ史上2位の高給。

    フィルダーは1989年に日本の阪神でプレーした後、大リーグ復帰。90、91年と本塁打、打点の二冠王、92年にもア・リーグではベーブ・ルース(レッドソックスーヤンキース)以来71年ぶりという三年連続の打点王に輝いた。《共同通信》

    【社会党・山花書記長】連立政権樹立目指す

    社会党の次期委員長に決まった山花書記長は7日、共同通信社のインタビューに応じ、同党の「緊急改革政権」構想に関連して、自民党の衆院単純小選挙区制案に対抗する選挙制度改革を軸に「改革・リベラル派」を結集した連立政権樹立を目指す考えを表明した。

    新執行部づくりの手順については「今週いっぱいは党内のいろいろな人の知恵を借り、来週早々にも本格的な検討に入る」と、党内各派の意見も参考にしながら、早ければ11日にも新書記長など主要ポストを内定したい考えを明らかにした。

    山花氏が打ち出した、自衛隊の憲法判断棚上げや「創憲」という考え方に触れた中では「憲法とらえ直しの中で護憲派の立場で参画していくということだ」と強調、「改憲路線につながる」とする党内の一部批判に反論した。

    社会党が従来の連合政権構想から連立政権路線に転換したことについて、山花氏は「政治の大状況の大きな目標は自民党一党支配の現状打破だ」とした上で、「社会党が丸ごと改革派になると腹を固めるところから始め、幅広く改革・リベラル派に呼び掛ける方向が必要だ」と強調。

    さらに「(通常国会での)佐川急便事件の解明、責任追及、政治腐敗防止法の提案、そして選挙制度改革という流れになる」と述べ、選挙制度改革の考え方で一致できる勢力による連立政権を志向する考えを示した。

    具体的な選挙制度改革の道筋に関しては「小選挙区制反対が先にあるべきだ。その次に比例代表を中心とする(対案を提示する)。社会党は(野党)全体がばらばらにならないように努力する役割がある。わが党が“この案だ”ということで先行するのはどうか」と述べた。《共同通信》

    【政界談話室】ようやく正月気分?

    ○…宮澤首相は7日、皇太子妃内定の報道に「誠におめでたいことで喜ばしい限りです」と祝意を表明。自民党の梶山幹事長も昼の政府与党連絡会議で「あまりにうれしくて昨夜は眠れなかった」と有頂天。首相は自民党本部で開かれた新年祝賀会でも「正月早々明るく、うれしいニュースがあり、われわれもこれにあやかり明るい年にしたい」と喜色満面だった。くすぶる佐川急便疑惑に景気低迷と暗いムードでの年越しだっただけに、皇室の慶事でようやく正月気分?

    ○…社会党の田辺委員長はこの日の中教委で次期委員長に決まった山花書記長を横にしてあいさつ。過去一年を振り返って「社会党の責任ある立場の者が言っても、言っただけで終わるのではいけない」と力説。続いて「次の委員長の発言の際には、みんなで理解を示し、一緒に行動する全党員の協力体制をとってもらいたい」と、新委員長を支えるよう要請した。田辺氏の委員長時代は「現実を直視した政党への脱皮」を目指したが、打つ手打つ手がすべて党内の抵抗で後退。中執メンバーも思い通りに動かなかっただけに、積もり積もった憤まんが一気に爆発。《共同通信》

    【イラク】最後通告を拒否

    国営イラク通信によると、イラクのアジズ副首相は7日、米英などがイラク南部の飛行禁止空域の地上に配備された地対空ミサイルを48時間以内に撤去するよう要求した最後通告を拒否、「イラク領土のどこに防空施設を配備しようとわれわれの権利だ」と強硬姿勢を示した。

    カイロではフセイン政権が米軍によるミサイル施設爆撃後に「欧米の侵略」と宣伝できる政治的効果を狙って最後通告をあえて無視するとの見方も強く、限定的軍事衝突の可能性が懸念されている。

    フセイン大統領の側近の一人である同副首相は最後通告を米国の新たなどう喝と非難、いかなる侵略も国際法を侵犯するものになろうと警告した。

    アジズ副首相はさらに、米英などが南部のシーア派教徒を守るためとして宣言した飛行禁止空域をイラクは認めていないと指摘、イラク領空を警戒飛行することは禁じられていない、と挑戦的な姿勢を示した。《共同通信》

  • 1993 平成5年1月6日(水) 皇太子殿下婚約内定報道

    平成1460日目

    1993/01/06

    この日のできごと(何の日)

    【皇太子殿下】婚約内定報道

    皇太子徳仁親王と外務事務次官小和田恒氏(60)、優美子さん(54)夫妻の長女で外務省北米二課勤務の雅子さん(29)とのご婚約が6日までに内定した。

    最初の出会いから6年余、皇太子さまの思いが実った形のゴールとなった。正式には19日に開かれる予定の皇室会議(議長・宮澤首相)で決定され、早ければ5月にも皇居で「結婚の儀」が行われる。皇后さまに次いで、二代続けて民間から皇太子妃が誕生する。

    雅子さんは昭和38年12月9日東京都生まれ。米ハーバード大卒業後、東大で学び62年外務省に入省。これまで外交官として主に日米貿易摩擦問題などを担当していた。雅子さんは外交官試験に合格した直後の61年10月、東宮御所(当時)で開かれたスペインのエレナ王女歓迎の音楽会で皇太子さまと初めて出会い、約1年一にわたって交際を続けた。

    しかし、雅子さんの母方の祖父でチッソ相談役の江頭豊氏(84)が、有機水銀中毒・水俣病の加害者となった新日本窒素肥料(現チッソ)社長などを歴任したことなどから、一時皇太子妃の選考メンバーの中には、交際に反対の声もあった。

    その後、雅子さんが英国に渡り、オックスフォード大ベリオールカレッジに研修留学(63年7月—平成2年6月)したため、交際は一時中断した。しかし雅子さんに対する皇太子さまの気持ちをくんだ宮内庁側が、平成4年春から小和田家にアプローチ。皇太子さまがスペイン、ベネズエラ、メキシコの3カ国訪問を終えた同年8月、雅子さんと皇太子さまの約5年ぶりの再会が実現した。御所などでの数回のデートや、毎日のように続いた電話での交際を経て同年12月、皇太子さまの求婚を雅子さんが承諾。雅子さんは両陛下へのあいさつも既に済まされたという。

    「チッソ問題」も被害発生当時、江頭氏は日本興行銀行に在籍、その後チッソ入りしているということでクリアした。

    雅子さんは両親と26歳の双子の妹礼子さん、節子さんの5人家族。恒氏の海外勤務に伴い幼少時、旧ソ連や米国に滞在。帰国後、私立田園調布雙葉学園小、中、高校に学び、高校一年の時、再渡米。ボストン近郊のベルモントハイスクールに転入し、ハーバード大に進んだ。

    英語、ドイツ語、フランス語などをこなし、スキー、テニスなどスポーツも万能。外務省では昨年1月、日米両国の地球規模の協力関係を推進するための「アクションプラン(行動計画)」作成にかかわり、日米環境セミナーで竹下元首相が読み上げた基調報告の素案を作成するなど、環境問題にも精力的に取り組んだ。

    この間、週刊誌などでお妃(きさき)の最有力候補に挙げられ「私は関係ないと思います」と拒否宣言とも受け取れる発言をしたこともあった。しかし、最近になって皇太子さまの熱心なアプローチが水面下で進み、雅子さんのハートを射止める形となった。

    皇太子さまはご結婚の相手として「自分と価値観の「同じ人が望ましい」「だれとでも気軽に話ができ、控えめではあるが必要なときに自分の意見が言え、外国語のできる人」などと希望。平成2年夏の弟の秋篠宮さまのご結婚後も「マイペースでやっていきたい」と話されていた。

    小和田家は新潟県村上市の出身で、学者や教育者、官僚、弁護士などを輩出。母優美子さんのいとこに文芸評論家の江藤淳氏がいる。《共同通信》

    長かった独身生活にピリオド。皇太子さまの婚約のお相手に6日、外交官の小和田雅子さん(29)が内定した。皇室外交の担い手として申し分のないカップル。「価値観の一致する人」「料理の上手な人」と理想の女性像を語られていた皇太子さまだったが、一時はお妃選びでの難航が伝えられ、弟の秋篠宮さまのご結婚が先行した。

    報道自粛の協定が結ばれるなど異例の展開となったものの、理想を貫いた6年余の交際が実を結んだ。2人を温かく見守り続けてきた天皇、皇后両陛下はじめ天皇ご一家は大きな喜びに包まれ、小和田さんの家族は、突然の協定解除に戸惑いながらも「感慨深いものがあります」と安どの表情。街では突然の朗報に祝福の声が相次いだ。《共同通信》


    【第29回大学ラグビー】

    ラグビーの第29回全国大学選手権最終日は6日、東京・国立競技場で決勝を行い、法大が早大に試合終了直前のトライで30-27と逆転し、第4回大会(1968年)以来25年ぶり3度目の優勝を遂げた。

    準決勝で明大に快勝し勢いに乗る法大は前半から主導権を握り2トライなどで20-9とリード。後半に入ると早大のパント攻撃にリリズムを崩し、5分にはトライを許して23-27と逆転された。しかし38分、ラインアウトから一年生のロック藤原がボールをつかんで倒れ込む劇的なトライ(ゴール)を奪って勝負を決めた。

    法大は15日、同競技場で社会人チャンピオン(東芝府中-神戸製鋼の勝者)と日本選手権を争う。《共同通信》

    【社会党】新委員長に山花貞夫氏

    「ポスト田辺」の社会党委員長選挙は6日夕、立候補受け付け締め切りを行い、ただ1人届け出た山花貞夫書記長(56)の無投票当選が決まった。19日の臨時党大会で第12代委員長に就任する。《共同通信》

    宮澤首相は6日夕、首相官邸で報道各社のインタビューに答え、社会党の新委員長に山花貞夫書記長が決まったことについて「現実路線を推進された田辺さんの良き協力者でした。野党第一党のリーダーとして大いに活躍されることを期待しています」と述べ、山花氏にエールを送るとともに現実路線を取ることに期待感を示した。《共同通信》

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