平成6173日目
2005/12/02
【プロ野球・楽天】野村克也新監督が就任会見
プロ野球、楽天イーグルスの野村克也新監督(70)が2日、仙台市内のホテルで就任会見を開き「自分の経験と知識を駆使し、ゼロからチームをつくっていきたい」と抱負を語った。背番号は現役時代と同じ「19」。3年契約とみられ、年俸は推定1億5000万円。
野村氏の監督就任は南海(現ソフトバンク)、ヤクルト、阪神に次いで4球団目で5年ぶりのプロ球界復帰。また来年6月で71歳になり、今季勇退したオリックスの仰木彬前監督(70)を抜いて史上最年長監督となる。
楽天は新規参入の今季、38勝97敗1分けの記録的大敗で最下位に終わり、田尾安志監督を解任。データ重視の「ID野球」や巧みな選手再生で、ヤクルトを4度リーグ優勝に導いた野村氏にチームづくりを託した。《共同通信》
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【社民党党首選】福島瑞穂氏が無投票再選
任期満了に伴う社民党党首選が2日告示され、福島瑞穂党首以外に届け出がなく、無投票で再選を決めた。来年2月の党大会で正式に選出される運びで、任期は党大会からの2年間。
「格差社会を作り、憲法を変える自民党政治の大きな流れに対抗軸を持つのは社民党。『連帯の核』となり、一人でも多くの人と手をつなぎたい」。再選後に党本部で記者会見した福島氏は、護憲の党是を改めて強調すると同時に、2期目の課題として女性や若者など新たな支持層の拡大を掲げた。又市征治幹事長ら現行の執行部を維持する意向も示した。
福島氏は03年11月、衆院選惨敗による土井たか子前党首の辞任を受け幹事長から党首に昇格したが、党内から昇格に異論が出され、幹事長が1カ月も決まらない波乱の船出だった。「行動する社民党」を掲げて国会外の活動を重視したが、カリスマ、土井氏の後継だけに、党の掌握を危ぶむ声もあった。
そんな福島氏が無投票で再選したのは、昨年の参院選と9月衆院選で何とか「解党」の事態を食い止めた功績による。自身も比例代表候補だった参院選では個人名得票で同党比例得票の2割を超す約64万票をたたき出し改選2議席を維持。衆院選では解散時勢力を1議席上回る7議席を獲得した。
ただ、衆参合わせて13議席という低空飛行状態に変わりはない。07年の参院選では衆院選比例代表で獲得した370万票を500万票に増やすことを目標に掲げるが、党首の知名度や「護憲」の看板頼みで党勢を拡大する展望が開けるのか。新たな人材発掘など、一層の脱皮が求められる。《毎日新聞》
【民主党・前原誠司代表】集団的自衛権「認めないのは米への過度の甘え」
民主党の前原誠司代表は2日、都内の明治大学で講演し、現行憲法の解釈では行使できない集団的自衛権について「憲法改正で認めるのはけしからんと言う人がいるが、集団的自衛権を認めないのは(米国への)過度の甘え、依存だ」と述べた。同時に「集団的自衛権を認めると明確に言って、行使はできるが政策判断で行使しないと言った方が国家として成熟しているし、自立している」と強調した。《共同通信》
【自民党】道路財源一般財源化で調整
小泉純一郎首相が指示した道路特定財源の一般財源化をめぐり、自民党内の調整が2日、本格化してきた。特定財源見直しに関する合同部会座長の石原伸晃道路調査会長は首相の意向を踏まえ、近く抜本改革に向けた基本方針を策定する方針だが、党内外から反発の声が噴出。石原氏は一般財源化に反対する議員から集中砲火を浴びており、調整難航は避けられない情勢だ。《共同通信》
【この日の民主党】
「耐震強度偽造事件、党としても真剣に対処していく」鳩山幹事長
鳩山由紀夫幹事長は2日、党本部で定例会見し、党としての二つの取組みを紹介した。
その第一は党青年局が同日付で開始した「2006春・民主党オフィシャルインターンシップ」の募集で、2006年の2月24日~3月24日を実施期間として、学生(大学生・短大生・大学院生)を対象に政治に触れてもらう機会をつくるインターンシップ制度を実施することを明らかにした。
鳩山幹事長は「2002年にも50人ほどの修了生を送り出し、議員の秘書、地方自治体の議員になられた方もいる。インターン生にとっては、政治に触れる重要な機会。それを再開したい」と語った。同時に「彼らも刺激を受けると思うし、インターンの若い発想に我々も刺激を受ける」との認識も示した。
第二には、12月6日12時30分から党本部で「森林の違法伐採を考えるシンポジウム」の開催する予定である点を紹介し、「世界中で森林の違法伐採が行われてしまっている。森林は世界の大変重要な資源。これを機に民主党としても何ができるか考えていきたい」と語った。
シンポジウムは、パプアニューギニアの違法伐採に関して現地で森林保護活動を展開しているブライアン・バーリン氏、インドネシアで活動するアブ・ハッサン・メリディアン氏を迎え、講演・質疑応答などが行われる予定。
続いて、耐震構造の偽造事件に言及した鳩山幹事長は、「広島で起きた悲惨な事件と同様、日本中で安心が失われる遺憾な事件が相次いでいる」と指摘。前原誠司代表を本部長とする対策本部を立ち上げ、民主党としても真剣に対処していく考えを表明。「この問題は多く三つの問題を抱えている」との考えを示し、第一として個人補償の問題に言及。「国民が納めている税は国民の考えで使われるべき。役所の持ち物ではない。被害者の対策はあってしかるべき」と指摘した。同時に居住者だけでなく周辺住民への対策を講じる必要性も問題提起した。
第二の問題提起としては、同日行われた国土交通省の発表をもとに「新たに偽装マンションが4件増えたと言われる」と述べ、他にも同様の物件がないかも含め、徹底検証が不可欠だとの認識を示した。あわせて、この問題をめぐり、自民党の伊藤公介元国土庁長官の関与が取りざたされている点を取り上げ、「真相究明が必要」と述べ、次期国会で徹底究明していく姿勢を強調した。
第三点目としては、「『官から民へ』の(流れ)は必要だが、官から民へ渡してもならなしものがある」との考えを示し、安全確保に向けては、官によるチェック体制を構築していくことが不可欠だとした。
「21世紀を生きる君たちへ」前原代表、明治大学で講演行う
前原誠司代表は2日午後、明治大学経営学部ゼミナール協議会主催の講演会で「21世紀を生きる君たちへ」という演題で講演を行った。また、民主党学生インターンシップへの参加を呼びかけた。
前原代表は講演の前半、外交や安全保障に関わる仕事に就きたいと考えるようになった学生生活の思い出や、政治家を志して入塾した松下政経塾での経験について、様々なエピソードを交えて語った。この中で前原代表は「信頼できる仲間を何かの活動を通じて得るというのは、生涯の皆さんの宝物になる。同志と呼べる方を色々な場面で作って欲しい」と要請。また、海外に行って日本を見つめ直すなど、色々なことに挑戦し、「失敗した方が絶対にためになるという気持ちでエンジョイし、同時に良い意味で、もがいていただきたい」と学生たちにエールを送った。
後半は、京都府議会議員選挙へ出てから今日までにいたる政治活動に話を広げ、「自分の国に誇りと自信を持ちたい」と政策に対する思い入れを表明。日米同盟を含めた日本の外交姿勢については、「自分の国は自分で守るという前提の中で、どういう間合いで付き合うか、あるいは『ここでは協力できないがここではできる』としっかり言える、これが成熟した国家のあり方ではないか」などと、戦略的で自立した関係を構築する重要性を述べた。地方分権については、国に補助金を依存する現状の問題点を指摘した上、税金の使途を、住んでいる地域の基礎自治体が決める社会のほうが、自立心が起きるのではないかなどと述べた。
さらに前原代表は「2006年民主党オフィシャル・学生インターンシップ」を民主党は大募集すると表明し、政治に関心がある方や政治家のインターンをやってみたいという方はぜひご応募いただきたいと、積極的な参加を呼びかけた。講演会には、青年局次長の高山智司衆院議員も出席した。《民主党ニュース》