平成152日目
1989/06/08
この日のできごと(何の日)
【中国・北京市】混乱収拾へ
民主化運動への「血の弾圧」以後、軍内対立の情報で緊迫していた北京は8日、戒厳軍が戦闘準備体制を解き、多くの商店が再開するなど、秩序回復の動きが顕著となった。
また、反乱武装警官の銃撃による負傷説が一部に出ていた李鵬首相(党中央政治局常務委員)はこの日午前、戒厳部隊を慰問して元気な姿を見せ、強行派が主導権の確立に向かい、混乱収拾への動きが始まったことをうかがわせた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【中村橋派出所警官殺害事件】20歳男を逮捕
東京都練馬区の警視庁中村橋派出所で5月16日未明、勤務中の警ら係A警部(35)と同B警部補(30)=2人とも殉職後二階級特進=が刺殺された事件で、同署捜査本部は8日朝、現場近くに住む東京都中野区、元自衛官S(20)に任意出頭を求め追求した結果「大金が欲しくて銀行強盗をやろうと思い、警官の短銃を狙った」と犯行をほぼ全面自供したため、殺人容疑で逮捕した。《共同通信》
【宇野宗佑首相】対中制裁同調せず
宇野首相の所信表明演説に対する各党代表質問は2日目の8日、衆参両院本会議でそれぞれの質疑を続行した。
午前中の参院で社会党の野田哲参院国対委員長が混迷を深める中国情勢に関連し日本のき然とした外交姿勢を迫ったのに対し、首相は過去の不幸な歴史や隣国であることなど日中関係が欧米とは異なる特殊な関係にあると指摘するとともに、北京などからの在留邦人の安全な国外退去のためにも抑制した態度をとらざるを得ないと強調した。《共同通信》