平成6673日目
2007/04/16
【バージニア工科大学銃乱射事件】
米バージニア州ブラックスバーグにあるバージニア工科大学の2カ所で16日午前(日本時間同日夜)起きた銃乱射事件は、大学によると学生ら32人が死亡、15人が負傷し、病院に運ばれた。2カ所目の事件の男性容疑者は自殺した。2件とも同一犯との見方もある。AP通信によると91年にテキサス州で23人が死亡した事件を上回り、犠牲者数で米史上最悪の銃撃事件となった。
大学の記者会見などによると、最初の事件は同日午前7時15分(日本時間午後8時15分)ごろ、キャンパス南部の学生寮「ウェスト・アンブラー・ジョンストン」で発生し、学生の男女2人が撃たれて死亡した。午前9時45分ごろにはキャンパス北部の教室棟「ノリス・ホール」に拳銃と銃弾で武装した男が侵入。複数の教室などで発砲し、確認できただけで30人の学生・教員らが死亡、容疑者も自殺した。 ワシントンの日本大使館は、この大学の学生や周辺に住む48人の日本人全員の無事を確認した。
FOXニュースが目撃情報として伝えたところでは、2番目の事件で発砲したのは若いアジア系の男とされ、教室棟の入り口を鎖で閉鎖。女子学生を並ばせて、友人の女子学生の居場所を聞き出そうとしたという情報がある。けが人の中には、窓から飛び降りた学生もいたという。現場から拳銃2丁が押収された。《朝日新聞》
米国バージニア工科大(バージニアテック)で 16日午前(現地時間)、銃乱射事件が発生、犯人を含み33人が死亡、29人が負傷した。犯人は米国に移住したチョ・スンヒ(23)であると確認された。同大学英文科4年生であるチョ容疑者は米国永住権者で国籍は韓国だ。国内のマスコミは英文を訳す過程で、犯人名を「チョ・スンフィ」として報道したが、外交部は「チョ・スンヒ」と公式発表した。
目撃者によると容疑者は180センチほどと背が高く、9ミリ半自動拳銃と22口径を所持していた。調査当局は連邦政府の銃と弾丸検査で、容疑者の拳銃がノリスホールと寄宿舎で起こった2件の銃撃にすべて使われた事実を確認したと明らかにした。チョ容疑者はキャンパスの寄宿舎に住んでおり、ワシントンポストは、学生の親はワシントン近郊フェアファックス地域に住んでいると報道した。
政府消息筋は「米国政府が発表した犯人の身元を調べた結果、小学校のときに移住してきた米国永住権者であり、韓国国籍保有者だったことがわかった」と話した。《中央日報》
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【この日の安倍総理】
日本・イタリア共和国首脳会談
安倍晋三首相は16日午後、イタリアのプローディ首相と官邸で会談し、両国が安全保障分野での協力を強化することで一致した。
会談後の記者会見で、安倍首相はアフガニスタン復興支援に関し、北大西洋条約機構(NATO)が行っている地方復興チームに自衛官は参加しないが、財政支援で連携を強化する考えをあらためて表明。「インド洋での海上自衛隊の給油活動は国際社会から高く評価されている」と述べ、継続する意向を強調した。《共同通信》
平成19年4月16日、安倍総理は総理大臣官邸で、イタリア共和国のロマーノ・プローディ首相と首脳会談を行いました。
冒頭、「『イタリアの春・2007』の開催を心から歓迎申し上げます。このイタリアの春によって両国の国民の交流が更に深まっていくことを期待をしております」と述べました。
これに対してプローディ首相は「日本とイタリアの両国関係は春だけではなくて、あらゆる季節でとても友好に動いていると思います。」と応じました。
会談では、二国間の政治対話が大きく進展していることを歓迎し、日本の2008年の安保理非常任理事国選挙立候補への支持が表明されるとともに、2008年に日本、そして2009年にイタリアがG8議長国を務めることを踏まえ、自由民主主義、基本的人権、法の支配といった、基本的な価値を共有する両国が国際的な課題について、一層緊密に連携し協力して取り組んでいくことで一致をいたしました。 また、経済については、近年二国間で貿易投資が順調に伸びていることを歓迎し、両国がビジネス環境のさらなる整備を通して、経済関係をより一層発展させていくことで一致をいたしました。
その後、昭恵夫人とともに東京、上野の国立博物館を訪れ、プローディ首相夫妻と一緒にレオナルド・ダ・ヴィンチの代表作の一つである「受胎告知」を鑑賞しました。《首相官邸》
「北」の初期措置早期履行を要求
安倍晋三首相は16日夜、北朝鮮が核放棄に向けた初期段階措置の履行期限を守らなかったことについて「残念だ。北朝鮮は6カ国協議の合意にのっとって具体的行動を取らなければ(厳しい)状況は決して変わらないと認識しなければならない」と強調、早期の履行を求めた。官邸で記者団に述べた。《共同通信》
【この日の民主党】
沖縄も勝ちに行く 参院総会で輿石会長2議席獲得目指すと表明
参議院民主党・新緑風会の議員総会が16日午前、本会議開会前に国会内で開かれ、輿石東参議院議員会長が冒頭の挨拶に立った。
輿石会長はまず、統一自治体選が後半戦に入ったことに言及するとともに、参議院補欠選挙について、「福島は一歩リードしているが沖縄は接戦。私たちは沖縄も勝ちに行く」と表明、補欠選挙で2議席獲得を目指していく考えを強調した。
続いて、前回の議員総会で5月の連休前が山場となるとの見方を示したことを改めて説明したうえで、「いよいよ国民投票法案も参議院に移ってきた」と述べた。同時に、衆議院において教育3法案の審議が特別委員会で始まることに関して「同じ法案でありながら、衆議院は特別委員会、こちらは常任委員会。教育3法案は文教委員会のテーマそのものだ」と指摘。法案審議を急ぐあまり何でも特別委員会を設置して対応しようとする政府・与党の姿勢を問題視し、「こうした党利党略は許されるはずはない」と批判した。
「そうしたやり方を度々とってくる(政府・与党の)姿を、国民のみなさまにも露出しながら、審議して行くのも必要」とも述べ、政府・与党と相対する連休前の国会論戦に、前向きに対応するよう出席議員に求め、挨拶を締めくくった。《民主党ニュース》