令和1807日目
2024/04/10
【日米首脳会談】
岸田文雄首相とバイデン米大統領は10日午前(日本時間10日深夜)、米ワシントンのホワイトハウスで会談し、覇権主義的な動きを強める中国に対し、日米が緊密に連携する方針で一致した。首相は会談後の共同記者会見で日米同盟に関し「今こそグローバルなパートナーとして真価を発揮すべき時だ」と強調。両首脳は核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応で協力を確認した。バイデン氏は、首相が意欲を示す日朝首脳会談への支持を表明した。
会談で両首脳は日米同盟の抑止力、対処力の一層の強化が急務とした上で、自衛隊と在日米軍の連携強化に向けた指揮・統制枠組みの見直しで合意した。バイデン氏は「指揮・統制を現代化し、切れ目なく効果的に協力するため相互運用性も向上させる」と述べた。
中国による力や威圧による一方的な現状変更の試みに強く反対する立場を確認。台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、中台問題の平和的解決を促す方針で一致した。中国との対話を継続し、共通の課題での協力も申し合わせた。《共同通信》
◇
国賓待遇で訪米中の岸田文雄首相は10日夜、バイデン米大統領夫妻がホワイトハウスで開いた公式夕食会に出席した。英語のスピーチではジョークを織り交ぜ、人気SFシリーズ「スター・トレック」の名せりふを引用して「前人未到の地へ果敢に行こう」と呼びかけ、会場を沸かせた。人気音楽ユニットやアスリート、著名実業家ら日米の多様な顔触れが招かれ、友好の場に彩りを添えた。
岸田氏は「妻の裕子が『誰が主賓なのか見分けるのが難しい』と言っていた。大統領の隣の席に案内され、私はほっとした」と語ると、場内は大きな笑いに包まれ、バイデン氏も満面の笑みを浮かべた。《共同通信》
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【プロ野球・10日】
D1―6中
投打がかみ合った中日が3季ぶりの5連勝。一回に細川の適時打で先制。二、三回に2点ずつ加え、六回は中田の適時打でリードを広げた。松葉は5回2/3を1失点とし今季初勝利。DeNAは小園がデビュー登板で打ち込まれて3連敗。
神2―6広
広島は連敗を4で止め最下位を脱出した。一回、二塁打で出た野間が内野ゴロの間に生還。二回は野間や菊池の適時打など6安打で5点を挙げた。アドゥワが5回2/3を2失点で2勝目。阪神の伊藤将は制球が甘く2回で8安打を浴びた。
西2―3ロ
ロッテが3連勝。三回に山口の二塁打で先制し、七回に友杉の適時打で加点。一度は追い付かれたが延長十回にソトの適時打で勝ち越した。国吉が3年ぶりセーブ。西武は九回に中村剛が同点ソロを放ったが、アブレイユが誤算だった。
オ4―5楽
楽天は4―4の延長十回2死一、三塁で鈴木大が投手強襲の安打を放ち、勝ち越した。先発の岸は6回2失点と粘って試合をつくり、4番手の西垣はプロ初勝利。オリックスは新人で初先発の高島が五回途中4失点だった。《共同通信》
【J1】
明治安田J1第3節最終日(10日・日産スタジアム=1試合)アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)との兼ね合いの影響で未消化だった一戦は、横浜Mが2―0でG大阪を下した。今季初の2連勝で、勝ち点13の4位に浮上した。後半にアンデルソンロペスと植中が得点した。
G大阪は2連敗で勝ち点9のまま。《共同通信》
【STARTO ENTERTAINMENT】本格始動
「SMILE―UP.(スマイルアップ、旧ジャニーズ事務所)」の所属タレントらを引き継いだ新会社「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」が10日、同日から本格的に業務を開始したと発表した。28組295人のタレントと契約し、同社公式サイトのアーティスト一覧には木村拓哉さんや「嵐」などが名を連ねている。
スタート社は性加害など違法行為を発生させない施策として研修の実施、内部通報制度の活性化などを挙げた。若手タレントの育成部門を新設。ファンクラブについては運営会社との間で、タレントらに関するライセンス契約を締結した。同社の福田淳CEOは「慣習にとらわれることなく、変化を恐れず誠実に歩み続ける」とコメントした。
スタート社は同日夜、所属アーティストらを一堂に集めた公演を東京ドームで開催した。
スマイルアップは10日、故ジャニー喜多川氏による性加害問題の補償に特化したことに伴い「今後も基本的な再発防止策の枠組みを維持し、これを継続して実施していく」とのコメントを発表した。《共同通信》
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「SMILE―UP.(スマイルアップ、旧ジャニーズ事務所)」の所属タレントを引き継いだ新会社「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」が10日夜、同社の本格始動に際し、所属歌手らを一堂に集めた公演を東京ドームで開いた。
公演には人気グループ「Snow Man」「なにわ男子」をはじめ、映像出演を含む13組72人が登場。「嵐」の松本潤さんと、「SUPER EIGHT」の大倉忠義さんが演出を手がけた。
出演した「SUPER EIGHT」の村上信五さんは「われわれの新たな一歩、スタートだと思います」とあいさつ。他のアーティストらもステージ上からファンらに次々と感謝を伝えた。 イベントは京セラドーム大阪でも5月29、30の両日に開催予定。(スタートエンターテイメント)」が10日夜、同社の本格始動に際し、所属歌手らを一堂に集めた公演を東京ドームで開いた。
公演には人気グループ「Snow Man」「なにわ男子」をはじめ、映像出演を含む13組72人が登場。「嵐」の松本潤さんと、「SUPER EIGHT」の大倉忠義さんが演出を手がけた。
出演した「SUPER EIGHT」の村上信五さんは「われわれの新たな一歩、スタートだと思います」とあいさつ。他のアーティストらもステージ上からファンらに次々と感謝を伝えた。
イベントは京セラドーム大阪でも5月29、30の両日に開催予定。《共同通信》
【静岡県・川勝平太知事】辞職願提出
静岡県の川勝平太知事(75)は10日、県庁で記者会見し、辞職願を提出した理由に関し、JR東海がリニア中央新幹線の2027年開業を断念し、環境対策に道筋が付いたためだと説明した。県職員への訓示で職業差別と批判された自らの発言にも触れ「県民に大変な迷惑がかかっている。それを早く止め、県政の空白を短くするため」と述べた。当初は6月県議会で辞職する意向だった。
辞職に伴う知事選に前浜松市長の鈴木康友氏(66)氏が出馬の意向を固めたことが10日、関係者の取材で判明。県選挙管理委員会によると、5月9日告示、同26日投開票となる公算が大きい。週内にも確定する見込み。
リニアの環境対策を巡り、川勝氏は10日の会見で、27年開業の断念でJR東海と国、県で解決に向けた協議が進むとの認識を示した。「元の事業計画が崩れ、ようやく道筋が見えた。後は任せていいと思った」と言及。自らの立場を「推進派であることに変わりない」と語った。
静岡工区は、川勝氏が着工を認めておらず、トンネル掘削工事を始められない状況が続く。《共同通信》
【東京株式市場】
10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比191円32銭安の3万9581円81銭。8、9日の2日間で800円近く上昇したため、当面の利益を確定させるための売り注文が優勢となった。
東証株価指数(TOPIX)は11.90ポイント安の2742.79。出来高は約14億6300万株。
前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が下落したのも、幅広い銘柄で売りを誘う一因となった。
相場への影響が大きい半導体関連銘柄が買われ、平均株価は下げ幅を60円余りまで縮める場面もあった。米消費者物価指数の発表を日本時間10日夜に控え、様子見ムードも強かった。《共同通信》
【台湾東部沖地震】
蔡英文総統、被災地訪問
台湾東部沖地震の発生から1週間となった10日、蔡英文総統が東部・花蓮県の被災地を初めて訪れ、行方不明者の捜索に当たる隊員をねぎらった。報道陣に「政府は最速で復旧、復興できる計画を実施している」と述べ、被災者支援や被災地域の再建に全力で取り組む姿勢を示した。
蔡氏は日本から寄せられた寄付金や、トルコのドローン専門チームによる捜索活動への協力などを挙げ「国外からの支援に感謝する」と語った。
半導体受託生産の世界最大手TSMCも支援に乗り出した。TSMC慈善財団の張淑芬理事長は9日、花蓮県を訪れ「共に被災者の心が穏やかになるようにしよう」と話し、他の企業にも援助を呼びかけた。《共同通信》
【中国・習近平国家主席】台湾・馬英九前総統と会談
中国の習近平国家主席と台湾の馬英九前総統は10日午後、北京の人民大会堂で会談した。習氏は「海峡両岸(中台)は不可分」だと強調。台湾独立に反対する馬氏を「高く評価する」と述べた。中台のメディアが報じた。習氏は対中融和路線を取る台湾最大野党、国民党の馬氏を厚遇することで、独立派と見なす与党民主進歩党(民進党)をけん制した。両氏の会談は約8年半ぶり。
台湾では5月に民進党所属の頼清徳副総統が新総統に就任する。習氏は会談で頼氏を念頭に「台湾独立と外部勢力の干渉に断固として反対しなければならない」と述べた。平和統一も呼びかけた。
馬氏は「平和で繁栄する両岸でなければ、中華民族の輝かしい未来はない」と発言。習氏が好む「中華民族」という言葉を使い、関係安定化の重要性を訴えた。「両岸の間で戦争が起これば、いずれも耐えきれない」と語った。
習氏は「いかなる勢力もわれわれ(中台)を引き離すことはできない」と話し、10日の首脳会談で連携を深める日米などに対し、台湾問題への介入を許さない姿勢を誇示した。 《共同通信》
【欧州議会】移民対策案可決
欧州連合(EU)欧州議会は10日、欧州への移民・難民の流入を抑制し、受け入れる場合に加盟国間での公平な分担を目指す新制度案を可決した。移民・難民が最初に到着するイタリアやギリシャなど南欧諸国の負担が重い現在の制度を見直す。
加盟国で構成する理事会の正式承認を経て2026年から適用する。EUでは昨年11月のオランダ総選挙で反移民を掲げる政党が第1党となり、今年6月の欧州議会選を前に極右勢力台頭への懸念が強まっている。
新制度案は、加盟国の国境に不法移民が到着した際に速やかに審査し、難民申請が認められない移民の送還手続きを迅速化する内容。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ゼレンスキー氏、領土割譲案拒否
ウクライナのゼレンスキー大統領は10日までに、米ニュースサイト、ポリティコとのインタビューに応じ、領土を割譲してロシアとの戦争を終わらせる案は拒否すると述べた。トランプ前米大統領がウクライナに領土割譲を迫り終戦に持ち込む考えを示したと米紙が報じていた。ゼレンスキー氏はトランプ氏をウクライナに招き協議したいと語った。
ゼレンスキー氏は「もし、われわれが領土を断念するだけという合意であれば、非常に荒っぽいアイデアだ」と述べ、「幻想ではなく現実的なアイデアが必要だ」と主張。領土を割譲して終戦したとしても、ロシアは将来的に次の征服戦争を仕掛けてくるとの考えを示した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは10日、各地で行われ、ドジャースの大谷は敵地ミネアポリスでのツインズ戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打だった。7試合連続安打。チームは2―3で競り負けた。
ブルージェイズの菊池はマリナーズ戦に先発し、6回を3安打1失点と好投したが、今季初勝利はならなかった。試合は延長十回、1―6で敗れた。
パドレスの松井はカブス戦の七回から1回を投げ、1安打無失点。カブスの鈴木は「2番・右翼」で出場し、4打数無安打。パドレスが10―2で勝った。レッドソックスの吉田はオリオールズ戦に「7番・指名打者」で出場し、4打数1安打。チームは5―7で敗れた。《共同通信》
【O・J・シンプソンさん】死去
元米フットボールの黒人スター選手、O・J・シンプソン氏が10日、がんのため死去した。76歳だった。家族が11日、X(旧ツイッター)で明らかにした。
シンプソン氏は1994年、白人の元妻ら2人の殺害事件で起訴され、公判は人種問題も絡み「世紀の裁判」として注目を集めた。陪審は翌年、無罪評決を出したが、遺族が起こした民事裁判では殺害の責任が認定され、多額の賠償支払いが命じられた。《共同通信》