令和1758日目

2024/02/21

【G20外相会合】

20カ国・地域(G20)外相会合が21日、ブラジル南東部リオデジャネイロで開幕し、今月で2年となるロシアのウクライナ侵攻や、パレスチナ自治区ガザ情勢を議論した。上川陽子外相は、G20メンバーのロシアが侵攻をやめないのは「G20の協力基盤を揺るがす暴挙で法の支配への大いなる挑戦だ」と批判した。

会合は22日までの2日間。日米欧の先進国に新興国を加えたG20で各国の立場は複雑に入り乱れ、ウクライナやガザの情勢改善に向けた合意形成は極めて困難な状況だ。外交筋によると、議長国ブラジルは共同文書の取りまとめを見送る。

上川氏は、日本政府がガザへの人道支援で3200万ドル(約48億円)規模の緊急無償資金協力を検討していると明らかにした。

ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏が刑務所で死亡したことで、日米欧はロシア非難を強めている。ガザを巡っては南アフリカやブラジルが、イスラエル軍の攻撃がジェノサイド(民族大量虐殺)に当たると批判。イスラエル支持を貫く米国などとの隔たりは大きい。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【日本郵政、JR東日本】郵便局と駅、一体運営を拡大

日本郵政とJR東日本は21日、両社の資源を活用して地域を活性化させるための連携協定を結んだと発表した。2024年度以降、駅の中に郵便局を設置する一体運営を広げて地域の交流拠点にするほか、駅で荷物を受け取れるようにするなど物流の効率化も図る。地方で加速する人口減少や人手不足といった両社が直面する課題にタッグを組んで対応する。

ゆうちょ銀行とモバイルSuica(スイカ)の連携などデジタル化の促進も含めた五つの項目で合意した。日本郵政の増田寛也社長は記者会見で「しっかりと成果を出し、他のJR各社とも連携できればいい」と語った。JR東の深沢祐二社長も「両社のネットワークを組み合わせ地域を支えたい」と意気込んだ。

既に2カ所で実施している郵便局と駅の窓口業務の一体運営では、24年度に千葉県の安房勝山駅と栃木県の蒲須坂駅、25年度に千葉県の鵜原駅に広げる計画だ。将来的には行政の窓口機能も加えるなど集客力を高め、両社のサービスをより多くの人に使ってもらえるようにする。《共同通信》

【エネオス】子会社会長がセクハラ

ENEOSホールディングス(HD)子会社で再生可能エネルギー発電大手のジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京)は21日、懇親の場で女性へのセクハラ行為があったとして、A会長(67)を同日付で解任したと発表した。グループでは2022年にエネオスHD会長、23年には社長がセクハラで相次ぎ地位を退いた。

グループ中核事業会社のENEOSは、A氏の解任に関し「極めて遺憾で、深くおわび申し上げる。人権尊重・コンプライアンス(法令順守)に関する取り組みの強化・徹底に取り組む」とのコメントを出した。

JREによると、社内の内部通報窓口に23年12月下旬、匿名の通報が寄せられた。社内調査の結果、女性の体を触る行為があったと判断した。

A氏は鹿島勤務後、12年のJRE設立時から代表取締役を務め、15年に会長に就任した。

エネオスHDを巡っては、22年8月に当時のB会長が辞任。23年12月には当時のC社長が解任された。いずれも女性へのセクハラが理由だった。《共同通信》

【東京株式市場】

21日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続落した。前日に米国株が下落した流れを引き継ぎ、株式相場への影響が大きい半導体関連銘柄を中心に売られた。外国為替市場の円高ドル安の進行も重荷だった。

終値は前日比101円45銭安の3万8262円16銭。東証株価指数(TOPIX)は5.00ポイント安の2627.30。出来高は約15億3549万株だった。《共同通信》

【日仏外相会談】

20カ国・地域(G20)外相会合出席のためブラジル・リオデジャネイロを訪問中の上川陽子外相は21日午前(日本時間同日夜)、フランスのセジュルネ外相と会談した。19日に東京で開催した「日ウクライナ経済復興推進会議」の成果を踏まえ、ウクライナへの支援継続を確認した。

上川氏は「欧州とインド太平洋の安全保障を分けて議論することはできない」と指摘。2027年までの両国の幅広い協力目標を定めたロードマップに基づき、2国間の連携深化に意欲を示した。

セジュルネ氏は「日本は欧州にとって鍵となるパートナーだ。ウクライナ支援でも同じ立場を共有している」と強調した。《共同通信》

【日韓外相会談】

上川陽子外相は21日午前(日本時間同日夜)、訪問先のブラジル・リオデジャネイロで韓国の趙兌烈外相と会談した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮情勢を巡り引き続き緊密に連携して対応する方針で一致。拉致問題を含む北朝鮮の人権問題での協力を改めて確認した。1月に就任した趙氏と対面で会談したのは初めて。

元徴用工訴訟に関し、上川氏は日立造船が韓国裁判所に預けた供託金が原告側に支給されたことについて「強い遺憾の意」を表明した。島根県・竹島は日本固有の領土であるとの立場も重ねて伝達した。

両氏は日韓外交当局間の積極的な意思疎通を歓迎した。 《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

ガザへの支援物資搬入、大幅減

ロイター通信は21日、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザへの人道支援物資の搬入が大幅に減少したと、国連のデータなどを基に報じた。人道危機が深刻化するガザでは飢饉も懸念され、動物用飼料を食べて飢えをしのぐ住民もいると伝えられる。

ロイターによると、1月は連日、約200台のトラックがガザに物資を搬入。しかし今月9〜20日は1日当たり平均57台だった。エジプト境界にあるラファ検問所からの搬入は、ほぼ停止。イスラエル境界のケレムシャローム検問所からの搬入は、抗議するイスラエル人に妨害されてきた。戦闘開始前は1日約500台がガザに入っていた。《共同通信》

【ロシア情勢】

ナワリヌイ氏の母、異議申し立て

北極圏の刑務所で死亡したロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の母リュドミラさんは21日、ナワリヌイ氏の遺体引き渡しに応じない刑務当局の対応を不服として、刑務所があるヤマロ・ネネツ自治管区の中心都市サレハルドの裁判所に異議を申し立てた。タス通信が伝えた。

リュドミラさんは、遺体を引き渡さない当局側の決定を違法と指摘した。審理は3月4日に行われるという。

当局側発表によると、ナワリヌイ氏は今月16日、服役させられていた同自治管区内の刑務所で散歩の後に気分が悪くなり、意識を失って急死した。

同氏の妻ユリアさんは、遺体引き渡し拒否は猛毒の痕跡が消えるのを待つためだと主張している。《共同通信》

大統領選候補登録拒否の不服棄却

ロシアの最高裁判所は21日、ウクライナ侵攻に反対し3月の大統領選への立候補を目指したナデジディン元下院議員が中央選挙管理委員会による候補者登録拒否を不服とした訴えを棄却した。ナデジディン氏は5日以内に異議を申し立てる意向を示した。

ナデジディン氏は改革派政党、市民イニシアチブが擁立した。立候補に必要な10万人分を上回る署名を提出したが、中央選管は2月8日、無効署名が多数含まれ、必要数に達しないとして候補者登録を拒んだ。

選挙は、現職プーチン大統領の通算5選が確実視されている。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは21日、各地でキャンプが行われ、カブスの今永はアリゾナ州メサで実戦形式の打撃練習に初登板し、25球を投げ安打性の当たりは本塁打による1本だった。同僚の鈴木からは空振り三振を奪った。

ドジャースの大谷は実戦形式に2打席立ち、四球と二ゴロ。山本はブルペンで10球を投げた。タイガースの前田は初の実戦形式で、打者4人に20球を投げて安打性は1本だった。

パドレスのダルビッシュと松井はブルペンで投球し、レッドソックスの吉田は打撃中心のメニューをこなした。メッツの千賀は右腕の疲労で全体練習に参加せず、藤浪は軽めの調整だった。 《共同通信》