令和358日目
2020/04/22
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
専門家会議「人の接触、8割削減できていない」
新型コロナウイルス対策を検討する専門家会議は22日、感染拡大を防ぐため、大型連休中は自宅で過ごすとともに、人の集まりがちなスーパーや商店街では混雑時に入場制限をすることを求めた新たな提言を発表した。尾身茂副座長は記者会見で「(人との)接触の8割削減が達成できているとは言えない」とし、さらなる工夫や努力が必要との見解を示した。
宣言後、4月18日時点で都内の主要な駅では人の数が7~9割程度減少。娯楽施設の利用も都市部を中心に減った。一方で、公園の利用者は増える傾向にあり、尾身氏は「注意して利用しないといけない」と指摘した。《共同通信》
楽天PCR検査、頼りすぎは危険
日本医師会(日医)の横倉義武会長は22日の記者会見で、楽天が新型コロナウイルスへの感染の可能性が分かるPCR検査キットを法人向けに販売していることについて「この検査に頼りすぎるのは非常に危険だ」と指摘した。医師を介した検査の態勢拡充を重ねて求めた。
楽天の検査キットは自宅に郵送され、利用者が自分で鼻に綿棒を入れて検体を採取する。結果はあくまで感染の可能性を示すもので、最終的に感染の有無を判定するには医師の診断が必要となる。
政府の専門家会議メンバーを務める日医の釜萢敏常任理事も会見で「社員が出勤できるかどうかの判断に使うと大きな誤りが出る」と指摘した。《共同通信》
国内感染者1万1830人に
国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。各自治体などによると、22日は午後10時までに447人の感染が確認された。国内で確認された感染者の累計は46都道府県で1万1830人に上る。死者は13人増えて計296人となった。このほか、海外から入国して空港検疫で確認されたのは計131人(22日正午現在)。「密閉」「密集」「密接」の回避など、一人ひとりの感染防止の取り組みが重要となる。
厚生労働省は22日、新型コロナウイルスの退院患者数について、同省が確認中の人数を含める方式に変更して公表した。22日は確認中の616人を含め684人の増加となり、退院患者は2023人となった。
なお、前日午後10時より後に明らかになるなどした感染者や退院患者、死者は当日の新規分には含めていない。クルーズ船は横浜港で検疫が行われた「ダイヤモンド・プリンセス」。《日経新聞》
空の便、大型連休予約が9割激減
航空各社は22日、ゴールデンウイークの4月29日~5月6日の予約状況を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国内線は前年同期に比べ88%減、国際線は97%減。各社とも激しい落ち込みになった。
各社によると、全日空の国内線は前年同期に比べ89%減、日航の国内線は87%減。予約されている人数は全日空13万2千人、日航12万人にとどまる。《共同通信》
安倍首相、オンライン帰省を提案
政府は22日、7都府県を対象に最初に発令した緊急事態宣言から2週間が経過したことを踏まえ、首相官邸で新型コロナウイルス感染症対策本部会合を開いた。安倍晋三首相は、人と人との接触機会の削減がまだ目標に達していないと強調し、大型連休中の帰省や外出の自粛を強く求めた。政府は緊急事態宣言の期間を延長するかについて来月初めにも判断する。
首相は会合で、緊急事態宣言発令後の人と人との接触機会の変化をめぐる同日の政府の専門家会議の現状分析に言及。「都市部では感染拡大前に比べて平日でおおむね6割以上、休日ではおおむね7割以上という減少率だ」と述べ、目標とする8割削減に向けた一層の協力を要請した。政府専門家会議が8割削減のために示した「10のポイント」も参考に、行動を見直すよう求めた。
花見など人出が多かった3月後半の3連休に関し「警戒が一部緩み、都道府県をまたいだ帰省や旅行で、人の流れが生じ、都市部から地方へと感染が拡大したと考えられる事例も発生した」と指摘。4月末からの大型連休中の対応策の一つとして「ビデオ通話を使用したオンライン帰省」を提案し、外出を控えるよう重ねて求めた。《産経新聞》
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【イラン】初の軍事衛星を打ち上げ
イラン革命防衛隊は22日、同国初の軍事衛星を打ち上げ、軌道に乗せることに成功したと発表した。イランは人工衛星の開発を推進してきたが、これまでは民生用であり軍事目的はないと主張していた。軍事衛星の打ち上げは、敵対する米国を刺激する行動だ。
発表などによると、「ヌール(光)1号」と名付けられた軍事衛星は22日午前、イラン中部の砂漠地帯で打ち上げられ、地上425キロの軌道に乗ったという。具体的な活用目的は明らかにされていない。
米政府は、イランが人工衛星打ち上げロケットの開発を隠れみのにして、長距離弾道ミサイルの開発を進めていると反発してきた。《共同通信》
【東京株式市場】
22日の東京株式市場は売り注文が先行し、日経平均株価(225種)は続落した。新型コロナウイルスの感染拡大による原油先物相場の混乱を受け、当面の金融市場動向に対する不安が高まった。
終値は前日比142円83銭安の1万9137円95銭。東証株価指数(TOPIX)は8.99ポイント安の1406.90。出来高は約12億4729万株だった。《共同通信》