令和94日目
2019/08/02
この日のできごと(何の日)
【日本政府】韓国のホワイト国除外を閣議決定
政府は2日午前、安全保障上の輸出管理で優遇措置を適用する「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を閣議決定した。7日に公布し、28日に施行する。ホワイト国からの除外は韓国が初めて。
ホワイト国は、日本企業が軍事転用可能な先端材料や電子部品などを輸出する際、手続きの簡略化などの優遇措置を受けられる。
政令改正は対韓輸出管理厳格化の一環で、除外後は、先端材料をはじめ政省令で規制対象としている品目以外でも、兵器転用・開発など安全保障上の懸念があれば、政府が個別の輸出契約ごとに許可取得を義務付けることができる。政府が実施したパブリックコメントでは、95%が除外方針を支持していた。
韓国の除外で政府がホワイト国に指定している国は米国、英国など計26カ国となる。
政府は7月4日、今回の対応とは別に、フッ化水素など半導体材料3品目の韓国向けの輸出管理を厳格化している。
韓国の康京和外相は1日、バンコクでの日韓外相会談で、河野太郎外相に政令改正の中止を求めたが、日本側は日本は適切な措置だとして応じなかった。《産経新聞》
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【世耕弘成経済産業相】「禁輸措置ではない」
世耕弘成経済産業相は2日の閣議後の記者会見で、安全保障上の輸出管理で優遇措置を取っている「ホワイト国」から韓国を除外することについてのパブリックコメント(意見公募)で、寄せられた意見が4万件超、そのうち95%が除外に賛成する意見だったことを明らかにした。これを受け政府は2日の閣議で、ホワイト国から韓国を除外する政令改正を決定した。7日に政令を公布し、28日に施行する。
世耕氏は今回の措置について「禁輸措置ではなく、日本経済に影響を及ぼすことはない」と説明した。
意見公募は、7月1日から24日まで実施。通常の意見公募で寄せられる意見は数十件だが、今回のように多数の意見が集まったのは異例だ。賛成意見が95%を占める一方、反対は1%、残りは「賛成か反対か判別不能だった」(世耕氏)という
ホワイト国から韓国が外れれば、日本から韓国に今後、軍事転用の恐れがある物質や技術など幅広い分野で、個別に経産省の輸出許可を得る必要が出てくる。これまでは原則3年間、個別の許可申請を免除する「包括契約」での輸出が可能だった。《産経新聞》
【北朝鮮】また飛翔体発射
韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は2日午前2時59分頃と午前3時23分頃、咸鏡南道・永興付近から日本海に向け、短距離の飛翔体を2回にわたって発射した。飛翔体の発射は7月25日と31日に続くもので、8月5日に始まる予定の米韓合同軍事演習をけん制する狙いがあるとみられる。
2日に発射された飛翔体の数は明らかになっていないが、それぞれの高度は約25キロ・メートル、飛距離は約220キロ・メートル、最高速度はマッハ6・9だった。
韓国大統領府は発射後、安全保障関連の閣僚会議を開き、北朝鮮が7月31日に東部・元山付近から発射した飛翔体と「類似した飛行特性を持っている」との分析をまとめた。
31日の飛翔体については、韓国軍が「短距離弾道ミサイル」だったと発表している。大統領府は、今回も「新型の短距離弾道ミサイルの可能性が高い」とみている。ただ、北朝鮮の国営メディアが、31日に発射したのは新開発の「大口径操縦ロケット砲」だったと報じていることを踏まえ、さらに分析を進める。《読売新聞》
【法務省】死刑囚2人の刑執行
法務省は2日、神奈川県大和市で2001年に女性2人を殺害し、強盗殺人罪などで死刑が確定した庄子幸一死刑囚(64)=東京拘置所=と、福岡県で04~05年に女性3人を殺害し、強盗殺人罪などで死刑が確定した鈴木泰徳死刑囚(50)=福岡拘置所=の刑を同日午前に執行したと発表した。元号が令和になって初の執行で、山下貴司法相が命令した。
1988年に投資顧問会社「コスモ・リサーチ」社長ら2人を殺害して強盗殺人などの罪に問われた2人の刑が、昨年12月27日に執行されて以来で、第2次安倍政権以降は、計38人の執行。《共同通信》
【あいちトリエンナーレ2019】抗議700件
愛知県で1日から開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、いわゆる従軍慰安婦を象徴する少女像の展示に抗議が相次ぎ、芸術監督を務める津田大介氏は2日、記者会見を開き、作品撤去など対応策を検討することを明らかにした。
少女像が展示されているのは、名古屋市東区の愛知芸術文化センターで開催されている「表現の不自由展・その後」。表現が不適切とされ、表現機会を失った作品を集めている。会見での説明によると、開幕日の1日だけで電話が約200件、メールが約500件寄せられたという。
あいちトリエンナーレを約7800万円の補助金事業として採択した文化庁は「採択の前には詳細な内容を知らなかった」とし、愛知県に展示内容などについて詳細な説明を求めている。
トリエンナーレは1日~10月14日に開かれ、県が約7億8000万円、名古屋市が約2億1000万円をそれぞれ負担している。《読売新聞》
【ロシア・メドベージェフ首相】択捉島を訪問
ロシアのメドベージェフ首相は2日、北方領土の択捉島を訪れ、ロシアが独自に推進する開発事業の現状を視察した。2015年8月以来、4年ぶり4度目の北方領土訪問となった。
タス通信などによると、メドベージェフ氏は極東サハリン州の州都ユジノサハリンスクから空路で択捉島に到着した。温泉付き保養施設や水産加工場を視察したほか、学校や集合住宅の建設現場を訪れ、社会基盤整備の進展を確かめた。
メドベージェフ氏は島内で露メディアの取材に「ここは我々の領土だ。懸念はない」と語り、北方領土を日本に返還する考えはないと強調した。《読売新聞》
【プロ野球・2日】
オ9―8西
オリックスが乱打戦を制した。5―8の五回に西野の適時二塁打、安達の2点適時打などで4点を奪い、逆転した。2番手の比嘉が2勝目、近藤が2年ぶりのセーブを挙げた。西武は森が5打点の活躍も、投手陣が崩れ、4位に転落。
日0―2ソ
ソフトバンクの千賀が球威抜群の投球で2安打に抑え、今季初完封で10勝目を飾った。打線は六回にデスパイネの適時打で先制し、八回に牧原の適時打でリードを広げた。日本ハムは終盤の好機を生かせず今季6度目の零敗。
楽5―2ロ
楽天は二回に渡辺佳と堀内の適時打で2点を先制し、三回に島内の適時打と銀次の2ランで3点を加えた。美馬は6回1失点で、自身5連勝で7勝目。最後を締めた松井が29セーブ目。ロッテは拙攻で完投した二木を援護できなかった。
ヤ4―5中
中日は4―4の九回1死三塁から京田が勝ち越しスクイズを決めた。救援のロドリゲスが2勝目、岡田が4セーブ目。五回までに3点差を追い付いたヤクルトは2失策が失点に絡んだ。九回に登板したマクガフも踏ん張れず、2敗目。
広7―0神
大瀬良が今季2度目の完封勝ちで、広島を3連勝に導いた。尻上がりに調子を上げ、単打5本に抑えて8勝目。一回に失策に乗じて2点を先取した打線は六回はバティスタが25号満塁本塁打で突き放した。阪神は高橋遥が7失点と崩れた。
D4―2巨
DeNAは1―2の六回にソトの適時二塁打、ロペスの2点二塁打で3点を奪い逆転した。平良が6回2失点で4勝目。救援陣は得点を許さず、山崎が九回を締めて23セーブ目。巨人は菅野が6回4失点と粘れず、3連敗を喫した。