令和93日目
2019/08/01
この日のできごと(何の日)
【河野太郎外相】韓国・康京和外相と会談
河野外相は1日、バンコクで韓国の康京和外相と会談した。韓国人元徴用工の訴訟をめぐる問題や、日本政府による韓国への輸出管理の厳格化についての協議は進展しなかった。2日の日米韓外相会談では、日韓関係も議題となる見通しだ。
両氏の直接会談は、日韓請求権・経済協力協定に基づく仲裁手続きが7月18日に期限切れとなって以降初めて。両氏は会談冒頭の握手で険しい表情を崩さず、着席直後も無言で向き合ったままだった。
会談では、河野氏が徴用工問題について「韓国側の責任で国際法違反の状態を是正するよう強く求める」と述べた。康氏は具体的な解決策を示さず、「協議するための時間が必要だ」と主張したという。
日本政府による対韓輸出管理の厳格化では、康氏が輸出手続き簡略化の優遇措置である「ホワイト国」から韓国を外さないよう求めた。河野氏は、安全保障のための見直しだとする日本の立場を説明したとみられる。
日本政府は2日にも韓国の除外を閣議決定する方針だ。韓国側によると、康氏は閣議決定された場合、日韓関係に「重大な影響」が及ぶと述べた。「韓日の安全保障協力の枠組みに影響があり得る」とも語り、北朝鮮の核・ミサイル情報を共有するための日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄する可能性を示唆した。
一方で、両氏は短距離弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮をめぐる情勢について、日韓や日米韓で緊密に連携する方針を確認した。今後も外相レベルを含む日韓の外交当局間で緊密に意思疎通を図ることで一致した。《読売新聞》
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【7pay】9月末に廃止
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は1日、スマートフォン決済サービス「7pay(セブンペイ)」について、9月末でサービスを廃止すると発表した。サービス開始直後から不正利用被害が生じ、サービスを一時停止してセキュリティー強化を進めていたが、抜本的対策の完了に時間がかかるほか、サービスに対する利用者の不安も高まっており、サービス継続は困難と判断した。
傘下のセブン-イレブン・ジャパンが運営するスマホアプリ「セブン-イレブンアプリ」の決済サービスとしてサービスを始めたセブンペイは、不正利用被害を受け、7月4日に全ての入金(チャージ)を停止した。現在アプリ内に残る残金の返却方法については今後周知するとしている。
1日に東京都内で記者会見した後藤克弘セブン&アイHD副社長は「被害に対しては100%、補償するのは言うまでもないが、ご迷惑とご心配をおかけした多くのお客さま、不正利用の舞台となってしまったセブンイレブンの加盟店のみなさま、多くの関係者のみなさまに心よりおわび申し上げます」と謝罪した。《産経新聞》
【第199臨時国会】召集
参院選(7月21日投開票)を受けた第199臨時国会が1日召集され、当選を果たした与野党の新人議員らが初登院した。
いずれもれいわ新選組の比例代表選出で、重度障害を持つ木村英子氏、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の舩後靖彦氏は電動車いすで初登院。木村氏は記者団に「多くの障害者の人たちが重度訪問介護を使って就労できるように頑張っていきたい」と抱負を述べ、舩後氏も介助者を通じて「皆さんのご期待に応えられるようにしたい」と語った。
自民党の河井案里氏=広島選挙区=は同党所属のベテランに競り勝って初当選。記者団に「改めて身が引き締まる思いだ」と意気込みを語り、「地方のことはこれまで勉強してきたので、国の目線で地方の課題に取り組み、国会議員にしかできない国防安全保障などの勉強をさせていただきたい」と述べた。
また、NHKから国民を守る党の立花孝志党首=比例代表=は「NHKをぶっ壊す」と声を張り上げた。ただ、あいさつしてくる他党議員の顔と名前が分からないとも明かし、「ものすごく失礼なことで、ちょっと怖い。できるだけあいさつしなくていいように隅っこにいる」と語った。《産経新聞》
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7月の参院選を受けた第199臨時国会が1日、召集され、同日午前の参院本会議で新議長に自民党の山東昭子元副議長(77)を、副議長に立憲民主党の小川敏夫元法相(71)を、それぞれ選出した。
女性の参院議長就任は扇千景氏に次いで2人目。山東氏は選出後、本会議で「良き伝統とルールを守り、社会情勢に応じた思い切った改革をしながら、参院が言論の府として役割を果たすべく尽くす」と抱負を述べた。《産経新聞》
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7月の参院選を受けた第199臨時国会が1日、召集された。天皇陛下が5月1日の即位後初めて開会式に出席し、「国会が、国権の最高機関として、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望します」と述べられた。
令和初の国会召集で、陛下は衆参両院議員が出迎えるなか、国会に到着された。大島衆院議長の先導で、参院本会議場での開会式に臨まれた。
陛下は、皇太子だった2003年1月の第156通常国会の開会式に、入院中の上皇さまに代わって出席されたことがある。《読売新聞》
【立憲民主党・福山哲郎幹事長】韓国国会議員団と面会
立憲民主党の福山哲郎幹事長は1日、韓国国会議員団の徐清源団長らと国会内で面会し、いわゆる徴用工問題や韓国への半導体材料の輸出厳格化をめぐって冷え込む日韓関係について意見交換し、「今の日韓関係を憂慮している。外交はそれぞれが主張を繰り返しているだけでは前に進まない」と述べた。
徐氏は「日韓の国会議員は厳しいことがある度にそれぞれの政府に働きかけ、架け橋の役割を果たしてきた。両国関係がこれ以上、最悪の状況にならないようお力添えをお願いしたい」と呼びかけた。
立民の枝野幸男代表は7月31日の記者会見で、日韓請求権協定や半導体材料の輸出厳格化に関する日本政府の対応に理解を示した上で「両国の国民の感情的なもつれになっているのは遺憾だ。感情的な問題と、貿易管理や国際法の問題をごちゃごちゃにしてしまうことは良くない」と語った。《産経新聞》
【国民民主党・玉木雄一郎代表】韓国国会議員団と面会
国民民主党の玉木雄一郎代表は1日、来日中の韓国国会議員団と面会した。玉木氏はその後の記者会見で、いわゆる徴用工問題に関し、請求権問題を「完全かつ最終的に解決」と確認した1965年締結の日韓請求権協定について「絶対に守ってほしい。これと違う対応をすると、根底から両国関係が崩れてしまう」と伝えたことを明らかにした。
玉木氏は、韓国への半導体材料の輸出管理厳格化に関しても「安全保障に関わる問題として、韓国の貿易管理が問われている。しっかりと管理してほしい」と述べたという。これらの問題解決に向けて文在寅(ムン・ジェイン)政権に働きかけることも求めた。《産経新聞》
【上皇、上皇后陛下】若手音楽家らの演奏ご鑑賞
上皇ご夫妻は1日、東京都港区のサントリーホールを訪れ、国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)」オーケストラの東京公演を鑑賞された。
平成2年から毎年夏に札幌市で開催されている同音楽祭の30回目の節目に、主催者からの願い出に応じられた。世界26カ国の若手音楽家らで構成するオーケストラの演奏に、ご夫妻は熱心に耳を傾けられていた。《産経新聞》
【台北市・柯文哲市長】政党結成へ
台北市の柯文哲市長は1日、市政府(市役所)で記者会見し、自らの政党を結成する考えを明らかにした。柯氏は来年1月の総統選に出馬するかどうかは9月上旬に判断すると改めて表明した上で、同時実施の立法委員選(国会議員選に相当)に候補者を擁立すると述べた。
政党名は「台湾民衆党」で、すでに内政部(内務省)に届け出た。6日に結党大会を開く。名称は日本統治時代に自治運動を担った政治団体に由来するという。柯氏は、結党の目的は「民主、自由、多様性、開放、法治、人権、弱者保護などの普遍的な価値を台湾で実践する」ためだと述べる一方で、与党・民主進歩党は「価値のない政党だ」と批判した。
柯氏が今、政党を結成しても、総統選では無所属扱いになるため、出馬には有権者の署名約28万人分が必要だ。ただ、所属政党がない場合、総統に当選しても立法院(国会)の運営が困難になるのは確実なため、今回の政党結成は自らの総統就任をにらみ、立法院での足場固めを図る狙いがあるとみられる。《産経新聞》
【プロ野球・1日】
ロ7―6オ
ロッテがサヨナラ勝ちした。5―6の八回に荻野の三塁打で同点。延長十二回、中村奨の二塁打などで1死満塁とし、マーティンの押し出し四球で試合を決めた。新人の東妻がプロ初勝利。オリックスは打線が粘ったが力尽きた。
西10―11ソ
ソフトバンクが打ち勝った。一回のデスパイネの2ランや五回の上林の3ランなどで着実に得点を重ね、9―9の七回に牧原の2点二塁打で勝ち越した。松田遼が2勝目、森が21セーブ目。西武は投手陣が粘れず、連勝が3で止まった。
日1―3楽
楽天が競り勝った。1―1の三回に茂木の適時打で1点を勝ち越し、九回に浅村の23号ソロで加点した。5投手の継投で逃げ切り、2番手の辛島が3回無失点で7勝目。日本ハムは5カードぶりに同一カードの連戦に負け越した。
神3―2中
阪神が競り勝った。1―1の六回にマルテの中前打で勝ち越し、八回にも梅野の適時打で加点した。制球難の藤浪は五回途中で降板したが、救援陣が踏ん張り、3番手の島本が4勝目。中日は好機であと一押しできず、残塁13を数えた。
巨2―8広
広島は1―1の七回、代打磯村の適時打など5連打を含む6安打を集中して一挙4点。九回は代打坂倉がプロ初本塁打の3ランで突き放した。野村はテンポよく6回1失点で5勝目。巨人はメルセデスらが要所で踏ん張れなかった。
D2―4ヤ
ヤクルトが連敗を5で止めた。0―1の二回に村上の20試合ぶりとなるソロで追い付き、三回に雄平と中村の適時打で2点を勝ち越した。山田大は6回2失点で無傷の4連勝を飾った。DeNAは五回無死満塁での逸機が響いた。《共同通信》
【東京株式市場】
1日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅に反発し、終値は前日比19円46銭高の2万1540円99銭だった。東京外国為替市場で円安ドル高が進んだことから買い注文が優勢となった。朝方は前日の米国株安が重荷となり、約2週間ぶりの安値を付ける場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)の終値は2.21ポイント高の1567.35。出来高は約13億5600万株。
米連邦準備制度理事会(FRB)は7月31日、米中貿易摩擦による世界経済の減速懸念などを踏まえ、10年7カ月ぶりとなる政策金利の引き下げに踏み切った。《共同通信》
【岐阜県美濃市】38.4度
日本列島は1日も広く高気圧に覆われ、各地で気温が上昇し、岐阜県美濃市で全国の最高気温38.4度を記録した。東京都心部も午後3時22分に35.0度を観測し、今年初の猛暑日となった。週末にかけて気温が高い状態が続くとみられ、気象庁は引き続き熱中症に注意を呼び掛けている。
気象庁によると、全国926観測点で802地点が30度以上となった。このうち35度以上の猛暑日の地点は184に達して今年最多となった。
他に愛知県豊田市38.1度、栃木県佐野市や埼玉県鳩山町37.8度、群馬県館林市と津市で37.4度。名古屋市中心部は36.8度、大阪市中心部は35.5度だった。《共同通信》