令和1756日目

2024/02/19

【岸田文雄首相】ウクライナ首相と会談

岸田文雄首相は19日、ウクライナのシュミハリ首相と官邸で会談した。ロシアによる侵攻を踏まえ、一日も早く公正かつ永続的な平和を実現するため協力する方針で一致した。両氏は対ロ制裁の強化を含む今後の対応を協議。日ウクライナ関係の強化を目指し、機密情報の交換を可能にする情報保護協定の締結に向けた交渉を正式に開始すると確認した。

岸田首相は会談で「国際社会がウクライナを支えるよう改めて機運を高めなければならない。日本としても官民一体で復興に向けて取り組みを強化したい」と強調。シュミハリ氏は、ゼレンスキー大統領による「さまざまな分野での協力、支援に感謝する」とのメッセージを伝えた。《共同通信》

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【日本列島】各地で気温上昇

南からの暖かい空気の影響で、日本列島は19日、広い範囲で4月から5月並みまで気温が上がった。札幌市13.9度、秋田市20.1度など全国915の観測点のうち、北日本を中心に217地点(午後8時現在)で2月の観測史上最高を記録した。山口県や九州、奄美では春の訪れを告げる「春一番」が吹いた。

気象庁によると、日本の東にある高気圧の縁を回る暖かい空気が流れ込んだ。20日は暖気の影響が残る地域が多いが、その後は寒気が流入し気温が下がる日があり、体調管理に注意が必要だ。

北海道は各地で2月の最高気温を更新した。道内で最も気温が高かったのは湧別町と紋別市で、いずれも17.1度。紋別市は6月下旬並みで、湧別町では平年との差が19.2度に達した。

19日に2月の観測史上最高気温だったのは他に、新潟県上越市22.5度、福島県会津若松市20.2度、山形市18.9度、盛岡市17.1度など。被災した石川県輪島市は21.0度で5月中旬並み、大分県豊後高田市は21.9度で4月下旬並みと、いずれも今年最高となった。《共同通信》

【サッカー・伊東純也選手】損害2億円求め提訴

サッカー・フランス1部リーグのスタッド・ランス所属の伊東純也選手(30)から同意なく性行為をされたとして女性2人が刑事告訴したことを巡り、伊東選手の代理人弁護士は19日、性加害はなかったとして、女性らに計約2億円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。代理人弁護士は報道陣に「事実に基づかない虚偽告訴と確信している」と話した。

伊東選手を巡っては、女性2人が昨年6月に共に飲食した後、大阪市のホテルで性被害を受けたと、週刊新潮のニュースサイト「デイリー新潮」が1月に報じた。女性側が準強制性交容疑などで伊東選手を大阪府警に告訴したのに対し、伊東選手側も女性2人を虚偽告訴容疑で告訴していた。

伊東選手側は訴状で、性加害行為は一切ないと強調。「名誉や信用を毀損させることは明らかだ」として、スポンサー契約を打ち切られたことなどに伴う損害賠償を求めた。《共同通信》

サッカー・フランス1部リーグのスタッド・ランス所属の伊東純也選手(30)が、同意なく性行為をされたとする女性2人の告訴は虚偽だとして、女性側に計約2億円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴したことを受け、女性側の代理人弁護士は19日、今後の法的手続きで女性らが「受けた被害が真実であることを明らかにしていく」とのコメントを出した。

女性側の代理人弁護士はコメントで、伊東選手側の提訴などについて「本件の本質である捜査や刑事訴追の手続きに不当な影響を与える」と批判。女性らは誹謗中傷を受けるなどの二次被害に苦しめられていると訴えたほか、金銭による「賠償を求める意向はない」とも主張した。《共同通信》

【ボクシング】

ボクシングの2023年優秀選手表彰式が19日、東京都内で開かれ、6年連続7度目の男子最優秀選手賞に輝いた30歳の井上尚弥は「納得のいく内容で勝てて、統一できた。百点をつけていい」と喜びを口にした。史上2人目となる2階級での世界主要4団体王座統一を果たした。

昨年7月にスーパーバンタム級初戦でスティーブン・フルトン(米国)にTKO勝ちして4階級制覇した一戦は世界戦年間最高試合に選出。12月には2団体王者同士の対決でマーロン・タパレス(フィリピン)にKO勝ちし、KO賞は4年連続の受賞となった。

技能賞は寺地拳四朗、新鋭賞は那須川天心が受賞。女子最優秀選手賞には昼田瑞希が選出された。《共同通信》

【令和6年能登半島地震】

石川県、住宅被害7万棟超え

石川県は19日、能登半島地震による住宅被害が7万2844棟になったと発表した。七尾市で1万4112棟、珠洲市で1万3549棟、輪島市で9799棟など。死者は災害関連死15人を含む計241人で、負傷者1185人とともに変動はない。輪島市で9人が安否不明となっている。

また県は、地震の犠牲者のうち、遺族の同意を得た男女2人の氏名を公表した。輪島市の女性(76)と男性(78)で、いずれも死因は明らかにしなかった。県が公表したのは計139人になった。《共同通信》

【東京株式市場】

19日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。相場を牽引してきた半導体関連株が、過熱警戒感から下落したことが響いた。ただ、根強い先高観を背景とした買い注文も入り、下げ幅は限定的だった。

終値は前週末比16円86銭安の3万8470円38銭。東証株価指数(TOPIX)は14.96ポイント高の2639.69。出来高は約15億9574万株だった。《共同通信》

【健康に配慮した飲酒に関するガイドライン】公表

飲酒に伴うリスクを周知し健康障害を防ぐため、厚生労働省は初の指針「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を正式決定し、19日公表した。酒量より純アルコール量に着目することが重要だとし、疾患別に発症リスクを例示。大腸がんは1日当たり約20グラム以上で、高血圧は少量でもリスクが高まるとしている。飲む際は量を決めるなどの留意点も挙げた。

純アルコール量20グラムはビール中瓶1本や日本酒1合、ウイスキーのダブル1杯に相当。指針によると、1日当たりの摂取量として脳梗塞は男性40グラム、女性11グラムで発症の恐れが上がる。女性の乳がんは14グラム、男性の前立腺がんは20グラム。《共同通信》

【立憲民主党】文科相の不信任案提出

立憲民主党は19日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体との関係が指摘される盛山正仁文部科学相に対する不信任決議案を衆院に提出した。2021年衆院選で教団側から選挙支援を受けたのは明らかだとして、閣僚としての適格性を問題視。岸田文雄首相に盛山氏の更迭を求め、攻勢を強める構えだ。自民、公明両党は20日の衆院本会議で否決する。

立民は不信任案を単独で提出したが日本維新の会や共産党、国民民主党などに賛成を呼びかけ、共産は同調する方針。安住淳国対委員長は国会内で記者団に、盛山氏と教団側との関係を認定せざるを得ないとし「教育行政をつかさどる者として適格性に欠ける」と語った。

提出理由で、宗教法人を所管する文科省による教団の解散命令請求を挙げ「盛山氏が疑念を抱かれずに公正な審理を進めることは不可能だ」と指摘。「記憶にない」と不誠実な国会答弁を繰り返し、説明責任を果たしていないと非難した。

提出を受け、林芳正官房長官は記者会見で「今後も職責を果たしてもらいたい」と述べた。《共同通信》

【米・バイデン大統領】日系人収容を謝罪

太平洋戦争中に米政府が日系人約12万人を強制収容した根拠になった大統領令署名から82年の19日、バイデン大統領は声明を発表した。「恥ずべきことだ。家族を離れ離れにし、尊厳を奪った」と国家の過ちを改めて謝罪し、ローマ字で「Nidoto Nai Yoni(二度とないように)」と誓った。

日米は1941年12月の真珠湾攻撃を機に開戦した。ルーズベルト大統領は翌年2月19日に「大統領令9066号」に署名。日系人は「敵性外国人」とされ、家を追われて各地の強制収容所に入れられた。《共同通信》

【ロシア】2週間かけナワリヌイ氏の遺体検査

プーチン政権と対立し、北極圏の刑務所で死亡したロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の広報担当者は19日、当局が現地を訪れたナワリヌイ氏の母親と弁護士に、14日間かけて「化学検査」を行うと通知したとX(旧ツイッター)で明らかにした。「殺人の痕跡を隠蔽するための露骨なうそだ」と非難した。

当局は遺体の引き渡しを拒んでいる。ナワリヌイ氏の妻ユリアさんも19日の動画声明で、遺体引き渡し拒否は猛毒の痕跡が消えるのを待つためだと主張。「(われわれは)プーチンがなぜ3日前に夫を殺害したのかを知っており、近くお伝えする。誰がどう罪を犯したのか突き止める」と宣言した。《共同通信》

【米・バイデン大統領】対ロシア追加制裁を検討

バイデン米大統領は19日、ロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏が死亡したことを受け、ロシアに対し「追加制裁を検討している」とホワイトハウスで記者団に述べた。

米下院で多数派の共和党の一部がウクライナ支援を含む緊急予算案に反対していることに関し「大きな過ちを犯している」と批判。ジョンソン下院議長が協議を望むなら「喜んで会う」とも語った。

バイデン氏は16日にもロシアに対して「あらゆる選択肢を検討している」と述べ、対抗措置を取る方針を示唆していた。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

日ウクライナ経済復興推進会議

ロシアによる侵攻が続くウクライナ支援策を話し合う「日ウクライナ経済復興推進会議」が19日、東京都内で開かれた。岸田文雄首相は基調講演で「日本の戦後・災害復興の知見、民間の先進的技術、ノウハウを活用し、官民一体となってオールジャパンで取り組む」と表明した。当局や企業間で50本以上の協力文書を交わした。日本外務省は投資促進に向けてウクライナへの渡航制限の特例措置を発表した。

米欧諸国にウクライナへの「支援疲れ」が指摘される中、24日の侵攻開始2年を前に日本独自の取り組みをアピールした。

首相は講演で「戦争が続き、状況は決して容易ではないが、経済復興を進めることは未来への投資だ」と指摘。ウクライナと新たな租税条約を締結し、投資協定改正へ交渉を開始すると明らかにした。首都キーウに日本貿易振興機構事務所を設置、事業に従事するウクライナ関係者への査証を緩和すると語った。

ウクライナのシュミハリ首相も出席し「両国間の協力の新しいスタートを切る日だ。一緒に真の友情とパートナーシップを築いていきたい」と述べた。《共同通信》

ゼレンスキー大統領、東部訪問

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、東部ハリコフ州の要衝クピャンスク方面の指揮所を訪問したと発表した。部隊を激励し「兵士とともにいられることはいつも光栄だ」と通信アプリに投稿した。クピャンスクは東部で攻勢を強めるロシア軍が掌握を狙う都市の一つ。昨年秋ごろから周辺で戦闘が激化している。

ウクライナ軍は19日、ロシア軍のスホイ戦闘機2機を撃墜したと発表した。

ウクライナのパブリュク陸軍司令官は、ロシアによる全面侵攻の兆候を2021年秋ごろにはつかみ、22年2月の侵攻まで5カ月にわたり準備したと明らかにした。地元メディアが19日までにインタビューを報じた。《共同通信》

亡命のロシア軍パイロット死亡

ウクライナ国防省情報総局のユソフ報道官は19日、ウクライナに亡命したロシア軍パイロット、クジミノフ氏がスペインで死亡したのを確認したと述べた。ウクライナメディアが伝えた。スペインやロシアのメディアは同氏が殺害されたと報じた。

クジミノフ氏は昨年8月、ロシア西部から軍のヘリコプターを操縦してウクライナ側に投降。首都キーウ(キエフ)で記者会見を開き、ロシアのウクライナ侵攻に反対だったと表明した。

ロシア対外情報局(SVR)のナルイシキン長官は20日「この裏切り者の犯罪者は、汚れた恐ろしい犯罪を企てた時点で道徳的に死んでいた」と述べた。

【MLB】

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(29)が19日、アリゾナ州グレンデールで行われているキャンプで昨年9月の右肘手術後初となる実戦形式の打撃練習に臨み、3打席目に本塁打を放った。真ん中付近のボールを捉えてバックスクリーン横に運び、見守ったファンから大きな歓声と拍手を浴びた。

大谷は同僚の右腕3投手と対戦。1打席目はスイングせず、2打席目は空振り三振だった。本塁打を打たれたフェイエレイセンは「すごかったね。彼が元気に打席でバットを振り、本塁打を打つ姿を見られて良かったよ」と笑顔で話した。

22日に始まるオープン戦で、大谷の出場は週明け以降になる見通し。《共同通信》