令和1568日目

2023/08/15

【台風7号】近畿縦断

台風7号は15日、和歌山県に上陸し、近畿を縦断するように北上した。局地的豪雨をもたらす線状降水帯が午前、鳥取県から岡山県にかけて発生。気象庁は夕方には鳥取県に大雨の特別警報を発表し、夜に警報に切り替えた。強風や大雨によるけが人や住宅被害が相次ぎ、お盆の交通機関にも大きな影響が出た。

特別警報の対象となった鳥取市は、警戒レベルが最も高い避難情報「緊急安全確保」を市内全域の約18万1千人に発表した。鳥取県八頭町や兵庫県香美町も緊急安全確保を出した。

総務省消防庁の午後8時のまとめでは、避難指示は東海と近畿、中四国の9府県で約8万7千世帯、約19万1千人が対象となった。また、大阪府などで計28人がけがをした。和歌山市では60代男性が建物の外壁に挟まれ意識不明の重体となった。

15日は発達した雨雲や周辺の湿った空気により猛烈な雨が降った地域があり、静岡県と鳥取県では竜巻などの激しい突風も発生した。24時間降水量は三重県大台町で600ミリ、和歌山県那智勝浦町で500ミリを超えた。《共同通信》

台風7号による強風や大雨の影響で15日、関西各地で負傷者が相次ぎ、倒木や浸水、土石流の被害も出た。和歌山市では60代男性が建物からはがれ落ちた外壁の下敷きになり意識不明の重体。鳥取県に大雨特別警報が出され、鳥取市の佐治川に架かる橋が一部崩落した。

鳥取市は全域の18万1859人を対象に警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」を発表。佐治川ダムの貯水量が上限に達する恐れがあるため緊急放流を行った。鳥取県の八頭町と琴浦町も川が越水したなどとして緊急安全確保を発表し、兵庫県香美町も川が氾濫危険水位を超えたことなどから緊急安全確保を出した。

鳥取県は鳥取市などに災害救助法の適用を決定。兵庫県は香美町に、京都府は舞鶴市など3市に適用を決めた。鳥取市では道路に土砂が流れ込み、佐治町などの12カ所の集落で住民が孤立。

大阪府内では11人がけがをした。

大津市では女性が倒れてきた木に頭を打ち、京都市南区では自転車の男性が転倒し腕を負傷した。 高松市ではトラック荷台の棚が倒れ、支えようとした男性が負傷した。《共同通信》

お盆を襲った台風7号の影響で、東海道・山陽新幹線は15日、名古屋―岡山で終日、計画運休した。JR東海と西日本によると、16日は始発から通常通り運転する予定。台風の影響次第で運転見合わせや行き先変更などの可能性がある。15日に欠航が相次いだ空の便も、16日は一部を除きほぼ通常運航となる見通し。

JR各社によると、15日は東海道新幹線の名古屋―新大阪、山陽新幹線の新大阪―岡山で、始発から運転を取りやめた。東海道新幹線は東京―名古屋で、山陽新幹線は岡山―博多で本数を減らした。

全日空と日航によると、15日は大阪(伊丹)空港など西日本を発着する便を中心に計570便以上が欠航した。《共同通信》

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【全国戦没者追悼式】

終戦から78年となった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館で開かれ、遺族らが犠牲者を悼んだ。防衛力増強を進める日本の安全保障政策が岐路に立つ中、列島各地は平和への祈りに包まれた。戦争体験者や遺族は高齢化し、惨禍の記憶と不戦の願いを次代にどう継承するのかが課題だ。

式典は新型コロナ感染防止に慎重を期し、4年連続で縮小開催。台風7号による交通機関への影響などから10府県の遺族が欠席し、参列者数は1855人となった。事前に参列意向を示した遺族は戦後生まれが初めて4割を超えた。

岸田文雄首相は式辞で、今年もアジア諸国への加害責任には触れずに「積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携える」とし、戦没者の遺骨収集にも力を入れると述べた。天皇陛下は「深い反省」に触れ、世界の平和と国の発展を祈るお言葉を読み上げられた。

遺族代表で熊本県の横田輝雄さん(83)は、追悼の辞でロシアのウクライナ侵攻に言及。「現地の惨状を目の当たりにするにつけ、かつての戦争を思い出さずにはいられない」と憂い、体験を語り継ぐと誓った。《共同通信》

【高市早苗経済安全保障担当相】靖国神社参拝

高市早苗経済安全保障担当相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。終戦の日に閣僚の参拝が確認されたのは4年連続。岸田文雄首相は昨年に続き参拝せず、自民党総裁として私費で玉串料を奉納した。これとは別に、東京都内の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れて献花した。自民では萩生田光一政調会長が靖国神社を参拝した。

高市氏は参拝後、記者団に「国策に殉じた皆さんの御霊に哀悼の誠をささげ、感謝の思いを伝えた」と強調。萩生田氏も「先の大戦で尊い犠牲となられた先人の御霊に謹んで哀悼の誠をささげ、恒久平和、不戦への誓いを新たにした」と述べた。首相の玉串料は、代理で訪れた自民の国場幸之助・総裁特別補佐が納めた。

昨年は8月13日に西村康稔経済産業相、15日に高市氏と秋葉賢也復興相(当時)の2人が靖国神社を参った。

超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は15日午前、副会長の逢沢一郎衆院議員(自民)らメンバーが参拝した。自民の小泉進次郎元環境相らも個別に訪れた。《共同通信》

【プロ野球・15日】

西3―5楽

楽天は2―3の九回2死二、三塁から小郷の2点三塁打で逆転し、浅村の内野安打でさらに1点を加えた。最後は松井裕が締めて26セーブ目。西武は1―2の八回に外崎、中村の連続適時二塁打でリードしたが、増田がつかまり3連敗。

日6―5ロ

日本ハムが3連勝。2―3の五回、万波の適時打で追い付くと、上川畑が2点打を放って勝ち越した。加藤貴が5回2/3を3失点(自責点1)でしのいで6勝目、田中正が20セーブ目を挙げた。ロッテは西野が試合をつくれなかった。

ヤ3―9D

DeNAが快勝した。一回に宮崎のソロで先制。二回は伊藤のソロ、三回は佐野のソロと宮崎の適時打で加点し、四、五回にも2点ずつ加えた。バウアーはテンポ良く7回を3失点でまとめて9勝目を挙げた。ヤクルトは4連敗。

広7―6神

広島が連敗を6で止めた。1点を追う六回にデビッドソンのソロと小園、西川の連続適時打で逆転。3番手のターリーが7勝目を挙げた。阪神は連勝が10でストップ。先発の西純が5回4失点と試合をつくれず、救援陣も粘れなかった。《共同通信》

【競泳】

競泳の日本代表選手から強化体制への批判が相次いでいる問題で、日本水連と選手、コーチによる非公開のミーティングが15日、東京都内で開かれた。池江璃花子や入江陵介らが出席したほか、日本水連によると、リモート形式を含めると先月の世界選手権(福岡市)代表選手40人のうち約半数が参加し、今後に向けた改善策を提案した。

選手側が示した不満の一つ、世界選手権リレー種目のメンバー選考について、日本水連の梅原孝之競泳委員長が説明する場面もあったという。

梅原競泳委員長は、選手とのコミュニケーション不足があったと認め「ストレスが積もって不満が出たと思う。私自身の反省点」と述べた。《共同通信》

【東京株式市場】

15日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反発した。終値は前日比178円98銭高の3万2238円89銭。半導体株の上昇が相場を押し上げた。外国為替市場で一時約9カ月ぶりの水準まで進んだ円安ドル高も輸出関連株を支えた。

TOPIXは9.42ポイント高の2290.31。出来高は約12億8300万株。《共同通信》

【サッカー】

サッカーのブラジル代表FWネイマール(31)が、フランス1部リーグのパリ・サンジェルマンからサウジアラビア・プロリーグのアルヒラルに移籍すると15日、両クラブが発表した。欧州メディアによると推定年俸1億5千万ユーロ(約239億円)の2年契約。移籍金は9千万ユーロに出来高も加わる。

ネイマールは2017年にバルセロナ(スペイン)から世界最高額の移籍金2億2200万ユーロ(当時のレートで約291億円)でパリSG入りし、公式戦173試合で118得点をマーク。5度のリーグ制覇に貢献したが、欧州チャンピオンズリーグ(CL)は20年の準優勝が最高だった。

サウジ・プロリーグは1月にアルナスル入りしたポルトガル代表FWロナルドを筆頭に、今夏は元フランス代表FWベンゼマ、セネガル代表FWマネら大物選手の加入が相次いでいる。アルヒラルは今春のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝でJ1浦和に敗れて連覇を逃した。《共同通信》

【韓国・尹錫悦大統領】「北朝鮮は抑圧と貧困」

韓国の尹錫悦大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の政府式典での演説で、北朝鮮について「全体主義体制と抑圧的統治を続け、最悪の貧困と窮乏から抜け出せないでいる」と痛烈に批判した。北朝鮮に強く対峙する姿勢を示し、保守層の支持結集を図る狙いがあるとみられる。

尹氏は「自由民主主義の韓国と共産全体主義の北朝鮮は克明な差が出ている」と述べ、米国をはじめ西側諸国との連携が韓国の国益につながったと強調。ロシアが侵攻するウクライナへの支援も「究極的に韓国の自由、平和、繁栄のためになる」と訴えた。《共同通信》

【台湾・頼清徳副総統】パラグアイ大統領就任式に出席

来年1月の台湾総統選の与党、民主進歩党(民進党)候補、頼清徳副総統は15日、南米で唯一台湾と外交関係があるパラグアイの首都アスンシオンで、サンティアゴ・ペニャ大統領の就任式に出席した。

台湾への中国の軍事圧力が強まる中、頼氏には就任式のために訪れた各国首脳や特使と交流し連帯を深める狙いがある。米国のハーランド内務長官も訪れており、接触が注目される。

パラグアイのメディアなどによると、就任式にはスペイン国王フェリペ6世ら首脳級も含め100人以上の特使らが列席。日本からは武井俊輔外務副大臣が派遣された。《共同通信》

【ポーランド】軍事パレード

ポーランドの首都ワルシャワで15日、軍事パレードが行われた。ロイター通信によると、冷戦後では最大規模。ロシアによるウクライナ侵攻後、ポーランドは対ロ強硬姿勢を鮮明にして、軍備増強を進めている。

軍記念日に合わせたパレードでは、ポーランド軍と北大西洋条約機構(NATO)加盟国の兵士ら2千人が行進し、戦車や戦闘機なども披露した。ポーランドは、隣国ベラルーシにロシア民間軍事会社ワグネルの戦闘員が駐留していることから警備を強化。ドゥダ大統領は演説で「国境防衛は、国益にとって重要だ」と強調した。

ポーランドは国防費を昨年の国内総生産(GDP)比2.4%から今年は4%に引き上げた。《共同通信》

【米・ハワイ州】山火事の死者106人に

米ハワイ・マウイ島で起きた山火事で、マウイ郡当局は15日、106人の死亡が確認されたと発表した。被災地では捜索活動が続く中、目撃者の証言などから送電線が出火原因との疑いが次第に強まっている。強風にもかかわらず送電を停止しなかった電力会社に厳しい目が向けられている。

バイデン大統領は15日「過去100年で最悪の山火事だ」と述べた。ホワイトハウスは16日、バイデン氏とジル夫人が21日に被災地を訪問すると発表した。

AP通信や米紙ワシントン・ポストなどによると、壊滅的被害を受けた島西部のラハイナで山火事が発生したとされる8日夜明けごろ、木製の電柱が突然閃光を放って折れ、電線が乾燥した草の上に落ちて火の手が上がる様子が目撃された。

火は8日午前9時(日本時間9日午前4時)までに消し止められたとみられたが、午後2時ごろに同じエリアで再び出火。山火事は複数箇所で発生した可能性があるものの、落雷などの自然現象により出火したことを示す記録はないという。《共同通信》

《共同通信》

【MLB】

米大リーグは15日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はアーリントンでのレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で出場し、4打数1安打だった。チームは3―7で敗れた。

ブルージェイズの菊池はフィリーズ戦に先発し、6回1失点、7奪三振と好投したが、メジャー初の2桁勝利となる10勝目はならなかった。チームは2―1で勝った。

カブスの鈴木はホワイトソックス戦に「8番・右翼」で出場し、11号ソロを放つなど4打数1安打1打点。チームは3―5で負けた。レッドソックスの吉田はナショナルズ戦を欠場した。試合は5―4で勝った。《共同通信》