令和1318日目

2022/12/08

この日のできごと(何の日)

【辺野古訴訟】沖縄県の敗訴確定

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、県の埋め立て承認撤回を取り消した国土交通相裁決の妥当性が争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は8日、裁決取り消しを求めた県の上告を棄却した。訴訟を起こす資格(原告適格)がないとして訴えを退けた一、二審判決が確定した。

県は2013年に辺野古沿岸部の埋め立て工事を承認したが、18年8月、予定海域に軟弱地盤が見つかったことなどを理由に承認を撤回。防衛省沖縄防衛局が行政不服審査法に基づき国交相に審査請求し、国交相は19年4月、裁決で撤回を取り消した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【長野市】苦情で公園廃止に

「子どもの声がうるさい」などと1軒の近隣住民から苦情が続いて利用者がほぼいなくなったとして、長野市は8日、市内の公園「青木島遊園地」を今年度末で廃止すると明らかにした。

市によると、公園は地元区長会の要望を受け、市が民有地を借りて2004年4月に開設。遊具1基と広場があり、近くの保育園や小学校、児童センターの子どもらが利用していた。

これに対し、公園近くの1軒の住民から「40〜50人の子どもが一斉に遊んでいて、うるさい」「ボールが庭に飛び込み、植栽が踏み荒らされる」などの苦情が寄せられた。市は08〜09年度、公園の出入り口の変更やボール遊びを禁止する看板の設置、遊具の移動などの対策を講じたが、住民は昨年3月、児童センターに「子どもは5人程度に。声を出さず静かに遊ばせてほしい」と要望した。

センターは児童を公園で遊ばせることが事実上できなくなり、利用者はほぼいなくなったという。公園は住民や区長会、児童センターが管理していたが、区長会は今年1月、「公園として活用されていないなら、やむを得ない」と廃止要望書を市に提出した。

市の担当者は記者会見で「地元の要望や借地料が続くことなどを総合的に判断し、廃止を決めた」と説明した。苦情を寄せていた住民は読売新聞の取材に対し、「大勢の子どもが毎日騒ぎ、家で仕事をする上でも支障があった。すぐ近くに住む私たちの立場も知ってほしい」と話した。《読売新聞》

【東京株式市場】

8日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化に伴う景気後退懸念が重荷となり、幅広い銘柄で売り注文が優勢だった。午後には買い戻しの動きもあり、下げ幅はやや縮小した。

終値は前日比111円97銭安の2万7574円43銭。東証株価指数(TOPIX)は6.81ポイント安の1941.50。出来高は約10億9111万株だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内では8日、新型コロナウイルス感染者が新たに13万2989人確認された。死者は236人で、重症者は前日から17人増の363人だった。

東京都の新規感染者数は1万4104人で、前週の同じ曜日から1772人増え、3日連続で1週間前を上回った。直近1週間の平均新規感染者は1万2137人で、前週から1%増えた。男女22人の死亡が確認された。《読売新聞》

新型コロナウイルス対策の大幅緩和に踏み切った中国で8日、PCR検査体制が破綻し始めた。流行拡大に検査が追い付かないため感染者を絞り込めず、「ゼロコロナ」政策の根幹のシステムが揺らいでいる。感染者の自宅隔離を認めたことから風邪薬の買いだめが起きる混乱も。習近平指導部が政策転換を円滑に進められるかどうかは不透明だ。

中国では依然、陰性証明が必要な場面が多く、外出の多い市民は数日に1回は無料の検査を受けるのが一般的。ただここ数日、結果がスマートフォンの専用アプリに表示されない人が続出した。防疫関係者によると、実際には陽性疑いになったケースだという。《共同通信》

【れいわ新選組】代表選告示

れいわ新選組は8日、山本太郎代表の任期満了に伴う代表選を告示し、山本氏ら3陣営が立候補を届け出たと発表した。選挙戦となり、18日に投票結果を公表する。代表選は2019年4月の結党以来初めて。

3陣営は、他に大石晃子、櫛渕万里両衆院議員の陣営と、作家の古谷経衡氏。党によると、大石、櫛渕両氏は一つの陣営として扱う。

3陣営は合同記者会見に臨み、山本氏は「もう少しかじ取りを任せてほしい」と続投への意欲を強調。大石氏は「れいわを大きく変えたい」と語り、当選すれば櫛渕氏と2人で共同代表に就くとした。古谷氏は保守政党を目指す考えを示し「党内改革を行う」と述べた。《共同通信》

【岸田文雄首相】サッカー日本代表に感謝

岸田文雄首相は8日、サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で16強入りした日本代表の森保一監督や主将の吉田麻也選手らと官邸で面会した。首相は「世界中をびっくりさせた。間違いなく多くのファンに勇気を与えた。感謝の気持ちでいっぱいだ」とチームの活躍をたたえた。

森保監督は「日本の皆さんが送ってくれたエールのおかげで、選手たちも最後まで粘り強く戦ってくれた」と総括。「これからも日本人の魂と誇りを持って、日本のために戦いたい」と決意表明した。 今大会の日本は1次リーグでW杯優勝経験国の強豪ドイツ、スペインに逆転勝ち。決勝トーナメントに進んだ。《共同通信》

【岸田文雄首相】国内投資拡大を要望

岸田文雄首相は8日、経団連や各地の経済団体トップを集めた会合を首相官邸で開き、国内投資の拡大こそが成長戦略の核心だと指摘し「経済界には政策を活用し、各地域で存分に投資を進めてもらうことを期待する」と述べた。脱炭素分野や「人への投資」など計約7兆円の投資促進策を盛り込んだ2022年度第2次補正予算が2日に成立したことを受け、民間側にも対応を求める姿勢を打ち出した。

補正予算は10月に決定した総合経済対策の裏付けとなる。脱炭素のほか、先端半導体開発やデジタル分野への補助金といった企業の設備投資、研究開発投資を促す施策などに計約7兆円を確保した。《共同通信》

【中国・習近平国家主席】サウジ首脳と会談

中国の習近平国家主席は8日、サウジアラビアの首都リヤドの宮殿でサルマン国王や、首相で国政を取り仕切るムハンマド皇太子らと首脳会談を行った。サウジ国営通信が伝えた。双方は両国間の経済協力強化を協議し、包括的な戦略パートナーシップ合意を結んだ。直接投資の促進や水素エネルギー分野などの覚書も交わした。

中国国営メディアによると、習氏は会談で「中国は多極化する世界で重要な役割を負っているサウジとの関係を重視している」と述べた。 《共同通信》

【ロシア】米女子バスケ選手釈放

ロシア外務省は8日、今年2月のロシア入国時に大麻オイルを所持していたとして懲役9年の判決を受け、服役中だった米女子プロバスケットボールのブリトニー・グライナー選手が同日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ空港で釈放されたと明らかにした。

グライナー選手の長期拘束は、ウクライナ侵攻により冷え込んだ米ロ関係を一層悪化させる要因となっていた。サウジアラビア国営通信は8日、釈放は、UAEのムハンマド大統領と、サウジ首相のムハンマド皇太子が仲介したと伝えた。《共同通信》

【フランス】若者のコンドーム無料に

フランスのマクロン大統領は8日、若者の性感染症対策を強化するため、来年1月1日から18~25歳は薬局でコンドームを無料入手できるようにすると明らかにした。フランスのメディアが伝えた。

フランスでは医師や助産師の処方箋があれば社会保険でコンドーム購入費の還付を受けられるが、さらに入手を容易にする。マクロン氏は中西部ポワチエ近郊で開かれた若者の保健をテーマにした会合で「(性感染症)予防の小さな革命となる」と述べた。

また、子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを男子、女子ともに接種する必要があると強調し、科学的な勧告があれば義務化も辞さないとの考えを示した。《共同通信》

【吉田喜重さん】死去

「松竹ヌーベルバーグ」の旗手として国内外で活躍した映画監督の吉田喜重さんが8日午前8時33分、肺炎のため病院で死去した。89歳。福井市出身。

松竹大船撮影所で木下恵介監督らに師事し、1960年に監督デビュー。「秋津温泉」「日本脱出」などを手がけ、大島渚監督、篠田正浩監督らとともに「松竹ヌーベルバーグ」と呼ばれた。

64年、俳優の岡田茉莉子さんと結婚。66年に現代映画社を設立し「エロス+虐殺」「戒厳令」などを発表した。「人間の約束」で芸術選奨文部大臣賞。著書に「小津安二郎の反映画」。《共同通信》



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