令和567日目

2020/11/17

この日のできごと(何の日)

【この日の菅義偉総理】

豪・モリソン首相と会談

菅義偉首相は17日、オーストラリアのモリソン首相と官邸で会談した。海洋進出を強める中国を念頭に、安全保障分野の連携強化に向け、自衛隊と豪軍の共同訓練などに関する「円滑化協定」の締結で大枠合意した。自衛隊が豪軍の艦艇や航空機を守る「武器等防護」実施のために調整を進めることでも一致した。


https://www.kantei.go.jp/

菅首相が9月の就任後、国内で外国首脳と会談するのは初めて。約80分間の会談で両首脳は法の支配など「自由で開かれたインド太平洋」の推進に向けて緊密に連携していくことで一致した。米大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領に対し、引き続き協力を求めていくことも確認した。

円滑化協定は部隊が国外で活動する際の法的地位や税の扱いなどを定める。共同訓練や災害救援で相手国を訪問する際の手続きを簡素化することで、往来を円滑にする狙いだ。今後、締結に向けた作業を進める。

両首脳は共同声明を発表し、中国が活動を活発化させる東シナ海や南シナ海について「深刻な懸念」を表明したほか、香港情勢にも「重大な懸念」を共有した。

中国はオーストラリアから新型コロナウイルスの発生源をめぐる調査を求められたことに反発し、豪州産品の輸入制限などを行う。両首脳は「貿易は政治的圧力をかけるための道具として決して使われてはならない」と確認した。モリソン氏は17日午後、都内で安倍晋三前首相とも会談した。《産経新聞》

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【COVID-19】

札幌市に外出自粛要請

新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受け、北海道の鈴木直道知事は17日、札幌市を対象に不要不急の外出自粛と市外との往来自粛を要請した。同市外の道民らには、同市との往来自粛に加えて飲食場面でのリスク回避の徹底を求めた。

要請期間は27日まで。道が独自に設定した5段階の警戒ステージのうち、札幌市では現行の「3」から、「医療体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要」とされる「4」相当扱いにして、より強い措置をとる。自粛要請には「感染リスクを回避できない場合」という条件を付け、マスク着用といった感染防止策を徹底していない施設の利用や「5人以上、2時間超」の飲食などを控えるよう示した。《産経新聞》

【東京株式市場】

17日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸。新型コロナウイルスのワクチン開発進展への期待から買いが優勢になった。終値は2万6000円の大台を回復し、約29年半ぶりの高値を付けた。

終値は前日比107円69銭高の2万6014円62銭。東証株価指数(TOPIX)は2.85ポイント高の1734.66。出来高は約13億7344万株だった。《共同通信》

【大相撲11月場所】10日目

大相撲11月場所10日目(17日・両国国技館)大関貴景勝は妙義龍をはたき込んで連敗を免れ、幕尻の志摩ノ海とともに1敗でトップを守った。元大関の小結照ノ富士は平幕翔猿を豪快につり出して勝ち越した。

両関脇は御嶽海が琴勝峰に送り出されて4敗となり、隆の勝は小結高安を押し出して五分の星に戻した。

貴景勝、志摩ノ海を2敗で追うのは、照ノ富士と平幕の宝富士、竜電の3人。十両は翠富士、宇良ら6人が3敗で並んでいる。《共同通信》

【プロ野球・DeNA】新監督に三浦大輔氏

プロ野球DeNAは17日、新監督に三浦大輔2軍監督(46)が昇格すると発表した。横浜市内のホテルで就任記者会見を行い「やることは結束。選手だけでなくコーチ、スタッフ。1、2軍関係なく一つのチームとして結束を固めて戦う」と話した。2年契約で背番号は現役時代の「18」から「81」に変更する。

チーム生え抜きの投手出身監督は1975、76年に指揮を執った秋山登監督以来45年ぶり。自身も活躍して日本一になった98年以来、遠ざかっているセ・リーグ制覇を目標に掲げ「選手が持っている力をどうすれば最大限発揮できるか。その時に状態の良い選手を見極めたい」と力を込めた。《共同通信》

【九州電力・川内原発1号機】8カ月ぶり起動

九州電力は17日、全国の原発で初めてテロ対策施設を整備した川内原発1号機(薩摩川内市)の原子炉を起動した。3月の運転停止以来、8カ月ぶり。19日に発電を再開し、12月中旬に通常の営業運転に復帰する予定。

テロ対策施設は特定重大事故等対処施設(特重施設)と呼ばれ、東京電力福島第1原発事故を踏まえた新規制基準で設置が義務付けられた。川内1、2号機はそれぞれ今年3月と5月の設置期限に間に合わず、運転停止に追い込まれた。

1号機では11月11日に完成し、新基準の要件を満たした最初の原発となった。2号機でも工事はほぼ終えており、12月の完成と発電再開を見込む。

九電によると、1号機は17日午後7時半、原子炉を起動した。18日午前7時ごろ、核分裂反応が安定的に続く「臨界」に到達する見込み。発送電の開始は19日午後11時ごろを予定する。

国内の原発は特重施設の工事の遅れや司法判断の影響で停止が相次いでおり、稼働するのは九電玄海4号機(佐賀県玄海町)と合わせて2基にとどまる。

特重施設は緊急時制御室や注水ポンプなどを備え、航空機衝突などテロ攻撃を受けても遠隔操作で原子炉を冷却し、放射性物質が漏れるのを防ぐ。九電は原子炉建屋から100メートル以上離れた場所に設置した。整備費用は1、2号機計2420億円。詳細な場所や構造は非公表。

鹿児島県の塩田康一知事と薩摩川内市の田中良二市長は17日、それぞれ「発電再開に当たっては県民に不安が生じないよう、安全確保に万全を」「引き続き安全確保を最優先に、緊張感を持って対応してほしい」とコメントを出した。《南日本新聞》

【野口聡一さん】宇宙基地で滞在開始

日本の野口聡一飛行士(55)は17日未明(日本時間同日午後)、米スペースXの宇宙船クルードラゴンに搭乗して国際宇宙ステーションに到着し、およそ半年に及ぶ宇宙での滞在を始めた。

宇宙船は気圧などの調整を行い、到着約2時間後にステーションとの接続口を開放。他の乗組員とおそろいの赤いポロシャツ姿で登場した野口さんは、出迎えた飛行士と笑顔で抱き合いながら喜びを表現した。

野口さんは、「戻ってくることができて感無量だ。メンバーの一員として働く準備ができている」とし、「鬼滅の刃」を引用して「“全集中”で頑張りたい」と語った。

【エアアジアジャパン】経営破綻

格安航空会社(LCC)エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)は17日、東京地裁に破産手続き開始を申し立て、財産の処分を禁止する保全管理命令を受けたと発表した。新型コロナウイルス流行による航空需要急減で経営が悪化し、10月に事業継続の断念を公表していた。負債総額は217億円。国内拠点の航空会社がコロナ禍で経営破綻するのは初めて。

保全管理人の上野保弁護士は17日夜、中部空港(常滑市)で記者会見し、返金を受けられない顧客が少なくとも2万3千人おり、航空券約5億2千万円分の返金見通しが立っていないと説明した。同社の株主である楽天などに支援を求める方針を示した。《共同通信》

【卓球・Tリーグ】開幕

3季目を迎えた卓球のTリーグは17日、東京都内で、無観客で開幕して男女各1試合が行われ、男子で3季連続優勝を目指す東京が昨季2位の琉球に4―0で完勝して白星発進した。東京は第1試合のダブルスに勝利すると、第2試合以降のシングルスも水谷、及川、大島がそれぞれストレート勝ちした。

女子は昨季2位の神奈川が3連覇を狙う日本生命に3―2で競り勝った。2―2で迎えた1ゲーム先取の第5試合で木原が早田に11―7で勝利した。

Tリーグは3月に予定していた昨季のファイナルが新型コロナウイルスの影響で中止。今季も、コロナ禍で過去2季より遅い開幕となった。《共同通信》

【IOC・バッハ会長】国立競技場を初視察

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は17日、昨年11月に完成した東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場(東京都新宿区)を初めて視察した。木材が使われた屋根の部分や観客席を見上げ「日本的な建造物で色合いが落ち着いている。既に五輪の雰囲気を醸し出している」と印象を述べた。聖火リレーの始まる来春に再度、来日する意向も示した。

大会時に最大1万人以上の選手やコーチらの生活拠点となる選手村や、五輪博物館「日本オリンピックミュージアム」も訪問した。

国立競技場の視察中、周辺では市民十数人が拡声器で「五輪、今すぐやめろ」などと抗議した。《共同通信》

【大阪府池田市】私物サウナ設置の市長、返還した電気代は690円

大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が、市役所内に私物の家庭用サウナを設置していた問題で、冨田市長は17日、サウナ使用にかかった電気代690円を市に返還した、と発表した。冨田市長が13日、市の一般会計に現金を納付した。

市長によると、サウナは9月中旬に搬入し、昼休みなどに使用。10月中旬に撤去した。

冨田市長は10月23日の記者会見で、「3日に1回のペースで、1回あたり20分程度使用した」と説明していたが、使用実態を精査し直し、サウナを温める時間を含めて1回あたり50分、計30回使用したとして電気代を計算したという。《読売新聞》

【社民党・福島瑞穂党首】立憲民主党・枝野幸男代表と会談

社民党の福島瑞穂党首は17日、立憲民主党の枝野幸男代表と国会内で会談し、希望する議員や地方組織に関し、立民への個別合流を認めると決定したと伝えた。枝野氏は「全ての合流に至らなかったのは残念だが、社民の長い歴史を考えれば結論を出していただいたことに感謝したい」と表明。来年1月に衆院解散・総選挙の可能性があるとして早期合流も求めた。

東北6県や富山、大分など12県の地方組織の幹事長らは立民に合流する方向だと共同通信の取材に説明。地方基盤が弱い立民にとっては、組織力強化が期待できそうだ。《共同通信》

【日米豪印】アラビア海でも訓練

日本と米国、インドに加えてオーストラリアも参加した海上共同訓練「マラバール」が17日、インド沖のアラビア海で再開された。インド海軍が明らかにした。3〜6日のベンガル湾に続く一連の訓練。オーストラリアの参加は2007年以来で、4カ国には「自由で開かれたインド太平洋」構想の下で連携を深め、中国をけん制する狙いがある。

両海域は中東とアジアを結ぶ海上交通路(シーレーン)にあり、巨大経済圏構想「一帯一路」を進める中国が影響力を広げている。4カ国は20日までの訓練で、各国海軍、海上自衛隊の間で相互運用能力の向上を図る。《共同通信》

【米・オバマ前大統領】回顧録出版

オバマ前米大統領は17日に出版した回顧録「約束の地」で、2009年の大統領就任後、初めて訪日した際に会談した鳩山由紀夫元首相について「感じは良いが、やりにくい」と振り返った。「3年未満で4人目の首相だった。硬直化し、目的を失って漂流した政治の症状」と指摘した。

当時の天皇、皇后両陛下(現在の上皇ご夫妻)と面会した際、深々とお辞儀したことが米国で保守派から批判を受けたことを巡っては「なぜ多くの右派が正気を失うほど不安になったのか疑問に思う」と記した。

バイデン前副大統領に関しては「時々失言するが強みに比べたらささいなことだ」と強調した。《共同通信》

【米国】イージス艦発射ミサイルによるICBM迎撃実験に成功

米国防総省ミサイル防衛局は17日、日米が共同開発しているイージス艦搭載型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」による大陸間弾道ミサイル(ICBM)迎撃実験に成功したと発表した。SM3ブロック2AによるICBMの迎撃実験は初めて。

米国はICBM迎撃システムとして、米本土のアラスカ州や西部カリフォルニア州に地上発射型迎撃ミサイル(GBI)を配備している。海上のイージス艦から発射されるSM3ブロック2Aが実用化されれば、北朝鮮などからのICBM攻撃をにらんだ本土防衛能力と抑止力が各段に向上することになる。《産経新聞》



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