平成11018日目
2019/03/09
この日のできごと(何の日)
【安倍晋三首相】岩手視察
安倍晋三首相は9日、平成23年の東日本大震災発生から11日で8年となるのを前に復興状況を視察するため岩手県を訪れた。視察後、記者団に「被災地の皆さんの努力で復興は着実に進んでいる。政治のリーダーシップの下、政府一丸で対応する(復興庁の)後継組織を設置し、一日も早い復興に全力を傾けていきたい」と決意を語った。首相の被災地訪問は昨年11月の福島県以来、40回目。
首相は釜石市で、9月開幕のラグビーワールドカップ(W杯)会場として復興交付金を一部活用し新設された「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」を視察した。練習する小学生にパスを出すなど交流し「15人が力を合わせるのがラグビーだ。助け合うことを大切に将来の日本代表を目指して頑張ってください」と激励した。
これに先立ち、津波被害で不通だったJR山田線宮古-釜石間(55.4キロ)を移管され「リアス線」(163キロ)として23日に開業する三陸鉄道の車両に試乗した。釜石駅から鵜住居駅までの約20分、車窓から、復旧した漁港や高台に移転した住宅地を確認した。
首相は大船渡市のショッピングモールで買い物し、陸前高田市ではヨガ体験を通じ被災者の心のケアなどについて意見交換した。《産経新聞》
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【新潟県・佐渡沖】高速船が海洋生物と衝突
9日午後0時15分ごろ、新潟県・佐渡島沖の日本海を航行していた佐渡汽船の高速ジェット船「ぎんが」(277トン)が、クジラなどの海洋生物とみられる物体と衝突した。新潟海上保安部によると、衝撃で乗客121人のうち80人が負傷し、うち13人が重傷。乗員4人にけがはなかった。海保は当初、「87人負傷、うち5人重傷」としていたが、夜に訂正した。
ぎんがは午前11時半に新潟港(新潟市)を出港し、午後0時半に両津港(佐渡市)に到着予定だった。衝突で停船した後、自力で航行を再開し、午後1時半ごろ、両津港に入港した。船尾の外板に約15センチの亀裂があるほか、水中翼も損傷した。《産経新聞》
【阿佐海岸鉄道】DMVを公開
徳島県と高知県を結ぶ阿佐東線を運営する阿佐海岸鉄道(徳島県海陽町)と徳島県は9日、線路と道路を両方走れるデュアル・モード・ビークル(DMV)の車両を海陽町の宍喰駅で公開した。2020年にJR四国牟岐線阿波海南駅(海陽町)と阿佐東線甲浦駅(高知県東洋町)の間で世界初の本格営業を目指している。
DMVはマイクロバスを改造し、線路用の車輪と道路用のゴムタイヤが装備された車両。15秒ほどで車輪とゴムタイヤの切り替えが可能。南海トラフ巨大地震などの大規模災害時に線路と道路をつなぐことで迅速な支援への活用が期待される。《共同通信》
【野球・日本代表】メキシコとの強化試合で逆転負け
2020年東京五輪で金メダルを目指す稲葉監督が率いる野球の日本代表は9日、京セラドーム大阪でメキシコ代表と強化試合の第1戦を行い、2―4で逆転負けした。
日本は2―1の七回、4番手の松永(ロッテ)が2者連続で適時二塁打を浴びて2―3と逆転された。打線は一回に吉田正(オリックス)の中前打で1点を先制し、四回には甲斐(ソフトバンク)の右前適時打で1点を加点したが、その後は追加点を奪えなかった。
第2戦は10日に京セラドーム大阪で行われ、先発は日本が原(ヤクルト)、メキシコはバレダと発表された。《共同通信》
【自民党・二階俊博幹事長】静岡訪問
自民党の二階俊博幹事長は9日、無所属のまま二階派入りした細野豪志元環境相の地元・静岡県を訪問した。地元首長、議員らが出席した沼津市での会合に、細野氏も同行。将来の自民入党の地ならしとみられる。衆院静岡5区で細野氏に敗れた岸田派の吉川赳氏が12日に比例東海から繰り上げ当選する見込み。火花を散らす岸田派をけん制した格好となった。
二階氏は政界入りする前に10年間、静岡選出の故遠藤三郎元建設相の秘書を務めた。会合では、遠藤氏との深い縁を披露し、静岡の発展に協力すると強調してみせた。会合前には、裾野市で遠藤氏の銅像に献花した。《共同通信》
【天皇皇后両陛下】沖縄の組踊をご鑑賞
天皇、皇后両陛下は9日、東京都千代田区の国立劇場で、沖縄の伝統芸能公演「組踊と琉球舞踊」を鑑賞された。この日の公演は、天皇陛下の即位30年も記念し、観客から拍手を送られた陛下は笑顔で手を振っていた。
組踊は、琉球王国時代の1719年、中国からの使節を歓待するため始まったとされる歌舞劇。公演では「二童敵討」が披露され、優雅な音楽にのせ、鮮やかな衣装で繰り広げられる劇に、両陛下は拍手を送った。《共同通信》
【山田直稔さん】死去
多くの五輪を現地で観戦し「オリンピックおじさん」として知られた山田直稔さんが9日、心不全のため死去した。92歳。葬儀は近親者で行った。
1964年の東京大会から、日本がボイコットした80年のモスクワ大会も含め14回連続で現地観戦。五輪での各競技会場では、金色の山高帽に羽織はかまの衣装で登場し、日の丸を振って、選手たちを応援した。
88歳の誕生日に都内で開かれた「米寿を祝う会」では「東京でも応援し続けます」と宣言し、2度目の東京五輪の観戦に意欲を見せていた。《産経新聞》