平成9356日目
2014/08/20
この日のできごと(何の日)
【広島大規模土砂災害】
19日から20日未明にかけ、広島市の安佐南区、安佐北区に局地的な豪雨が降り、土砂崩れが相次いで発生、複数の住宅がのみ込まれるなどした。消防隊が救出や捜索を続けている。2歳男児と77歳女性の死亡が確認され、十数人と連絡が取れていない。
広島県は陸上自衛隊に災害派遣を要請。政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。
広島市災害対策本部によると、生き埋めや川に流されたなどの119番が少なくとも20件あった。午前3時20分ごろ、安佐南区山本8丁目で「子ども2人が生き埋めになった」との通報があった。11歳と2歳の男児で、2歳の男児は約2時間後に救出されたが死亡した。
このほか同区八木3丁目で15歳の女性と祖父母の計3人が、安佐北区可部東6丁目でも数人が生き埋めになったなどの通報があった。民家や車が流されたとの通報も相次いだ。
広島地方気象台によると安佐北区付近では20日午前3時半ごろ、1時間に100ミリを超える「記録的短時間大雨情報」が出ていた。《共同通信》
広島市の土砂災害で広島県警や消防、陸上自衛隊は20日午後も行方不明者の捜索、救助に当たった。県警によると、死亡者は39人となり、生き埋めになるなどした7人が行方不明。けが人も出ている。被害に遭った住民は地域の学校や集会所約10カ所に避難した。
広島市が避難勧告を出したのは、土砂崩れ情報を得てから約1時間後だったため、広島市消防局の金山健三危機管理部長は対応の遅れを認め、松井一実市長も報道陣に「勧告を出すかどうかちゅうちょしたと報告を受けた」と話した。《共同通信》
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【第96回全国高校野球選手権】第10日
第96回全国高校野球選手権大会第10日は20日、甲子園球場で3回戦4試合が行われ、46年ぶりに8強入りした三重のほか沖縄尚学、敦賀気比(福井)八戸学院光星(青森)が準々決勝に進んだ。
三重は二回、宇都宮の二塁打など4長短打で5点を先取。今井は五回に失策も絡んで4点を失ったが踏ん張り、城北(熊本)に7-5で勝った。
沖縄尚学は二松学舎大付(東東京)に6-5でサヨナラ勝ちし、初の8強に進出した。九回1死二塁で安里が決勝の二塁打。エース山城は13安打を浴びたが投げきった。
敦賀気比は盛岡大付(岩手)の松本を序盤で攻略。20安打を放ち、16-1で大勝して17年ぶりの8強入りを果たした。1-1の三回に浅井の勝ち越しソロ本塁打から打者12人で8点を奪った。
八戸学院光星は延長十回、星稜(石川)を5-1で破り、2年ぶりのベスト8。中川が終盤のピンチをしのぎ、十回に馬場の2点適時打などで4点を勝ち越した。《共同通信》
【オスプレイ】本土で離着陸訓練
神奈川県の米軍厚木基地に駐機している普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機MV22オスプレイ4機のうち2機が20日、離陸し、山梨県の陸上自衛隊北富士演習場と静岡県の陸自東富士演習場でそれぞれ離着陸訓練を行った。
米側は防衛省に「今後広く本土各地の施設や区域に飛来する」と説明。東北地方や熊本県で予定している日米共同訓練などに参加するとみられ、活動範囲が全国に広がる可能性がある。
北富士演習場には午後2時ごろ、1機が着陸。プロペラを回したまま離着陸を繰り返した。《共同通信》
【新藤義孝総務相】都構想「住民不在の議論」と注意
新藤義孝総務相は20日、橋下徹大阪市長、松井一郎大阪府知事らと総務省で会談し、大阪都構想の設計図にあたる協定書をめぐり大阪府市両議会の野党会派との対立が深刻化していることに関し「住民不在の議論になっている。議会の状況を正常化してほしい」と注意した。
会談は冒頭を除き非公開で行われ、終了後に橋下氏らが内容を記者団に説明した。
新藤氏の注意に対し、橋下氏は「9月議会で反対派の意見に耳を傾け議論することでプロセスの異常性は払拭される」と釈明。「理解いただけたと思う」と記者団に述べた。《共同通信》
【中国国家発展改革委員会】日本企業に罰金206億円
中国国家発展改革委員会は20日、日本の自動車部品メーカーなど12社が価格カルテルを結び、不正に価格をつり上げていたとして、独占禁止法違反を認定し、うち三菱電機やデンソーなど10社に計12億3500万元(約206億円)の罰金を科したと発表した。中国中央テレビによると、独禁法違反で一度に科される罰金としては過去最高。独禁法は2008年に施行されたばかり。
12社はベアリング製品やエンジンのスターター、発電機、バルブの価格情報を交換するなどして、価格カルテルを結んでいたと認定された。カルテルは00年から約10年にわたって続けられていたという。《共同通信》
【韓国セヌリ党・金武星代表】「産経は罰を」
産経新聞がウェブサイトに韓国の朴槿恵大統領の動静に関する記事を掲載し、韓国検察が同紙ソウル支局長を事情聴取するなど捜査している問題で、韓国与党セヌリ党の金武星代表は20日、「(産経新聞は)罰を受けねばならない。再発防止のために措置が必要だ」と述べた。
ソウルでの韓国メディアとの討論会で述べた。《共同通信》
◇
産経新聞の記事が韓国の朴槿恵大統領の名誉を毀損したとして市民団体が告発した問題で、記事を執筆した同紙の加藤達也ソウル支局長(48)は20日、ソウル中央地検の要請で2回目の出頭に応じた。加藤氏は18日、同地検で約10時間にわたって事情聴取を受けている。
記事は4月の旅客船セウォル号沈没事故当日の朴氏の行動に関する韓国内の報道やうわさを紹介したもの。加藤氏は18日の聴取で、事故当日に朴氏がどこでどのような対処をしたかは「公益にかなうニュースだと考えた」と説明したという。《共同通信》
【タイ代理出産問題】日本人男性と乳幼児12人、DNAが一致
タイで日本人男性(24)が代理出産で産ませたとみられる乳幼児が保護された問題で、タイ国家警察幹部は20日、捜査会議後に記者会見し、父親であることを証明するために男性側が提供したDNA試料が、タイ国内で保護されている12人の乳幼児のものと一致したことを明らかにした。
男性のタイ人代理人が18日にタイ警察を訪れ、男性の頬の細胞だとする試料をDNA鑑定用に提出していた。
タイ警察は男性から直接事情を聴き、DNA試料を独自に採取することなども必要に応じて求める考えだ。日本人男性は当初、事情聴取に応じる姿勢を示したが、実現していないという。《共同通信》
【中国・習近平国家主席】鄧小平氏の改革路線堅持
中国の元最高実力者、故鄧小平氏の生誕110年を22日に控え、共産党は20日、北京の人民大会堂でトウ氏の功績をたたえる座談会を開催した。習近平総書記(国家主席)は「鄧同志が描いた社会主義近代化の青写真を実現させつつある」と述べ、鄧氏が主導した改革・開放路線を堅持していく決意を表明した。新華社電が伝えた。
習氏は「(われわれは)中華民族の偉大な復興に向かっており、今世紀に必ず、前世紀より偉大な歴史的勝利を勝ち取ると信じている」と主張した。《共同通信》
【アフガニスタン】米記者に国外退去命令
アフガニスタンの司法当局は20日、不正疑惑で混乱が続く大統領選の記事をめぐり、米紙ニューヨーク・タイムズのマシュー・ローゼンバーグ記者に24時間以内の国外退去を命じた。報道官が明らかにした。記事は、政府高官の間に暫定政権樹立を模索する動きがあるとの内容で、当局は同記者の出国を禁じた上で、事情を聴いていた。
報道官は「(記事が)国益に反しうる」と説明。ロイター通信によると、司法当局は今回の決定について、事情聴取への協力を拒んだことを理由に挙げている。《共同通信》
【ロシア】マクドナルド営業停止
ロシア消費者権利保護・福祉監督庁は20日、モスクワ市にあるファストフード大手「マクドナルド」の4店舗で衛生上の問題が見つかったとして、暫定的な営業停止処分の手続きを開始したと発表した。ウクライナ情勢をめぐり対立する米国への圧力の一環とみられる。
マクドナルドはモスクワ市内やロシアの主要都市で多数の店舗を展開。米国を代表する企業として知られており、一部店舗の営業停止により、米国との対決姿勢を国民にアピールする狙いもあるとみられる。《共同通信》
【イスラエル・ネタニヤフ首相】ガザ軍事作戦の続行表明
イスラエルのネタニヤフ首相は20日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザからイスラエルへの攻撃が続く限り、ガザでの軍事作戦を続ける考えを表明。ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスも攻撃を続行する構えで、戦闘がさらに長期化する恐れが強まってきた。
ネタニヤフ氏は「軍事作戦は終わっていない」と述べ、イスラエルに平穏を取り戻すまで続けると訴えた。
ハマスの軍事部門の報道官は20日、ハマス系テレビで、航空会社に対してイスラエル中部テルアビブ近郊のベングリオン国際空港に飛来しないよう警告。同空港を狙ってロケット弾を発射する可能性を示唆した。《共同通信》
【米・ブッシュ前大統領】氷水をかぶる
氷水をかぶって難病患者を支援する輪に、ブッシュ前米大統領が20日加わった。難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者支援を愉快に実現しようという運動の一環。
フェイスブックなどの交流サイトを使い、氷水をかぶるか支援団体に寄付するかという選択を次々と知人に迫っていく形で活動が世界に広がっている。日本では京都大の山中伸弥教授やソフトバンクの孫正義社長も氷水をかぶった。
ブッシュ氏はローラ夫人から氷水を豪快にかけられる映像を交流サイトに掲載。クリントン元大統領に選択のバトンを渡した。《共同通信》