平成9314日目
2014/07/09
この日のできごと(何の日)
【長野県南木曽町】土石流で住宅倒壊
9日午後5時40分ごろ、長野県南木曽町読書の木曽川に流れ込む梨子沢で土石流が発生、住宅1棟が倒壊し、中にいた子ども3人と母親(36)の家族4人が巻き込まれた。いずれも救出され病院に運ばれたが、このうち長男の中学1年、A君(12)が死亡した。母親と三男(5)は軽傷とみられ、次男(10)にけがはなかった。
長野県警や町によると、土石流が沢から流れ出して4人の自宅を直撃した。母親やA君、三男は午後7時すぎ、土砂の中から助け出され、同15分ごろに次男が救出された。父親は不在だった。
現場は町の中心部でJR南木曽駅の北側。土砂は梨子沢の両岸数百メートルに及び、ほかに5棟が半壊した。土砂が流入するなどの被害も十数棟に出ているもよう。被害はさらに広がる可能性がある。
JR東海によると、同町のJR中央線南木曽―十二兼間にある橋桁が流された。巻き込まれた車両はない。同区間などで運転を当面見合わせる。
県と町によると、町内を通る国道19号も一部通行止めになった。町民や交通機関の不通で帰宅できなかった生徒ら約280人が、町役場など9カ所に避難した。
長野県は災害対策本部を設置し、南木曽町に災害救助法を適用した。
気象庁によると、南木曽町では今月3日から雨が続き、8日までの総雨量は計167ミリに上った。9日は午後5時40分までの1時間に7月の観測史上最大となる70ミリの雨量を記録した。午後6時15分には土砂災害警戒情報を出した。《共同通信》
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【台風8号】沖縄に再び大雨特別警報
大型で強い台風8号の影響で、沖縄では9日、読谷村で1時間に96.5ミリの猛烈な雨が降るなど各地で記録的な大雨となった。気象庁は未明、沖縄本島地方への大雨、暴風、波浪の特別警報を解除したが、朝に大雨の特別警報を再び発表した。台風は10日に強い勢力で九州に近づき、上陸の恐れもある。同庁は土砂崩れや浸水に最大級の警戒を呼び掛けた。
台風からの暖かく湿った空気が梅雨前線に流入。1時間雨量が新潟市西蒲区で65.0ミリ、新潟県佐渡市で64.0ミリで観測史上最多となるなど、本州にも影響が広がった。
沖縄の1時間雨量は那覇市80.5ミリ、名護市76.0ミリなど。3時間雨量も読谷村の193.0ミリのほか、名護市や那覇市でも観測史上最多。24時間雨量も国頭村などで400ミリを超えた。
沖縄県によると、道路の冠水や住宅の浸水、停電が発生。名護市やうるま市など11市町村が一時、約19万世帯の約47万人に避難勧告を出した。《共同通信》
【サッカーW杯】アルゼンチンが決勝進出
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会第23日は9日、サンパウロで準決勝の残り1試合が行われ、アルゼンチンがオランダに対し0―0で突入したPK戦を4―2で制し、1990年イタリア大会以来24年ぶりに決勝へ進んだ。13日(日本時間14日)の決勝でドイツと対戦する。
アルゼンチンは延長まで戦い終えて得点できなかったが、PK戦では4人全員が正確に決めた。12日(同13日)の3位決定戦はブラジル―オランダの顔合わせとなった。《共同通信》
【サッカー・柿谷曜一朗選手】バーセル移籍会見
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の日本代表FWで、スイス1部リーグのバーゼル移籍が決まった柿谷曜一朗(24)が9日、大阪市内のホテルで記者会見した。愛着のあるC大阪を離れることに声を震わせたストライカーは新たな挑戦に「厳しい環境になると思うが、今まで通りサッカーを楽しみたい。成功するイメージしかない」と自信を示した。
濃いグレーのスーツ姿で臨んだ。日本が1次リーグで敗退したW杯では2試合に途中出場しただけで「もっとチームに貢献できたし、中心選手として出たいと思った」と、苦い経験が移籍を決断する要因になったと説明。17日にも合流予定のバーゼルはリーグ戦5連覇中の強豪で「魅力のあるチーム。早く言葉を覚えて全選手とコミュニケーションを取れるようにしたい」と意欲を見せた。《共同通信》
【ベネッセ】個人情報流出が発覚
ベネッセホールディングス(HD)は9日、760万件の顧客情報が漏洩したと発表した。最大で2070万件に達する可能性がある。通信教育「進研ゼミ」を含むサービスが対象。
漏れたのは子供や保護者の住所や氏名、電話番号、子供の性別や生年月日など。社内調査を進めるなかで特定のデータベースから顧客情報が何らかの形で外部に持ち出されていた。《日経新聞》
【北朝鮮】ミサイル発射
政府は9日、北朝鮮が同日午前4時ごろから複数の弾道ミサイルを日本海に向けて発射したもようだと発表した。発射地点について北朝鮮南西部としている。安倍晋三首相は(1)米国、韓国など関係諸国と連携した情報収集・分析(2)航空機・船舶などの安全確認の徹底(3)国民への迅速・的確な情報提供―を関係省庁に指示した。
航空機や船舶への被害情報は現時点で確認されていないものの、極めて問題のある行為だとして北朝鮮に厳重抗議する方針だ。
官邸危機管理センターに設置した「北朝鮮関連情勢に関する情報連絡室」で情報を集約するとともに、国家安全保障局など関係省庁で局長級会議を開き、対応を協議している。《共同通信》
【この日の安倍総理】
オーストラリアの鉱山を視察
平成26年7月9日(現地時間)、オーストラリア連邦を訪問中の安倍総理は、トニー・アボット首相とともに、同国西オーストラリア州のピルバラ地区を訪れ、ウェスト・アンジェラス鉱山を視察しました。
次に、パースに移動し、コリン・バーネット西オーストラリア州首相による表敬を受けました。続いて、日豪学術交流基金創設文書署名式に立ち会い、夜には、アボット首相とバーネット同州首相共催の歓迎夕食会に出席しました。《首相官邸》
【岡山県美作市】元組員が病院に立てこもり短銃自殺
9日午前8時50分ごろ、岡山県美作市湯郷の福井医院で、入院中の男が拳銃のようなもの1丁を所持し、2階の病室に立てこもった。職員や患者ら約60人は全員避難し、人質はいない。
警察官が説得を続けたが、男は病室で自殺を図り、その後死亡した。岡山、兵庫両県警によると、男は組織犯罪処罰法違反容疑で逮捕状が出ていた兵庫県姫路市の職業不詳、元暴力団員のA容疑者。《共同通信》
【政府】きのこ雲掲載、中国外務省に抗議
菅義偉官房長官は9日の記者会見で、中国重慶市の週刊紙「重慶青年報」が広島と長崎の位置に原爆のきのこ雲とみられるイラストを描き込んだことに関し、北京の日本大使館が8日夜、中国外務省に厳重抗議したことを明らかにした。在重慶日本総領事館も9日までに重慶市政府に抗議した。
菅氏は「誠に不見識で、耐え難い苦しみを経験した被爆者と家族の感情を逆なでした。唯一の戦争被爆国として容認できない」と重ねて批判。抗議に対する中国側の回答については「控えさせていただきたい」と述べるにとどめた。《共同通信》
【インドネシア大統領選】ジョコ氏勝利宣言
インドネシア大統領選は9日、投開票が行われた。信頼性が高いとされる同国の二つの民間機関は、庶民派のジョコ・ウィドド・ジャカルタ特別州知事(53)が、「強い指導者」の必要性を訴えるプラボウォ元陸軍戦略予備軍司令官(62)を抑え、当選を確実にしたと明らかにした。ジョコ陣営も勝利を宣言した。
プラボウォ陣営は敗北を認めないとしている。選挙管理委員会は今月下旬に公式結果を発表する予定だが、同陣営が異議を申し立てるのは確実だ。
民間機関の調査では、ジョコ氏がプラボウォ氏を4~7ポイント前後リードした。《共同通信》
【IOC・バッハ会長】東京五輪会場見直しを支持
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は9日、スイスのローザンヌで理事会終了後に記者会見し、2020年東京五輪の会場計画見直しについて「選手にとって質の高い会場が保証された上で、より持続可能な解決策があればわれわれはいつでも議論に応じる」と支持する考えを示した。
会場計画では自然保護の観点からカヌー・スラローム会場を葛西臨海公園の隣接地に変更する案などが挙がっている。同会長は「IOC調整委員会や国際競技連盟との折衝も必要」と説明した。
理事会では準備の遅れが懸念されている16年リオデジャネイロ五輪の報告もあった。バッハ会長は「素晴らしい活力で準備が進んでいる」と述べ、運営がほぼ順調なサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の効果を強調。10日にブラジルを訪れ、ルセフ大統領と会談して準備の進展状況を話し合うことを明らかにした。《共同通信》