平成9210日目

2014/03/27

【みんなの党・渡辺喜美代表】「熊手を買った」

みんなの党の渡辺喜美代表(62)は27日、会見し、化粧品販売会社DHCの吉田嘉明会長(73)からの8億円借り入れを認め、「個人的に借りた。違法性の認識は全くない」と強調した。選挙直前に借りても選挙資金ではないと主張。

全額使い切ったが、用途は「熊手」以外、説明できなかった。猪瀬直樹前東京都知事の5000万円問題と似た構図にも、「現ナマでバッグに詰めたのとは訳が違う」。汗をかき、水を何杯も飲み、しどろもどろの釈明に終始した。《日刊スポーツ》

みんなの党の渡辺喜美代表は27日、党衆参両院議員の合同会合で、化粧品販売会社ディーエイチシーの吉田嘉明会長から計8億円を借り入れたとされる問題について「個人的な借り入れだ。資産報告書と合っていなければ訂正する」と説明した。進退には言及しなかった。浅尾慶一郎幹事長が会合後、記者団に明らかにした。渡辺氏は取材に応じなかった。

渡辺氏の資産報告書(2012年12月時点)は借入金を2億5千万円と記載しており、食い違いが生じている。渡辺氏の主な政治団体の政治資金収支報告書などに借金に該当する記載はなく、政治資金規正法や公選法に抵触する可能性が指摘されている。《共同通信》




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【袴田巌さん】48年ぶりに釈放

静岡市(旧静岡県清水市)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして強盗殺人罪などで死刑が確定した元プロボクサー、袴田巌死刑囚(78)側の第2次再審請求で、静岡地裁は27日、再審を開始し、死刑と拘置の執行を停止する決定を出した。

村山浩昭裁判長は、確定判決で犯行時の着衣とされた「5点の衣類」について「血痕が袴田死刑囚や被害者と一致しない」とする弁護側のDNA鑑定などを「新証拠」と認め、「後日捏造されたとの疑いを生じさせるもの」と結論づけた。《毎日新聞》

1966年に静岡市(旧静岡県清水市)で起きた強盗殺人事件で死刑判決が確定した袴田巌死刑囚元被告(78)について、静岡地裁が27日、再審開始と死刑、拘置の執行停止を決定したことを受け、静岡地裁は同日、東京拘置所の袴田元被告を逮捕から47年4ヶ月ぶりに釈放した。

検察当局は、再審開始決定の取り消しを求めて即時抗告する方針で、再審の可否は東京高裁で再び審理される見通しだ。法務省によると、死刑囚の拘置停止決定と再審による無罪判決前の釈放は初めて。《毎日新聞》

【モーグル・上村愛子選手】引退レースで優勝

フリースタイルスキーの全日本選手権モーグル第1日は27日、長野県Hakuba47ウインタースポーツパークでモーグルが行われ、女子は現役最後の試合となった34歳の上村愛子が最終順位を決める決勝2回目に23・81点をマークし、2年ぶり8度目の優勝を果たした。上村は非五輪種目のデュアルモーグルを合わせ、12度目の全日本制覇となった。

ソチ冬季五輪代表の星野純子が2位になり、15歳の荻原和が3位に入った。

男子は決勝2回目に24・96点を出した遠藤尚が初優勝した。2位は西伸幸で、3位が吉川空だった。《共同通信》

【岸田文雄外相】ODA大綱改定を表明

岸田文雄外相は28日、東京都内で講演し、政府開発援助(ODA)の理念や在り方を定めた「ODA大綱」を約11年ぶりに改定すると正式表明した。年内の閣議決定を目指す。岸田氏は、国際社会の安定へ向けたODAの戦略的、効果的活用を提唱した安倍政権の「国家安全保障戦略」の内容を、現大綱に反映させる必要があるとの認識を示した。

講演で岸田氏は、日本の国際貢献にODAが果たす役割の重要性を強調。改定作業の方向性を提言する有識者懇談会を28日付で外務省内に設置したことも明らかにした。《共同通信》

【東京都・舛添要一知事】中国・程永華駐日大使と面会

東京都の舛添要一知事は28日、都庁で中国の程永華駐日大使の表敬訪問を受け、「環境保全の問題などで北京と東京の友好関係を進めたい」と述べた。都によると、都知事が駐日中国大使の表敬訪問を受けるのは1998年の青島幸男氏以来。

舛添知事は「北京五輪のメーンスタジアム『鳥の巣』が有効に使われていないと聞いている。大会成功の源がどこにあったのか、使った施設はどうなったのか、北京の市長に教えていただきたい」と話し、北京訪問への意欲を示した。

面会は冒頭を除き非公開。都の関係者によると、知事は「アジア大都市ネットワーク21」から05年に脱退した北京市の復帰を要望した。《共同通信》

【台湾】学生ら、無期限の国会占拠を宣言

中国との「サービス貿易協定」承認を阻止するため、台湾の学生らが立法院(国会)の議場を占拠して10日目の27日、学生らが記者会見し、協定撤回などの要求に馬英九総統が応じるまで無期限で占拠を続けると宣言した。30日に総統府前で抗議デモを実施するとし、市民らの参加を呼び掛けた。

馬総統による直接対話の提案に当面応じない姿勢を示した。馬総統はあくまで協定承認を目指す構え。収拾に向かうかはさらに不透明となった。

学生らは、馬氏が要求を理解していないと批判。「あきらめて(議場を)出て行くと思ったら間違いだ。政府への戦いを宣言する」とした。《共同通信》

【米・オバマ大統領】ローマ法王フランシスコと会談

オバマ米大統領は27日、バチカンでローマ法王フランシスコと昨年3月の法王就任後初めて会談した。法王庁によると、貧困対策や紛争解決などについて意見交換し、国際問題は人権を尊重して交渉により平和的に解決することが望ましいとの考えを確認した。

会談では宗教の自由や移民問題、避妊や人工中絶といった生命に関する問題など幅広いテーマを話し合い、人身売買撲滅に向け共に努力することで一致した。ウクライナ情勢など個別の問題について協議したかは明らかにされなかった。

法王は「ようこそ」と英語とイタリア語でオバマ氏を歓迎し、2人は握手を交わした。《共同通信》



3月27日 その日のできごと(何の日)