平成1541日目

平成5年3月28日(日)

1993/03/28

【大相撲春場所千秋楽】若花田関、賜杯に花

大相撲春場所千秋楽(28日・大阪府立体育会館)前日、初優勝を決めている小結若花田は、関脇霧島を力強く押し出して14勝1敗とした。横綱曙は大関貴ノ花に勝って10勝5敗。貴ノ花は11勝4敗に終わった。大関小錦は関脇武蔵丸に敗れて9勝6敗。武蔵丸は小錦から初の白星を挙げ関脇で2場所連続の二けた勝利。三賞は、殊勲賞が若花田と旭道山の2人。敢闘賞は新小結で二けた勝利の若翔洋、技能賞は若花田となった。

前日に初優勝を決めた若花田は右おっつけから霧島を一気に押し出す快勝で優勝に花を添えた。 取組後、横綱と優勝力士しか座れない東支度部屋の一番奥で、改めて優勝インタビュー。「うれしい。(14勝1敗の成績は)非常に良かったと思います」と、いつもの淡々とした口調で答えた。しかし、その表情に15日間を取り終えた安ど感もうかがえた。

今場所は正攻法の取り口が目立った。本人は「まだ(自分では)分かりません。がむしゃらに相撲を取っているだけ」と強調。たくましい変身ぶりとは裏腹に「今場所は長かった。食欲がなかったのがつらかった」と苦しかった胸の内を明かした。 今場所は実現しなかった兄弟対決には「できたら光栄だが、自分は一生懸命頑張るのが大事」とサラリ。2場所続けて二けた白星をマークしたことで、来場所の成績いかんでは大関の声も掛かりそう。「何も考えずに、無心になってやる」。強い“お兄ちゃん”は決意を披露した。《共同通信》



【俳優・高橋龍輝さん】誕生日

【ゴルフ・尾崎健夫選手】ツアー通算14勝目

テーラーメイドKSBオープン・ゴルフ最終日(28日・岡山県山陽GC吉井=7099ヤード、パー72)初日から首位を走った尾崎健夫が71で回り、通算12アンダーの276で優勝、賞金1260万円を獲得した。尾崎は1989年9月のジュン・クラシック以来のツアー通算14勝目。

2位に3打差をつけてスタートした尾崎は、5バーディー、4ボギーという内容。ロジャー・マッケイ(豪州)の追い上げを1打差で振り切り、4日間首位を守って勝利を手にした。川岸良兼が7アンダーの一281で3位に入った。《共同通信》

【社会党・山花貞夫委員長】自衛隊「現状は違憲」

社会党の山花委員長は28日午前、民放の報道番組に出演し「93年宣言」での基本政策見直しに対して連合の山岸会長が自衛隊合憲論を提唱していることについて「山岸氏個人の意見で連合の組合員の意見ではない」と強調、「今の自衛隊の実態を見て合憲だと言うことはできない」と述べ、現状では違憲だとの考えを表明した。

山花氏は「自衛隊の存在が必要だということにはならない。まず(合憲だと)認めてからということには抵抗がある」と述べた。《共同通信》

【ロシア人民代議員大会】大統領解任案を採決

ロシア臨時人民代議員大会は3日目の28日、エリツィン大統領とハズブラートフ最高会議議長が同日続開前に合意した11月21日に大統領・二院制新議会の同時選挙を行うとの妥協案を大差で否決。逆にこれを違憲だと反発した保守派の提案を受け入れ、大統領と譲長の解任決議案を28日夕(日本時間同深夜)、秘密投票にかけた。大統領と議長のそれぞれの解任決議案は一枚の投票用紙で採決され、結果判明は同日夜(同29日未明)になる見込みだ。大統領は27日までにいったん回避した解任の危機に再びさらされることになった。

しかし、大統領と議長に自発的な辞任を求めた大会起草委員会の決議案が28日、賛成302票、反対305票で否決され、出席議員数が約900人であることとから、大統領解任に必要な代議員総数の3分の2(689票)が集まる可能性は疑問視されている。

スタンケビッチ大統領顧問は、大統領解任は通らないだろうとの見通しを明らかにした。《共同通信》

【ロシア人民代議員大会】大統領解任案を否決

ロシア臨時人民代議員大会は3日目の28日夜(日本時間29日未明)、保守派の提案を受けてエリツィン大統領とハスプラトフ最高会議議長の解任決議案をそれぞれ秘密投票にかけた結果、いずれについても解任に必要な数の賛成が得られず否決された。しかし、大統領については、解任支持が、解任成立に必要な代議員総数の3分の2(689票)にわずか72票差と迫る617票に達する危うい結果となり、一時大統領支持を表明した中間派も結局は大統領に見切りをつけたことが明らかになった。

大統領は28日の支持集会で、大会との妥協交渉打ち切りと4月25日に大統領信任の国民投票強行の姿勢を確認したが、大会で予想外に反大統領の票が集まった事実に大統領派は強い衝撃を受けており、今後、議会との対立が一層先鋭化することは確実で、大統領の統治能力の弱体化は避けられないだろう。

大統領解任に反対したのは、代議員総数の約4分の1をわずかに上回る268票だけだった。

議長解任に関しては、必要な同総数の過半数(517票)に遠く及ばない139票の賛成しかなく、反対は558票と賛成を上回る結果となった。

議長は解任不成立を受けて、大会に感謝の意を表明するとともに、大統領解任はわずかな差で実現しなかったと強調して、大統領との妥協に独断で走った姿勢を、保守派寄りに修正する可能性を示唆した。これにより大統領と議長の妥協は振り出しに戻りかねない情勢となった。《共同通信》

【カンボジア】UNTAC、交戦で初の死者

国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)報道官が28日発表したところによると、カンボジア北西部シエムレアプ州で27日午後8時半(日本時間同10時半)ごろ、バングラデシュ歩兵部隊のキャンプが、ポル・ポト派とみられる武装グループに襲われ、兵士1人のあごを迫撃砲の破片が直撃、足も被弾し、病院で手当てを受けたが、6時間後、死亡した。

昨年3月のUNTAC発足以来、戦闘で国連軍事要員が犠牲になったのは初めて。

現場は州都シエムレアプの北西50キロのアンコールチュム地区。武装グループは2方向から、バングラデシュ部隊の陣地に、迫撃砲60発、銃弾1000発を3時間にわたり浴びせた。同部隊も自動小銃や迫撃砲で応戦した。UNTAC側の応戦としては最大規模となった。

武装グループと同部隊の距離は200メートル前後。バングラデシュ部隊の反撃を受け、次第に後退、逃走したという。武装グループ側に負傷者はいなかったもよう。バングラデシュ部隊は昨年末にも、シエムレアプ州でポト派に迫撃砲攻撃を受け、ヘリコプターで緊急避難した。

シエムレアプ州では最近、ポト派が活動を活発化させており、ベトナム人集落などでの虐殺事件を引き起こしている。《共同通信》

【中国・全人代】李鵬首相を再選

中国の第八期全国人民代表大会(全人代=国会に相当)第一回会議は28日午後の全体会議で李鵬氏(64)を首相に再選した。全人代は27日、江沢民共産党総書記を国家主席(兼任)に選出しており、ポスト鄧小平時代をにらむ新国家指導部(任期5年)は政治的安定を重視した「江ー李体制」で再スタートした。

また、28日の国家中央軍事委員会メンバー選出では楊尚昆副主席、肉親の楊白泳委員が退「楊一族」を軍の要職から完全に排除。劉華清、張震両氏を副主席、遅浩田氏(国防相に内定)らを委員に選出して党中央軍事委と全く同じ構成とし、党と国家の中央軍事委主席を兼ねる江総書記の指導力強化を図ることになった。

李鵬氏の首相再選に対しては賛成が2573票だったのに対し、反対210票、棄権120票とかなりの批判票が出た。

29日に決まる閣僚人事では、改革派の旗手である朱鎔基副首相を4人の副首相の筆頭に格上げし、1989年の天安門事件で一度は失脚し、機械電子工業次官に復活していた胡啓立氏を電子工業相に抜てきするなど実力重視で若返りを図る。最重要課題である改革・開放の推進は朱氏を中心に鄭家華氏、李嵐清氏の3人の副首相が実務を担当し、それを李鵬首相が統括する形となる。

李首相は今回の全人代の政府活動報告で、高度成長の維持と「社会主義市場経済」の構築を前面に打ち出す一方、経済効率の向上や基盤整備の強化を求める慎重さも見せた。表面的には極めて好況の中国経済も過熱傾向や国有企業の赤字、エネルギー、運輸能力の不足など数多くの問題を抱えており、李首相は難しいかじ取りを迫られている。《共同通信》

【韓国・釜山】列車転覆、63人死亡

韓国のMBCテレビによると、28日午後5時半(日本時間同)ごろ、釜山市北区徳川二洞の国鉄京釜線で、620人を乗せた8両編成の急行無窮花(ムグンフア)号の機関車とほぼ満員の客車など車両4両が脱線、転覆し、乗客63人が死亡、133人が重軽傷を負った。負傷者は釜山市内の病院に運ばれ治療を受けているが、死傷者の中に日本人が含まれているかどうかは不明。

聯合通信によると、警察当局が死者63人のうち56人の身元を確認したが、この中に日本人はいなかった。

列車は同日午後0時45分ソウルを出発し、同5時40分すぎに釜山に到着する予定だった。亀浦駅の手前約300メートル地点で、地盤が突然崩れ落ちたため、急ブレーキをかけたが、陥没したところへ斜めに突っ込むようにして転落し、何両かがばらばらになった。

事故原因を調査中の警察当局によると、事故現場付近で韓国電力が1989年以来、地下電力区設置のための掘削工事をしていたため、軟弱になった地盤が列車の重みに耐えられずに崩れたらしい。警察当局は工事の安全対策に落ち度があったのではないかとみて、工事関係者から事情を聴いている。

転覆してぺしゃんこに押しつぶされた車両の中に乗客が閉じ込められ、消防隊や鉄道庁がクレーン、ブルドーザーを動員して救出作業に当たった。現場は同日夕から雨が降り、救助作業は難航した。《共同通信》

【仏総選挙】与党惨敗

フランス国民議会総選挙の第二回投票は28日行われ、29日未明に海外県8選挙区を除く本国の569の全議席が確定、保守系野党連合の共和国連合(RPR)とフランス民主連合(UDF)が定数577議席の約8割に当たる458歳席を得て、地滑り的勝利を収めた。社会党内閣のベレゴボワ首相は28日深夜、エリゼ宮でミッテラン大統領と緊急会談した後、29日に辞表を提出し、内閣は総辞職する、と表明した。

ミッテラン大統領の与党社会党(左派急進運動などを含む)は、環境派の票を集めて得票率は第一回投票を上回ったものの、選挙前の265議席から66議席に転落した。

推定投票率は約68%で、前回1988年過挙の第二回投票(69.95%)並みだった。

RPRは245歳席、UDFは213議席で現有議席のそれぞれ倍近くを獲得し、諸派・無所属は22議席だった。《共同通信》



3月28日のできごと