平成1270日目

平成4年6月30日(火)

1992/06/30

【蔦文也さん】池田町名誉町民第1号に選出

徳島県立池田高校野球部前監督の蔦文也さん(68)=同県三好郡池田町=が、同町の名誉町民第一号に選ばれ、30日、同町役場で名誉町民章の贈呈式が行われた。

式では丸岡敬幸町長が「高校野球を通じて池田町の名を全国に広めた功績は町史に永久に銘記される」と祝辞を述べ、蔦さんに名誉町民章などを手渡した。

蔦さんは「40年も好きな野球をさせていただいたのも皆さんの協力のおかげ。今後は名誉町民の栄誉に恥じないように人生を送りたい」と謝辞を述べた。《共同通信》



【中学教科書検定】自衛隊肯定を明記

来春から中学校で使われる教科書の検定が終わり文部省は30日、結果などを公表した。検定意見数は激減したが、文部省は、政府開発援助(ODA)や消費税など政府の政策にかかわる記述を重点に厳しくチェック。

国連平和維持活動(PKO)協力法の議論が高まる中での検定作業が進められたこともあり、特に自衛隊について初めて検定の視点を定め「独立国には自衛隊がある」との自衛権を肯定する記述を8社中7社に明記させた。

アジア侵略の記述が増え、PKO協力法やソ連崩壊、地球環境、エイズなど最近の事象も新たに盛り込まれた。《共同通信》

【フィリピン・ラモス大統領】就任式

フィリピンの新大統領就任式が30日午前11時(日本時間正午)、マニラで行われ、フィデル・ラモス前国防相(64)が正式にコラソン・アキノ大統領(59)から元首を引き継いだ。就任式を前に非合法左翼連合組織「民族民主戦線」(NDF)は、「新政権下で暗黒の章が幕を開けようとしている」と、ラモス氏に反対する声明を出し、右派の国軍改革勢力も新政権から距離を置く意向を示している。

同日未明、マニラ首都圏内の四か所でラモス氏の大統領就任の妨害を狙ったと見られる爆破テロ事件が起きたが、式の進行自体に影響は出ていない。《読売新聞》

【特急つばさ】ラストラン

きょう1日、開業する山形新幹線と交代して姿を消す、秋田行き在来特急「つばさ」の最後の列車が、30日午後、上野駅を出発、鉄道ファンや長年の利用客らが別れを惜しんだ。

31年の歴史にいったん幕を下ろし、新幹線として生まれ変わるため、特にさよならセレモニーはなし。それでも、ホームはカメラを手にしたファンであふれ、いつもはガラガラの指定席がほとんど売り切れた。

秋田県まで7、8時間かけて「つばさ」で往復するオールドファンも健在で、この日も数組が乗り込んだが、娘の元へ上京して来た主婦(76)は「違う名前でも残して欲しかった」と寂しそう。ファンに見送られ、定刻に出発していった。《読売新聞》

【米・ベーカー国務長官】北方領土「日本を100%支持」

宮沢首相は、先進国首脳会議(ミュンヘン・サミット)出席に先立ち、30日午後(日本時間1日未明)、米国・ワシントンに到着。同市内の大統領迎賓館でベーカー国務長官と約30分間会談した。

ベーカー長官はこの中で、北方領土問題について、先の米国とロシアの首脳会談でブッシュ大統領が北方領土返還に言及したことに触れ、「米国は100%、日本を支持している。今後とも日本と連絡を取り、支持していく」と述べた。これに対し、宮沢首相は「米側の北方領土についてのエリッィン大統領への問題提起はG7(先進7か国)にとって重要なことだと述べた。

また、ベーカー長官はマクロ経済について「ブッシュ大統領は日本の経済運営についての考え方に極めて関心を持っている」と述べ、自民党がまとめた緊急総合経済政策への関心を表明、ミュンヘン・サミットでの焦点になるとの考えを示した。

宮沢首相は「ブッシュ大統領にお会いした時、詳しく説明したい」と答えるにとどまり、補正予算の規模には言及しなかった。《読売新聞》



6月30日のできごと