平成1130日目
1992/02/11
この日のできごと(何の日)
【自民党】総裁室に男がろう城
11日午前8時50分ごろ、東京都千代田区永田町の自由民主党本部に短銃と日本刀を持った男が侵入、1階フロアで短銃を1発発射し、窓ガラスを割り4階の総裁室に立てこもった。「幹部を呼べ」などと要求、「共和、佐川事件両事件で腐敗した自民党打倒」などと書いた「解散勧告文」を所持していた。
警視庁は午後3時40分すぎ、発生から約7時間ぶりに男を銃刀法違反などの現行犯で逮捕、けが人はなかった。
警視庁公安部によると、男は横浜市保土ケ谷区、元大日本愛国党構成員のA容疑者(21)。
同部の12日までの調べに「昨年10月ごろから、自民党の腐敗政治が続けば日本は滅びてしまうので何とかしようと考えていた。デモ活動だけでは限界がある」と動機を供述した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【渡辺美智雄外相】独・ゲンシャー外相と協議
渡辺外相と11日に来日したドイツのゲンシャー外相による第14回日独外相定期協議が同日、外務省で行われた。
渡辺外相がロシアとの北方領土交渉について「エリツィン大統領が法と正義に基づいて領土問題を解決しようとしていることを踏まえ、日本としては拡大均衡の方向で推し進めようとしていると説明した。これに対しゲンシャー外相は「法と正義に基づいて領土問題を解決しようとしている日本の立場を理解する」と述べ、支持を表明した。《共同通信》
【宇宙開発事業団】「H-Iロケット」打ち上げ成功
宇宙開発事業団は11日午前10時50分、日本初の地球資源衛星「JERS-1」を乗せたH-Iロケットを、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。衛星は約50分後、アルゼンチン・ブエノスアイレス南南東約1000キロの大西洋上空約590キロでロケットから分離されて予定の軌道に入り、打ち上げは成功。事業団は「ふよう1号」と命名した。
H-Iロケットによる打ち上げは、今回が最後。昭和61年8月以来、H-Iは通信衛星「さくら」、放送衛星「ゆり」など今回まで13の衛星を宇宙に送り込み、役目を終えた。今後の衛星打ち上げは、現在開発中の純国産大型ロケットH-Ⅱに引き継ぐ。
「ふよう1号」は、火山噴火や森林破壊、海洋汚染など地球環境を広範囲に監視する。《読売新聞》
【大相撲・小錦関】結婚式
大相撲の大関小錦(28)(高砂部屋)と、元ファッションモデルの塩田寿美歌さん(27)の結婚式が11日、都内のホテルで行われた。
「二人でいる時が一番楽」とのろけた小錦だが、表情はいまひとつ。というのも左ふくらはぎのほうかしき炎で「高熱が出て、点滴をうけていた」ため。約1200人を招いた披露宴は横綱を目指そうという力士だけに芸能人と変わらぬ豪華さだった。《読売新聞》