平成270日目
1989/10/04
この日のできごと(何の日)
【プロ野球・大洋】古葉竹識監督が辞意
大洋の古葉竹識監督(53)の辞任が4日、決まった。同球団の中部オーナーは同日、東京・広尾の自宅で、古葉監督から久野球団社長に辞意を伝えてきたため、受理したことを明らかにした。久野社長も同日夜、大洋ー巨人24回戦が終了した横浜球場内で記者会見し「古葉監督の野球人としての結論を尊重した」と辞任を認めたことを発表した。
古葉監督は同球場で、辞任を申し出たことを認めただけで、多くを語らなかったが、大洋漁業本社からの責任を問う意向を代弁した中部オーナーの説明などから、実質的には“解任”の色彩が濃いと受け取られている。古葉監督は今シーズン残り13試合の指揮を執るが、阪神の村山監督に次いで、公式戦終了を待たずに辞任が決まる異例の事態となった。《共同通信》
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【東ドイツ】市民1万人が西独へ
プラハの西ドイツ大使館内に集まっていた東ドイツ市民約1万1000人を西ドイツに移送する特別列車の一番列車が予定より一日遅れ、4日午後6時25分、プラハ駅を出発した。
当初、西ドイツへの特別列車は3日夜にも出発する予定だったが、特別列車が経由する東ドイツ国内の駅に、便乗を求める市民が押し掛け、ドレスデン駅などでは駅機能が事実上マヒ。東ドイツ当局が、安全対策を講じるため手間取り、大幅に遅れたとみられる。
前回の移送後も、西ドイツへの脱出を求めてプラハの西ドイツ大使館に殺到する東ドイツ市民の勢いは衰えをみせず、今回の大量移送につながった。これを機に、東ドイツ政府は3日、チェコスロバキアへの旅行を制限する措置を取った。《共同通信》
【社会党・土井たか子委員長】消費税廃止を要求
国会は4日午後、衆院本会議を皮切りに、3日間にわたる海部首相の所信表明に対する各党代表質問で、本格論戦の火ぶたを切った。
質問のイチ番手に立った土井社会党委員長は、最大の争点である消費税改廃問題を取り上げ、先の参院選の結果、国民の意思は「消費税に対する拒否であった」と消費税廃止を強く要求するとともに、その具体的内容と時期、手順の明示を求めた。
土井氏はまた「現在の衆院での自民党多数は消費税賛成の(国民の)意思が繁栄された議席ではない」と決め付け、早期解散と総選挙で国民の信を問うよう迫った。《共同通信》
【海部俊樹首相】消費税「廃止ではなく見直し」
海部首相の所信表明を受けた各党代表質問が、4日午後から衆院本会議を皮切りに3日間の日程で始まり、消費税改廃、政治改革などを争点に与野党論戦の幕を開けた。
この中で海部首相は、野党の消費税廃止要求に対し最近の各種世論調査、参院茨城補選での自民党勝利を挙げて、国民の意思は「廃止ではなく、見直しにある」との認識を示して、廃止の考えがないことを強調した。
また、首相野党の消費税廃止に伴う代替財源案にも言及「ただ、総合課税にすれば税の増収になるとの考えには疑問を感じる」と厳しく批判した。《共同通信》