平成9090日目
2013/11/27
【この日の安倍総理】
参院本会議
安倍首相は27日の参院本会議で、安全保障の機密情報を漏えいした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案について、機密保全と「知る権利」尊重を両立させる考えを強調した。
法案は27日、参院本会議で趣旨説明と質疑が行われ、審議入りした。質疑では「知る権利」が制限されることなどへの国民の懸念を踏まえ、野党からだけでなく与党からも法案に関し一層の説明を求める意見が出された。《読売新聞》
機密を漏らした公務員らへの罰則強化を盛り込んだ特定秘密保護法案は27日午前の参院本会議で、安倍晋三首相が出席して質疑を行い審議入りした。首相は、法案が国民の「知る権利」を侵害するとの指摘について「国民の知る権利を尊重しつつ、特定秘密の保護を図る。知る権利が狭まることはない」と述べ、懸念の払拭に躍起となった。
法案に反対する民主党の桜井充氏は「国民の懸念を無視し、強引に衆院を通過させた」と批判。法案を推進する自民党の宇都隆史氏も「法案成立が不可欠な理由を国民に説明しきれていない」と指摘した。《共同通信》
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【民主党・海江田万里代表】秘密法案の廃案目指す
民主党の海江田万里代表は27日午前の参院議員総会で、同日に参院で審議入りした特定秘密保護法案の廃案を目指す考えを示した。「天下の悪法が衆院を通過してしまった。全くの暴挙であり、参院の努力で廃案に追い込もう」と述べた。
郡司彰参院議員会長は、与党による26日の衆院採決強行に関し「数の横暴が始まった。審議をないがしろにする大変許し難い姿勢だ」と批判し、参院で徹底審議を求める意向を強調した。
海江田、郡司両氏ら幹部は今後の対応を協議。慎重審議を求めている他の野党と参院での連携を探る方針を確認した。《共同通信》
【国家安全保障会議設置法】日本版NSC、成立
外交・安全保障政策の新たな司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC)を創設するための関連法案が27日の参院本会議で与党や民主党、日本維新の会、みんなの党などの賛成多数で可決、成立した。参院本会議ではこれに先立ち、米国などとの情報交換を円滑にするため、情報漏洩対策を強化する特定秘密保護法案が審議入りした。政府・与党は12月6日までの今国会で成立させる方針だ。《日経新聞》
【沖縄県名護市・稲嶺進市長】「辺野古容認情けない」
沖縄県名護市の稲嶺進市長は27日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設容認に転じた自民党沖縄県連を批判した。那覇市で記者団に「政治家の命である公約を翻すのは考えられない。情けない」と語った。
一方、自民党の那覇市議17人のうち14人は急きょ、記者会見を開催。衆院沖縄1区支部長の国場幸之助衆院議員による辺野古容認への方針転換に抗議し、支部役員を辞任すると発表した。
金城徹市議は、市議会で5回にわたり県外・国外移設を求める意見書を可決したと強調し、不快感を示した。《共同通信》
【第17回司馬遼太郎賞】沢木耕太郎氏「キャパの十字架」
【日光・東照宮】国宝陽明門の壁画を200年ぶりに公開
「平成の大修理」が進む栃木県日光市の日光東照宮の国宝・陽明門で、約200年ぶりに姿を現した壁画が27日、一般公開された。約4年後に修理が完了するまで観覧できる。
東照宮などによると、東西にある壁画は1752年に描かれ、劣化が激しかったため1796年に羽目板で覆われた。鶴や松が描かれた西側の桐油蒔絵は、今年7月に初めて羽目板が外されて200年ぶりのお目見え。約40年前の「昭和の大修理」で確認されたキンカチョウや梅を題材とした東側壁画も、合わせて公開された。《共同通信》