平成8157日目
2011/05/09
【中部電力】浜岡原発全基の停止を決定
中部電力は9日午後の臨時取締役会で、政府による浜岡原発(静岡県御前崎市)の全面停止要請の受諾を決めた。代替となる火力発電の燃料確保のめどが立ち、ほかの電力会社から融通も受ければある程度電力不足を回避できると判断した。ただ、トヨタ自動車など製造業が集積する中部地方で電力需給が逼迫するのは必至。
東京電力管内に続き、中部でも電力供給が制約されることで、東日本大震災からの復興を目指す国内経済への影響も懸念される。稼働要件を満たして運転している原発を、法的な裏付けなく停止させるのは極めて異例。政府は停止期間を、防波壁など中長期的な津波対策が完了するまでの約2年間と説明している。《共同通信》
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菅首相は9日夜、中部電力が浜岡原子力発電所のすべての原子炉の運転停止要請を受諾したことについて、「中部電力が浜岡原発停止の要請を受け入れたことは、大変良かったと思っている」と評価した。その上で「政府としても、これから電力が足らなくならないように対応には力を入れたい」と述べた。首相官邸で記者団に語った。《読売新聞》
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日本経団連の米倉弘昌会長は9日の会見で、菅直人首相が中部電力浜岡原発の全原子炉停止を要請したことについて「唐突感が否めない。自分の意見を発表してから中電に説明するという手順は政治的パフォーマンスにほかならない」と厳しく批判した。
米倉会長は「原発を停止するかどうかは中電の判断だが、中電は首相要請ではなく命令だと思っているのではないか」と指摘。「本来は原子力安全・保安院と知見やリスクについて科学的に検討したうえで論議して決定すべきもの」と述べたうえで、「原発に対する一連の政府の対応は極めて拙劣だ」と切って捨てた。《産経新聞》
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【ボクシング・山崎静代選手】五輪強化選手に選出
来年のロンドン五輪出場を目指す女子ボクシング強化選手に選ばれた南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代(32)が9日、大阪市内で会見を行い「命がけで頑張りたい」と意気込みを語った。
女子ボクシングはロンドン五輪から正式種目になるもので来年3月、連盟の推薦を受けて出場する全日本選手権の結果を踏まえ同5月、世界選手権に出場。ここでベスト8に残れば自動的に五輪出場が決まる。《日刊スポーツ》
【焼肉酒家えびす集団食中毒事件】
横浜の店舗を家宅捜索
富山、福井、神奈川の3県警と警視庁の合同捜査本部は9日、業務上過失傷害容疑で横浜市旭区の焼肉酒家えびす横浜上白根店を家宅捜索した。
捜索容疑は、4月19日に同店でユッケなどを食べた市内の女性(19)に溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症させ、重症にさせた疑い。女性は意識障害を起こして入院中だが回復傾向にあり、血液から腸管出血性大腸菌O111の抗体が検出されている。
同店には午後2時ごろ、捜査員7人が入った。合同捜査本部は押収した資料を分析し調べを進める。
横浜市によると、神奈川県内では、横浜上白根店で食事をしたこの女性を含む3人と、藤沢市の焼肉酒家えびす藤沢湘南台店の客4人の計7人が食中毒症状を訴えた。《北日本新聞》
富山県内の患者は93人で変わらず
フーズ・フォーラス(金沢市入江、勘坂康弘社長)が運営する焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒で、県は9日、砺波店(砺波市となみ町)と高岡駅南店(高岡市大野)、富山山室店(富山市公文名)を利用した患者数が同日午後4時現在、計93人(死者3人含む)と発表した。患者数は前日と同じで、1人も増えなかったのは、県が4月27日に最初に食中毒発生を発表してから初めて。砺波店を利用し入院していた20代男性1人が退院し、3店の入院者数は33人となり、うち22人が重症。《北日本新聞》