平成9130日目
2014/01/06
【この日の安倍総理】
伊勢神宮を参拝
安倍晋三首相は6日午後、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した。歴代首相による新年の参拝は恒例で、安倍首相にとっては昨年10月に行われた式年遷宮の儀式に出席して以来となる。
参拝には岸田文雄外相、下村博文文部科学相、田村憲久厚生労働相らが同行した。首相は、公務としては6日が仕事始め。民主党の海江田万里代表も首相に先立ち参拝した。
首相は4、5両日に選挙区の山口県に入り、後援会会合などで「日本経済は間違いなく良くなっている。全国津々浦々に広げることが私の責任だ」と述べ、経済再生に取り組む決意を示した。《共同通信》
安倍晋三首相は6日、三重県伊勢市で伊勢神宮に参拝し、同市内で年頭記者会見に臨んだ。政権発足から1年余り実現していない日中、日韓首脳会談について、「困難な課題や問題があるからこそ、前提条件をつけずに首脳同士が胸襟を開いて話をするべきだ」と述べた。昨年末の自らの靖国神社参拝でさらに悪化した中韓との関係改善に改めて意欲を示したが、「首脳会談は現時点で見通しがあるわけではない」とも語った。《朝日新聞》
新追悼施設に否定的
安倍晋三首相は6日夜、俳優の津川雅彦氏らと東京都内で会食し、靖国神社に代わる新たな追悼施設に否定的な見解を示した。同席した元フジテレビアナウンサーの露木茂氏が「首相は『別の施設を造っても多分、戦争で亡くなった方たちの家族はお参りしないだろう』と話した」と記者団に明かした。
露木氏によると、首相は昨年末の自らの靖国参拝に触れ「靖国で会おうという一言で死んでいった戦没者の魂は靖国神社にあるんじゃないか」と語ったという。《共同通信》
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【サッカー・大迫勇也選手】独2部・ミュンヘン移籍が決定
鹿島の日本代表FW大迫勇也(23)がドイツ2部1860ミュンヘンに移籍することが6日、発表された。完全移籍で、チームの冬季中断中のオフが明ける7日から全体練習に合流するため、この日に渡欧。フリートヘルム・フンケル監督(60)からは本職の1トップでの起用を確約されており、リーグ再開初戦となる2月10日のデュッセルドルフ戦でのデビューが有力視される。《スポニチ》
【プロ野球・阪神】鶴岡一成捕手の獲得を発表
阪神は6日、フリーエージェント(FA)権を行使してDeNAに移籍した久保康友投手(33)の人的補償として、鶴岡一成捕手(36)を獲得したと発表した。
鶴岡は1996年に兵庫・神港学園高からドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団。2008年シーズン途中に巨人へ移籍し、12年にFAでDeNAに復帰した。通算562試合に出場して打率2割3分9厘、17本塁打、113打点。
中村勝広ゼネラルマネジャー(GM)は「勝負強く、いやらしい打撃をする。リードも巧み」と期待した。《共同通信》
【東証大発会】6年ぶりの下落
年明け最初の取引となる大発会を迎えた6日の東京株式市場は、前年末の急速な株高を警戒した売り注文が広がり、日経平均株価(225種)は10営業日ぶりに大幅下落して取引を終えた。終値で1万6000円を下回り、前年12月24日以来の安値水準となった。年初の取引で値下がりするのは、2008年以来6年ぶり。
前年、安倍政権の経済政策への期待から大幅高に沸いた市場は、年明けから冷や水を浴びせられた。4月の消費税増税による個人消費へのマイナスの影響も予想されており、回復傾向にある日本経済への影響が懸念される。《共同通信》
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麻生太郎財務相兼金融担当相は6日、東京証券取引所で取引開始前に開かれた大発会の式典で「アベノミクスをさらに進め、安倍総理の掲げる経済重視を支援するため最大限の努力をしたい」とあいさつし、引き続き景気回復に向けて全力で取り組む考えを強調した。
式典では麻生金融相や和服姿の女性が鐘を鳴らした後、出席者全員で手締めをして、ことしも順調な取引が続くよう祈願した。
麻生金融相は「お金を運用する時代が来た」と話し、ことしからスタートした少額投資の非課税制度(NISA)の推進にも努める姿勢を示した。《共同通信》
【東電・下河辺和彦会長】退任を正式表明
東京電力の下河辺和彦会長は6日、自身の進退について「3年目はない」と述べ、今期中に退任する意向を正式に表明した。福島県の自治体を新年のあいさつ回りで訪問した際、記者団に語った。下河辺会長が退任を明言したのは初めて。
政府は後任の会長に、東電の社外取締役を務めている数土文夫JFEホールディングス相談役を充てる方針を固めている。下河辺会長は退任時期について「いろいろあり得る」と述べるにとどめ、明言しなかった。今後、関係者間で調整が急がれる見通し。《共同通信》
【沖縄県・仲井眞弘多知事】年頭のあいさつ
沖縄県の仲井真弘多知事は6日午前、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設に向けた名護市辺野古沿岸部の埋め立てを昨年末に承認した理由を「環境保全措置が取られ(公有水面埋立法が定める)基準に適合しているためだ」とあらためて説明した。県庁での職員に向けた年頭あいさつで語った。
名護市民には「苦労をお掛けするが、ご理解とご協力を賜りたい」と訴えた。これに関連し、名護市の稲嶺進市長は市役所での職員への年頭訓示で「知事のやり方は本当に無責任で、あるまじき行為だと言わざるを得ない」と批判した。《共同通信》
【小野寺五典防衛相、印・アントニー国防相】会談
小野寺五典防衛相は6日、訪問先のインド・ニューデリーでアントニー国防相と会談した。陸海空で自衛隊とインド軍の協力や交流を推進することで一致し、軍事的に台頭する中国をけん制した。
小野寺氏は、純国産で水陸両用の海自救難飛行艇「US2」の輸出実現に向け、昨年末にインドで初めて行われた政府間の合同作業部会の次回会合を日本で開催するよう要請。インド側のUS2への試乗を提案した。
両国は昨年末、海自と海軍が2年連続となる共同訓練をインド洋で実施。会談では訓練の定期化を確認した。《共同通信》
【東京都知事選】宇都宮氏、新競技場見直し訴え
2月9日投開票の東京都知事選に無所属で出馬する前日弁連会長の宇都宮健児氏(67)が6日、都庁で記者会見し、安倍政権の暴走ストップや、新国立競技場計画の見直しなど環境に配慮したシンプルな五輪開催、原発のない社会の実現などを柱とする政策を発表した。共産党や社民党は同日、宇都宮氏を推薦することを決めた。
会見で宇都宮氏は護憲の立場を強調し、特定秘密保護法の廃止を主張した。一方で「国政を批判するだけでは駄目で、都として情報の公開を徹底し透明な都政をつくる」と述べた。《共同通信》
【韓国・朴槿恵大統領】日本が両国の協力環境壊す
韓国の朴槿恵大統領は6日、ソウルの大統領府で昨年2月末の就任後国内で初めてとなる記者会見を開き、日韓関係について、過去の植民地支配と侵略を認めた1995年の村山富市首相談話などを否定する言動が日本で頻繁に起きていると指摘し、これが「両国が協力する環境を壊しており、非常に残念に思う」と述べた。
朴氏はまた、安倍晋三首相との首脳会談は「両国関係の発展に役立つ結果が出せるよう、事前に十分な準備が必要だ」と述べ、開催に慎重な考えをあらためて表明した。《共同通信》
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韓国の朴槿恵大統領は6日の記者会見で、朝鮮半島の植民地支配と侵略を認めた1995年の村山富市首相談話などがこの間の日韓関係の「基礎」だったとの認識を示し、日本が今後も同談話の精神を堅持することを求めた。
朴氏はこれまで、歴史問題で日本が「誠意ある姿勢」を見せることが首脳会談開催など関係進展の前提になると表明してきたが、具体的な行動を提示したことはなかった。朴氏が日本に望む行動を初めて自分の言葉で示した形だ。《共同通信》
【台北市立動物園】初の台湾生まれパンダ公開
中国が台湾に贈ったつがいのパンダを親に持つ雌の「円仔(ユエンザイ)」が6日、台北市立動物園で一般公開された。台湾生まれの初のパンダ。昨年7月の誕生以来、動物園が公表した画像の愛くるしい表情やしぐさが既に人気を呼んでおり、開園前から長蛇の列ができた。
円仔の体重は現在約14キロで出生時の約80倍。1日の大半を母の「円円(ユエンユエン)」の近くで寝て過ごす。名は「円円の子」などの意味があり人気投票で決まった。《共同通信》
【独・メルケル首相】スキーで骨折
ドイツ政府は6日、メルケル首相(59)が昨年末にスイスでスキー中に転倒し、骨盤骨折したことを明らかにした。3週間安静にする必要があり、8日に予定されていたポーランド訪問などの日程をキャンセルした。
政府報道官によると、メルケル氏はアルプス山脈にあるスイス南東部エンガディンでクリスマス休暇中にスキーのクロスカントリーを楽しんでいた。骨盤の左側が折れており、ひどい打撲傷も負った。松葉づえを使えば少しは歩くことができる状態という。《共同通信》
【バングラデシュ】総選挙で与党圧勝
5日に投開票されたバングラデシュ議会(一院制、350議席)の選挙は6日、選挙管理委員会の集計で、ハシナ首相率いる与党アワミ連盟が230議席以上を獲得し、圧勝した。
総選挙をボイコットしたバングラデシュ民族主義党など野党勢力は6日、ゼネストでハシナ政権に抗議。政情不安に拍車が掛かりそうだ。
総選挙は女性枠50議席を除く300議席が小選挙区で争われ、このうち過半数の選挙区でアワミ連盟と与党系政党の候補が無投票で当選した。《共同通信》
【中央アフリカ】首都の死者750人
国連のフェルトマン政治局長(事務次長)は6日、イスラム、キリスト両教徒の衝突が続く中央アフリカ情勢について安全保障理事会で報告し、これまでに首都バンギだけで750人以上の死亡が確認されたと述べた。
バンギ以外でも連日虐殺が目撃され、同国人口の約2割に当たる93万5千人が暴力を逃れるため家を離れ、屋外などで寝泊まりしていると指摘した。バンギでは人口の半分に当たる約51万3千人が避難、うち10万人は空港に身を寄せているとした。《共同通信》
【米国】中西部で記録的寒波
米東部を襲った寒波は中西部に広がり、ロイター通信によると、中西部イリノイ州などで6日、約20年ぶりとなる寒さを記録した。同州シカゴの男性(48)が雪かき中に心臓発作で亡くなるなど、同日までに少なくとも4人が死亡した。
各地で気温が平年を10~20度余り下回り、シカゴで6日、氷点下24度を記録。ミネソタ州ブリムソンでは氷点下40度まで低下した。
6日には全米で約4300便が欠航。油田の採掘作業が中断したり穀物の輸送が遅れたりし、経済活動にも大きな影響が出た。《共同通信》