令和1184日目

2022/07/27

この日のできごと(何の日)

【日・インドネシア首脳会談】

岸田文雄首相は27日、インドネシアのジョコ大統領と官邸で会談した。ジョコ氏は会談で、東京電力福島第1原発事故を受け、インドネシアが続ける一部の日本産食品の輸入規制を全て撤廃したと表明。首相は会談後の共同記者発表で「被災地の皆さんを勇気づけるもので、心から歓迎する」と謝意を示した。両氏は「自由で開かれたインド太平洋」実現を含めた海洋秩序の維持に向け、緊密に連携する方針で一致した。

両氏は、インドネシアが20カ国・地域(G20)議長国として11月に開く首脳会議(サミット)成功への連携も確認した。《共同通信》

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【鹿児島県・桜島】警戒レベル引き下げ

気象庁は27日、鹿児島県・桜島の噴火警戒レベルを、最大の5「避難」から3「入山規制」に引き下げた。24日の爆発的噴火以降、山体膨張はおおむね停滞しており、規模の大きな噴火が発生する兆候は認められないという。引き下げに伴い、鹿児島市は27日夜、島内の33世帯51人を対象に出していた避難指示を解除した。

爆発的噴火は24日午後8時5分ごろに発生。気象庁は大きな噴石が火口から東方向へ約2.5キロまで飛散したのを監視カメラで確認し、桜島で初のレベル5を適用。27日夜、火口の東約2.5キロの斜面に、噴石の落下跡が認められなかったと明らかにした。《共同通信》

【サッカー】

サッカーの東アジアE―1選手権は27日、愛知・豊田スタジアムで男子の最終戦が行われ、日本は韓国に3―0で完勝し、2勝1分けの勝ち点7で4大会ぶり2度目の優勝を果たした。女子代表「なでしこジャパン」とそろっての大会制覇は初めて。

後半に相馬(名古屋)が先制し、佐々木(広島)町野(湘南)が加点した。最優秀選手(MVP)には相馬が選ばれた。韓国は2勝1敗の勝ち点6で2位。対戦成績は日本の15勝23分け40敗となった。

もう1試合は中国が香港を1―0で下した。中国は勝ち点4、香港は同0で大会を終えた。《共同通信》

【プロ野球】

プロ野球の「マイナビオールスターゲーム2022」は27日、松山市の松山中央公園野球場で第2戦が行われ、全パが2―1で競り勝ち、昨年から3連勝で通算成績を88勝80敗11分けとした。最優秀選手(MVP)には勝ち越し本塁打を放った柳田(ソフトバンク)が2014年の第2戦以来で選ばれた。

全パが0―1の二回に松川の適時打で追い付き、六回に柳田のソロで勝ち越し。先発の佐々木朗は1回3安打1失点も、最速162キロを記録した。二回以降は継投でつなぎ、九回はモイネロ、松井裕、益田の3人を起用して逃げ切った。

全セは一回に佐々木朗から3連打したが、佐藤輝の犠飛による1点止まりだった。

後半戦はセ、パともに29日にスタートする。《共同通信》

【囲碁・井山裕太碁聖】四冠堅持

囲碁の井山裕太碁聖(33)に一力遼棋聖(25)が挑戦していた第47期碁聖戦(新聞囲碁連盟主催)5番勝負の第3局は27日、広島県廿日市市の宮島ホテルまことで打たれ、午後6時27分、154手で井山碁聖が白番中押し勝ちし、3連勝で防衛した。

井山碁聖は2連覇、8度目の碁聖位で名人、本因坊、王座と合わせ四冠を堅持。最多記録を更新中の七大タイトル通算獲得数を56期に伸ばした。一力棋聖は前期失った碁聖への返り咲きはならなかった。

第3局は序盤、左辺の攻防で井山碁聖が巧みにさばいてリードを奪った。その後、長く険しい戦いが続いたが、逆転を許さず押し切った。《共同通信》

【東京株式市場】

27日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比60円54銭高の2万7715円75銭。米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて投資家に様子見ムードが広がる中、割安感のある銘柄を買う動きが次第に強まった。

東証株価指数(TOPIX)は2.58ポイント高の1945.75。出来高は約9億2500万株。

26日の米ダウ工業株30種平均は反落した。小売りのウォルマートが通期業績予想を引き下げたことで、物価高が家計を圧迫しかねないと米景気悪化への懸念が強まった。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染20万9694人

国内で27日、新たに20万9694人の新型コロナウイルス感染者が報告され、1日当たりの過去最多を更新した。20万人を超えるのはこれまで最多だった23日以来2回目。地域別では北海道や京都など25道府県で最多を更新しており、流行「第7波」拡大の勢いが続いている。死者は129人で、2日連続で100人を上回った。

厚生労働省に対策を助言する専門家組織は27日に会合を開き「全国的にこれまでで最も高い感染レベルを更新し続けており、急速な感染拡大が継続している」と分析。「医療提供体制への影響も含め最大限の警戒感をもって注視していく必要がある」と指摘した。《共同通信》

【兵庫県明石市・泉房穂市長】殺害予告メール届く

兵庫県明石市の泉房穂市長は27日、記者会見を開き、自身の殺害を予告する内容のメールが届いたと明らかにした。メールは26日に県内の別の自治体の問い合わせフォームに届き、明石市に連絡があり、県警も捜査しているという。

泉市長によると、メールでは「こいつが市長をやってるとか兵庫の恥だぞ」として辞職を要求。応じない場合は安倍元首相の銃撃を引き合いに「(容疑者の)山上徹也を参考にして自作銃を作った。こいつで頭や胸を何発も撃って殺す」と記されていたという。

市長は2011年に初当選し現在3期目。子育て支援策に力を入れる一方、過去に市幹部に暴言を浴びせた問題もあった。《共同通信》

【フィリピン・ルソン島】M7.0

フィリピン・ルソン島北部で27日午前8時43分(日本時間同9時43分)、マグニチュード(M)7.0の地震があり、政府は5人が死亡、64人が負傷したと発表した。建物の倒壊や土砂崩れが各地で起きた。16世紀のスペイン統治時代の街並みが世界遺産に登録されているビガンでも教会や歴史的建築物が被災した。

日本大使館によると、現時点で日本人が死傷したとの情報はない。米地質調査所(USGS)によると、震源はアブラ州ドローレスから南東に13キロの山岳地帯で深さ10キロ。

アブラ州とベンゲット州などが被災した。《共同通信》

【米国】3倍の利上げ連続決定

米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は27日、連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利の誘導目標を0.75%引き上げ、2.25〜2.5%とすることを決めた。6月の前回会合に続く利上げ幅で、通常の3倍に及ぶ異例の金融引き締め策となる。利上げは4会合連続で、日本をはじめとした世界経済にも大きな影響を与えそうだ。

短期金利の指標フェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を引き上げた。9月以降も引き締めを続けるとみられ、今後の利上げペースが注目される。米経済の景気後退懸念も浮上しており、FRBは難しいかじ取りを迫られる。《共同通信》

【メタ】初の減収

米IT大手メタ(旧フェイスブック)が27日発表した2022年4〜6月期決算は売上高が前年同期比1%減の288億2200万ドル(約3兆9300億円)となり、12年の上場以降、四半期ベースで初めての減収となった。米経済の減速を受けて企業が広告費を削減する中、主力のインターネット広告収入が減少したことが響いた。

純利益は36%減の66億8700万ドル。コスト上昇や力を入れる仮想空間「メタバース」への投資負担が重荷となった。7〜9月期も「広告需要の低迷が継続する」との見通しを示した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは27日、各地で行われ、パドレスのダルビッシュはデトロイトでのタイガース戦に先発して7回6安打2失点、11三振で勝敗は付かなかった。2017年以来の2桁となる10勝目の権利を持って降板したが、チームは3―4で逆転サヨナラ負けを喫した。

エンゼルスの大谷はロイヤルズ戦に「1番・指名打者」で出場し、中前適時打を放って3打数1安打1打点だった。チームは4―0で勝ち、1カ月ぶりの連勝。《共同通信》

【北朝鮮・金正恩総書記】韓国を罵倒しけん制

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、対米戦争と位置づける朝鮮戦争(1950〜53年)の休戦協定締結記念日の27日の演説で、韓国の尹錫悦政権を罵倒して強くけん制した。北朝鮮国内で尹政権への反感を高めながら、南北の緊張を激化させて体制を引き締める狙いとみられる。先制攻撃には核兵器で反撃することもほのめかして威嚇した。

金正恩氏は尹政権や韓国軍を「汚らわしい対決狂、不良ども」「軍のごろつき」と呼んだ。こうした表現は対南宣伝サイトは使ってきたが、最高指導者が国内向けに公言したことで尹政権と対話する可能性は相当低くなり、偶発的な衝突の防止が難しくなった。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

南部奪還へ作戦本格化

ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ロシア軍の補給路を遮断するためロシアが制圧した南部ヘルソン州のアントノフ大橋を攻撃したとビデオ声明で発表した。ウクライナ軍は同州奪還を狙って作戦を本格化させており「軍事、外交、その他あらゆる方法で、全ての領土を取り戻す」と決意を表明した。ロシア軍は部隊を同州に派遣し反撃に備える構え。南部の攻防が激化しそうだ。

アントノフ大橋はロシアが強制編入したクリミア半島につながるドニエプル川東岸地域と州都ヘルソン郊外をつなぎ、ロシア軍にとって部隊への重要な補給路。《共同通信》



7月27日 その日のできごと(何の日)