令和1711日目
2024/01/05
【北朝鮮】黄海側で砲撃
韓国軍合同参謀本部は5日、北朝鮮が同日午前9〜11時(日本時間同)ごろ、黄海上の韓国領、白ニョン島と延坪島の北方で200発以上の砲撃を行ったと明らかにした。韓国が境界線と位置付ける北方限界線(NLL)の北側海域に着弾し、韓国側への被害はない。韓国軍は挑発行為だと非難し、対抗措置として同日午後、海上へ砲撃した。住民らには退避所への移動が指示され、緊張が高まった。
韓国軍によると、北朝鮮側の砲弾が落下したのは南北が2018年の軍事合意で砲撃を禁じた緩衝区域。同様の区域への着弾は、22年12月の日本海側での砲撃以来とみられる。韓国軍は、北朝鮮が昨年11月、今後は合意に縛られないと宣言後、砲撃を再開したと見なし「朝鮮半島の平和を脅かし、緊張を高める挑発行為だ」と批判した。
聯合ニュースによると、韓国側の砲撃は、海兵隊が両島に配備した部隊が自走砲や戦車を動員して実施した。
一方、韓国メディアは5日、北朝鮮が破壊した南北境界区域の監視所を再建しているのを韓国軍が確認したと報じた。《共同通信》
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【豊洲初競り】
東京都江東区の豊洲市場で5日、今年最初の取引となる「初競り」が開かれ、238キロの青森県大間産クロマグロが、この日最高値の1億1424万円で競り落とされた。都によると、記録が残る1999年以降で4番目。
仲卸の「やま幸」(江東区)と「鮨 銀座おのでら」などを運営する会社が共同で落札した。過去最高落札額は、旧築地市場(中央区)から移転後初となった2019年の3億3360万円。昨年は3604万円だった。
やま幸の山口幸隆社長(61)は「最近の景気の良さを感じ、1億円はいくと思っていた。決め手は鮮度と発色の良さ。寒い中、釣ってくれた漁師さんに感謝しています」と話した。 《共同通信》
【令和6年能登半島地震】
珠洲市の避難所に初の物資
能登半島地震で300人以上が避難する石川県珠洲市立緑丘中には5日、震災後初めて水や食料品などの物資を載せた陸上自衛隊の車両が到着した。「やっと来たぞー」。被災者は歓声を上げ、避難所に運び込んだ。
運営に当たる市の男性職員は「これまではボランティアが提供した食品や避難者が自宅から持ち寄った餅などでしのいでいた。ようやく物資が届き始めた」と安堵。陸自隊員は「市内の孤立地域にもヘリコプターで運んでいる」と話した。
この避難所には電気が通り、ストーブやエアコンなどの暖房器具も使えるが、夜の寒さを訴える人は多い。無職の女性(69)は「週末から雪が降る予報で、冷え込みが心配だ」と語った。
死者96人に
石川県で最大震度7を観測した能登半島地震で、同県輪島市の坂口茂市長は5日、救助通報の内容などから、建物倒壊により人が下敷きになったとの情報が100件ほどに上るとの見方を示した。石川県は5日午後2時現在の死者は94人、連絡が取れない安否不明者は222人と公表。ほかに珠洲市で津波により1人が行方不明になっている。被害はさらに拡大する恐れがある。
発生5日目となったが被害の全容はいまだ見えず、救助の遅れは深刻。輪島市と珠洲市を中心に、自衛隊や警察が安否確認や捜索を急いでいる。
政府は、能登半島地震を来週にも激甚災害に指定する方針を固めた。
死者は輪島市55人、珠洲市23人、穴水町6人、七尾市5人、志賀町2人、能登町2人、羽咋市1人。志賀町によると、5歳児の死亡を確認した。
穴水町によると、住宅2棟が土砂崩れに巻き込まれ、帰省していた子どもら11人と連絡が取れなくなっている。
石川県内では5日午後現在で、3万人以上が避難。2万7千戸近くが停電し、断水も約6万6千戸。支援物資は十分に届いていない。《共同通信》
【連合・芳野友子会長】年頭会見
連合の芳野友子会長は5日、東京都内で開いた年頭記者会見で、2024年春闘での賃上げが「デフレ脱却の鍵になる。まさに正念場だ」と語った。機運醸成に取り組むと強調し、都道府県知事や地元の労使代表が賃上げに向けて話し合う「地方版政労使会議」の開催に期待を示した。
連合の傘下労働組合は23年春闘で平均3.58%の賃上げを達成した。24年は「5%以上」を求める方針で、芳野会長は「2年連続かつ前年を上回る水準を実現することが大事だ」と指摘。中小企業の原資確保に向け、大企業との取引価格の適正化を進めたいとした。《共同通信》
【東京株式市場】
5日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。外国為替相場の円安ドル高基調を好感した買い注文が優勢となった。
終値は前日比89円13銭高の3万3377円42銭。東証株価指数(TOPIX)は14.75ポイント高の2393.54。出来高は約16億3981万株だった。《共同通信》
【インド太平洋対話】
日米韓高官はワシントンで5日、初の「インド太平洋対話」を開き、中国や北朝鮮への対応を協議した。南シナ海で不法な海洋権益主張を続ける中国は危険だとし、台湾海峡の安定が国際社会の平和に不可欠だとの認識を再確認。北朝鮮による核・ミサイル開発やロシアとの軍事協力拡大、人権侵害を非難した。米国務省が6日発表した。
インド太平洋対話は、日米韓首脳が昨年8月に米大統領山荘キャンプデービッドで開いた会談で新設に合意していた。日本の河辺賢裕・外務省総合外交政策局長、米国のクリテンブリンク国務次官補、韓国の鄭炳元・外務次官補が出席した。対話は毎年開く方針。《共同通信》
【米・アラスカ航空】窓吹き飛び緊急着陸
米アラスカ航空の旅客機が5日、西部オレゴン州ポートランドの空港を離陸後に窓など機体の一部が吹き飛び、同空港に引き返して緊急着陸した。米メディアが報じた。乗客乗員は約180人だったという。連邦航空局(FAA)は、乗員から機内の気圧を一定に保つ「与圧」に関する問題の報告があったと明らかにした。原因を調査する。
機体はボーイング737―9。アラスカ航空は「安全に着陸した」とした上で、保有する同機種65機の運航を一時取りやめ、整備や点検を実施すると明らかにした。
ソーシャルメディアには、客室の窓や周囲の部品が欠落したまま飛行し、風が吹く機内の様子を撮影した動画が投稿された。天井からは酸素マスクが下りていた。不安そうな表情をした乗客の画像もあった。
旅客機は西部カリフォルニア州オンタリオに向け離陸し、約20分後に緊急着陸した。高度は一時、約4800メートルに達していた。吹き飛んだ窓の横の席に乗客はいなかった。
ボーイング社は「調査に協力する」との声明を出した。《共同通信》