令和386日目

2020/05/20

この日のできごと(何の日)

【台湾・蔡英文総統】2期目スタート

1月の台湾総統選で再選した民主進歩党(民進党)の蔡英文総統は20日、総統府での就任式で宣誓し、政権2期目がスタートした。蔡氏は演説で、中台関係について「対立と隔たりの拡大を避けるのは双方の責任だ」と述べ、中国の習近平指導部に平和的で対等な立場での対話を呼び掛けた。

蔡氏は中国の統一圧力を拒否する姿勢を明確にして「一国二制度」を受け入れないと強調し、中台の「現状維持」路線を維持すると表明。新型コロナウイルス対策に「成功した」と述べた。

22日に中国で開幕する全国人民代表大会の政府活動報告などで、習指導部がどのような反応をするかが注目される。《共同通信》

菅義偉官房長官は20日の記者会見で、台湾の蔡英文総統が政権2期目をスタートさせたことに関し「祝意を表したい。台湾はわが国と基本的価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり、大切な友人だ」と述べた。

新型コロナウイルス対応を巡っては、台湾政府がマスク200万枚を日本に寄贈したことを念頭に「台湾の温かい支援に改めて感謝する。引き続き協力を強化していきたい」と語った。《共同通信》

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【テレビ朝日、フジテレビ】人混み映像は「誤り」

テレビ朝日の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」とフジテレビの情報番組「バイキング」は20日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言下の人混みとして紹介した映像にそれぞれ誤りがあったとして訂正、謝罪した。

「モーニングショー」は20日の放送で、千葉市のJR蘇我駅に19日、鉄道ファンが多く集まったとVTRで紹介したが、このときに使われた写真の1枚が3月に撮影されたものだった。ネット上で鉄道ファンから「昨日の写真ではない」と疑問視する声が上がり、番組内で誤りを認め、謝罪した。

一方、「バイキング」は19日の放送で、東京・原宿の竹下通りと表参道の週末の様子として人混みの映像に「17日」とテロップをつけて放送した。しかし、映像が3月のものだったことが分かり、20日の放送で訂正した。《産経新聞》

【夏の甲子園】中止決定

日本高野連は20日、新型コロナウイルスの影響が各地に広がる中、オンラインで第102回全国高校野球選手権大会の運営委員会と理事会を開き、兵庫県西宮市の甲子園球場で8月10日から予定していた夏の甲子園大会と出場権を懸けた地方大会の中止を決め、発表した。夏の大会の中止は3度目で戦後初、選抜大会と春夏連続での中止は戦争での中断を除き史上初めて。

全国選手権大会の中止を決断した理由について、開催期間が2週間以上に及ぶことや、代表校が全都道府県から長時間かけて移動すること、集団で宿泊して地元に帰ることなどを考慮すると、感染と拡散のリスクが避けられないとした。《共同通信》

【東京株式市場】

20日の東京株式市場は、新型コロナウイルスの影響で滞っていた経済活動の再開を見込んだ買い注文が入り、日経平均株価(225種)は4営業日続伸した。終値は前日比161円70銭高の2万0595円15銭で、約2カ月半ぶりの高値水準となった。

東証株価指数(TOPIX)は8.64ポイント高の1494.69。出来高は約12億1400万株。

政府が緊急事態宣言を近畿3府県で解除する方向で検討していると伝わり、企業活動が少しずつ動きだすと期待された。平均株価の上げ幅は一時250円を超えた。

3月の機械受注統計は市場が想定していたほどには悪化せず、投資家の不安を和らげた。《共同通信》

【東京高検・黒川弘務検事長】賭けマージャン報道

週刊文春は20日、東京高検の黒川弘務検事長(63)が緊急事態宣言下の今月、賭けマージャンをした疑いがあるとウェブサイトで報じた。

週刊文春の記事によると、黒川氏は1日と13日、東京都内の知人の産経新聞記者宅で、朝日新聞の元検察担当記者を交えた計4人で賭けマージャンをした疑いがあるという。黒川氏が記者のハイヤーで帰宅する様子も報じた。

産経新聞社広報部は「取材に関することは従来からお答えしておりません」とコメント。朝日新聞社は50代男性社員が参加していたとして「極めて不適切な行為でおわびする」との談話を出した。金銭のやりとりの有無は「調査中」としている。《共同通信》

【韓国】元慰安婦支援団体を家宅捜索

韓国検察は20日、不透明な会計処理があったとして横領や背任などの容疑で告発されていた元慰安婦を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)のソウルの事務所を家宅捜索した。聯合ニュースが報じた。

活動を共にしてきた元慰安婦の李容洙さん(91)が7日、寄付金の使途など金銭問題に絡めて正義連の運営を批判したことを機に、ずさんな会計処理が相次ぎ浮上。正義連の釈明には、活動に好意的な革新系メディアからも不十分だと批判が出ていた。

前代表の尹美香氏は4月の総選挙に与党側から出馬、初当選しており進退問題にも注目が集まっている。《共同通信》

【エールフランスKLM】超大型機の運航終了

フランスとオランダの航空企業連合エールフランスKLMは20日、新型コロナウイルスの大流行による経営への悪影響を踏まえ、総2階建ての超大型機エアバスA380の運航を終了すると発表した。22年末で終了する予定だったが前倒しした。

声明で「A380の運航終了は、環境への負荷が少ない性能の良い機体へ刷新し、競争力強化を図る戦略によるものだ」と指摘した。座席数の多いA380は採算を取るのが難しい上、地球温暖化問題の深刻化で、航空会社は燃費性能の良い中大型機の利用に傾いている。エアバスは昨年、生産終了を発表。全日本空輸(ANA)などへの納入が残っている。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染35人

国内では20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに35人確認され、累計の感染者数は1万6428人になった。

新規感染者35人のうち、緊急事態宣言が継続中の8都道府県での感染者が33人を占めた。最多は神奈川県の18人で、東京都と埼玉県で各5人、大阪府で3人、北海道、千葉県で1人ずつ確認された。京都府と兵庫県では新規の感染者は確認されなかった。

東京都で新規感染者数が2日連続で1桁になったのは、4月7日に緊急事態宣言が発令されてから初めて。

死者は、東京都で70~80歳代の男性3人の死亡が確認されたほか、大阪府で5人が死亡するなど、11人増えて784人になった。《読売新聞》

尾身茂氏「見えない感染が継続」

衆院予算委員会は20日午後、新型コロナウイルス対応を巡る参考人質疑を実施した。政府諮問委員会の尾身茂会長は、感染が今のところ収束の方向に向かっているとの見解を示した上で、8都道府県で継続している緊急事態宣言に関し「仮に全都道府県が解除されても、(感染)報告者数のゼロが短期間、続いたとしても、見えない感染が続いていると考えるべきだ」と注意を促した。

「冬の到来を待たず、再び感染の拡大が起こることは十分予測される」とも語った。政府専門家会議座長の脇田隆字国立感染症研究所長、諮問委メンバーで経済学者の竹森俊平慶応大教授も出席。冒頭、3氏が意見を陳述した。《共同通信》

米・トランプ大統領「中国の無能さ」で大量殺りく

トランプ米大統領は20日、新型コロナウイルスの感染拡大について「世界規模での大量殺りくを行ったのは、他でもない中国の無能さだ」とツイッターで中国の対応を強く非難した。11月の大統領選を前に中国や世界保健機関(WHO)に責任を転嫁しようとする姿勢を強めている。

トランプ氏は「中国の変なやつが、中国以外のみんなを非難する声明を出した」としたが、具体的に誰を指すのかには触れなかった。

トランプ氏はWHOが「中国の操り人形になっている」などと批判を強めており、WHOが姿勢を改善しなければ脱退も辞さないとの「最後通告」を突き付けている。《共同通信》

WHO、米脱退検討への反応回避

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は20日の記者会見で、米国のWHO脱退検討に言及したトランプ大統領の18日付の書簡を受け取ったとした上で、内容については「精査しているところだ」と述べるにとどめ、反応を示すことを避けた。

一方、独立監督諮問委は20日までに1~4月の対応を検証した中間報告を公表。加盟国による独立した検証は「将来に向けた教訓を得るため、有益かもしれない」としたが「限定的な規模であっても(感染拡大防止の)対応の真っ最中に行えば、WHOが効果的に対応することの妨げになる可能性がある」として、沈静化までは控えるよう訴えた。《共同通信》

ロシア、感染者30万人超え

ロシア政府は20日、新型コロナウイルスの感染者数が30万8705人、死者は2972人になったと発表した。30万人を超えるのは感染者数が最も多い米国に次いで2カ国目。増加ペースは鈍化したが、死者数が全土の6割弱を占める首都モスクワ市では19日まで4日連続で過去最悪レベルの70人以上の死者が確認され、深刻な状態となっている。

モスクワ市では1万8千人の重症患者が入院中で、ソビャニン市長は19日「感染症に勝利したと言うのは無責任だ」と述べ、行動制限の厳守を求めた。今月末まで続く原則的な外出禁止措置などの制限緩和にも慎重に対応する姿勢を示した。《共同通信》



5月20日 その日のできごと(何の日)