平成4967日目

2002/08/14

この日のできごと(何の日)

【南北閣僚級会談】

ソウルで開かれていた韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の第7回南北閣僚級会談は14日、焦点となっていた南北間をつなぐ鉄道と道路の連結のため早期に軍事保証措置を取ることなどで合意、これを含めた10項目の合意事項をまとめた共同報道文を発表し終了した。

非軍事分野の対話・交流の合意で再活性化する転機はつかんだが、保障措置を協議する軍事実務協議の日程確定までは踏み込めず、鉄道連結が実際にいつ実現するかについて不透明感を残した。

今回合意で北朝鮮の対話姿勢はある程度確認さたが、日米が注目した信頼醸成に不可欠な軍事分野に目立った進展がなく、今月予定されている日朝対話や米特使訪朝実現に好材料となるかどうかは流動的だ。

共同報道文によると、京義線と東海岸の鉄道や道路を連結する工事着工に伴い、非武装地帯の地雷除去などの軍事保障措置を軍事実務協議で早急に取ることにした。《共同通信》

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【第84回全国高校野球選手権】

第84回全国高校野球選手権大会第7日は14日、甲子園球場で2回戦を行い、福井(福井)智弁学園(奈良)帝京(東東京)尽誠学園(香川)が3回戦へ進出した。福井は11安打で10点を奪い、藤井が14奪三振の完封。10−0で旭川工(北北海道)を下し、20年ぶりの白星を挙げた。智弁学園は三回に1点を先制し、五回に2点を追加。田中は2安打に抑える2試合連続完封で、海星(長崎)を3−0で下した。帝京は春夏を通じて初出場の光泉(滋賀)に5−0で快勝。高市は4安打、12奪三振で完封した。春の選抜大会ベスト8の尽誠学園は21安打と打線が爆発。7−1で秋田商(秋田)に大勝した。《共同通信》

【小倉純二氏】FIFA理事に選出

日本サッカー協会の小倉純二副会長(64)が14日、クアラルンプールで行われたアジア・サッカー連盟(AFC)総会で国際サッカー連盟(FIFA)理事に選出された。任期は4年。ワールドカップ(W杯)を開催し、ベスト16入りした日本は、ピッチ外でも国際サッカーの舞台で大きな発言力を持つことになった。

日本協会はFIFA役員選で、このところ3連敗を喫していた。1994年の副会長選では村田忠男氏(当時副会長)が鄭夢準・韓国協会会長に敗れ、単独招致を目指したW杯招致活動も大打撃を受けた。

97年には川淵三郎会長(当時副会長)が、98年には小倉副会長(当時専務理事)がいずれも理事選に挑んだが敗退。アジアそして世界のサッカー界で日本の存在感を膨らませ、影響力を行使する機会を逃した。

しかし、今回は「よかれと思う国はすべて回った」(川淵会長)という力の入った選挙戦を展開。5月末には日本協会主導で東アジア連盟も発足させ、この地域の票を取り込んだ。

小倉氏はFIFA理事として「アジアの地位向上をやりたい。それがひいては日本のレベルアップにもつながる」と、アジアへの貢献を強調。最大の課題として、2006年W杯のアジア枠を「何とか5に増やしたい」と決意を示した。《共同通信》

【日本ハム牛肉偽装問題】農水省、牛肉取引自粛を指導

農水省は14日、日本ハムグループの牛肉偽装問題で調査報告書を公表した。同省は日本ハムの大社啓二社長を呼び、子会社の日本フード(東京)の牛肉関連事業の営業自粛と、日本ハムによる日本フードへの原料牛肉の供給自粛を指導。日本ハムグループの牛肉事業が事実上停止する

大社社長は15日から営業を自粛、20日に再発防止策や社内処分を発表するとしているが、自身の進退については「貴任は感じるが、現状では辞任する考えはない」と述べた。

同省は日本ハムのB専務(64)について、偽装牛肉の焼却を指示した証拠隠滅容疑で告発を検討する。日本フードの姫路、徳島、愛媛の3営業部長を、詐欺容疑で兵庫など各県警に刑事告発する方針も正式に明らかにした。

3部長の刑事告発は早ければ来週の見通しで、国のBSE(牛海綿状脳症、狂牛病)対策を悪用した偽装問題の真相は、農水省の任意調査では解明しきれないまま、捜査当局の手に委ねられることになった。

農水省が発表した報告書によると、3営業部長は、輸入牛肉の在庫が積み上がり、伝票のコードを書き換えるなどの手口で計約1.3トンを国産と偽装。買い取った日本ハム・ソーセージ工業協同組合から仮払金の一部として、日本ハムを通じて計約90万円が支払われた。

3営業部で偽装の手口が異なる部分があることなどから、日本ハムの指示などの関与があったとは断定しがたいとしている。

日本ハムの専務らが2−5月に偽装の事実を知ったが公表せず、「期限切れ」としてハム・ソーセージ組合から買い戻し、焼却した隠ぺい工作については社長への報告はなかった、とした。専務の告発も、証拠隠滅罪が成立するかどうか、捜査当局と慎重に協議する。《共同通信》

【USJ】火薬不正使用続ける

米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)で、火薬の不正使用が発覚した後の8月も、「ウォーターワールド」など3つのアトラクションで大阪府の許可と異なる火薬の不正使用が続いていたことが14日、分かった。

USJ側は府に「ショーの効果を高めるため、どこかの時点で(不正な)数字で(火薬の)発注を始めた」と説明。不正使用が故意だったことを認めた。

火薬類取締法違反容疑で大阪府警などが捜査する中、不正使用を続けたことが判明し、あらためて同社の企業倫理が問われそうだ。

運営会社「ユー・エス・ジェイ」は14日、申請内容の変更届を府と大阪市に提出。これを受けて府は同日、府警とともに立ち入り検査を実施した。検査中、3アトラクションのショーは中止された。

同社によると、火薬の不正使用が社内調査で分かり再点検。3アトラクションで使う火薬の固まり130個のうち、26個の火薬量が申請より多く、49個は少なかった。合計使用量は各アトラクションで、許可量より17−358グラム少なかったという。

ダニエル・ジェンセン副社長は「火薬量について輸入会社と米国の出荷元と、2つの情報源があり、本来なら同じ数字であるはずなのに違っていたことが、昨日に確認できた。輸入会社の数字が間違っていた」と経緯を説明した。《共同通信》

【民主党】サポーター拡大へ始動

民主党の若手有志議員が14日、市民グループと協力し、都内で9月の代表選で投票権を持つ「サポーター」登録の拡大キャンペーンを始めた。初日のこの日は、出馬表明している候補者のうち都合のついた鳩山由紀夫代表が参加。自らのアピールは控え、浅草の雷門前などで「今度の代表選は小泉純一郎首相の後の首相を選ぶ選挙だ。誰が一番日本再生の旗頭になって頑張るか選んでほしい」と通行人に訴えた。街頭活動は、当選1回の山村健衆院議員、鈴木寛参院議員らを中心に結成した「民主奇兵隊」が実施した。《共同通信》

【いすゞ自動車】1600億円支援要請

経営再建中のいすゞ自動車は14日、みずほコーポレート銀行など主力取引銀行と資本提携先の米ゼネラル・モーターズ(GM)に対し、計1600億円の支援を要請する再建強化策を発表した。2001年度末で6789億円に上る連結有利子負債の圧縮を進める一方、GMに対しては資金の追加拠出を求め、2100億円に上る累積損失の解消を目指す。

いすゞの井田義則社長が都内で会見し、連結売上高1兆2700億円などを目指す3カ年の新再建計画(02−04年度)として発表した。年内に臨時株主総会を開催し、承認を得たい意向。

支援は、みずほなど主要取引行に対する約1000億円の債務株式化が柱で、みずほは応諾する意向。一方、GMは48.4%の出資分の全額減資を了承するとともに、減資後にいすゞが行う100億円の第三者割当増資を新規に引き受けるなど、計600億円を支援する。

GMの出資比率は12%に低下するが、経営への関与を明確にするため、GMが代表権を持つ副社長を初めて派遣する。GM以外の一般株主分も減資するかについては、「現段階では何も決めていない」(井田社長)としている。《共同通信》

【アニータ・アルバラードさん】豪邸を競売へ

チリの14日付各紙の報道によると、サンティアゴ裁判所は、青森県住宅供給公社から14億円を横領した事件で起訴され公判中のS被告のチリ人妻アニータ・アルバラードさんが所有する豪邸を、29日に競売にかけるとの決定を下した。アルバラードさんは、「差し押さえるなら、重機でぶち壊す」と息巻いた。《共同通信》



8月14日 その日のできごと(何の日)