平成2896日目

平成8年12月12日(木)

1996/12/12

【落合博満内野手】日本ハム入団会見

巨人から日本ハムに移籍する落合博満内野手(43)は12日、東京都内のホテルで2年契約、推定年俸3億円で契約を結び、引き続いて入団発表を行った。ロッテ、中日、巨人に続いて4球団目、パ・リーグには11年ぶりの復帰となる落合選手は大社義規オーナー、上田利治監督とともに記者会見場に姿を見せた。

背番号3のユニホームにそでを通した現役最年長選手は「日本ハムは12球団でも3本の指に入る投手陣を持ち、優勝に近い存在だと思っている。オーナーにも来年日本一になりますと約束した」と晴れやかな顔で話した。また、45歳までプレーを目標にしているだけに「2年といわず、(現役として)3年でも4年でも続けます」と強い意欲をのぞかせた。

今季2位に食い込み、来年は優勝に照準を合わせている上田監督は「強力な味方が入って心強い限り。落合君が生きた見本として若手の成長を促すはず」と頼もしそうに話した。《共同通信》



【新進党・羽田孜氏】小沢一郎氏と会談

新進党の羽田孜元首相は12日午後、小沢一郎党首と党本部で2時間余りにわたって会談し、「新しい党を作り上げ、そこでお互いに競っていくことが新しい政治を作り出す」と年内離党ー新党結成への決意を表明した。小沢氏は一致団結を訴え翻意を促したが、話し合いは平行線のまま終わり、14日にも再会談して結論を出すことになった。

しかし、羽田氏の意思が固くいことから説得は困難とみられ、離党は避けられないとの見方が強まっている。《共同通信》

【警視庁】玉川上水土手でVX発見

警視庁捜査一課は12日までに、元オウム真理教幹部林泰男容疑者(38)=地下鉄サリン事件の殺人容疑などで逮捕=の供述から、東京都小平市の玉川上水の土手を捜索、地中からガラス瓶に入った液状の薬品30−40ミリリットルを発見し、鑑定で猛毒のVXと確認した。

VXは教団による殺人事件などに使われた化学兵器用の神経剤で、毒性はサリンの100倍とされ、専門家によると、35ミリリットルで約1万5000人分の致死量に相当するという。警視庁は瓶は厳重に密封されており漏れ出した可能性はなく今回の捜索で、教団が製造、残存するVXなど神経剤はすべて回収できたとしている。

調べによると、VXが見つかったのは同市津田町の土手の地下約20センチの土中。封をした耐熱強化ガラス瓶(高さ約10センチ)に保存され、さらに市販の缶に入れて粘着テープなどでふさがれていた。《共同通信》

【衆院税制特別委】消費税率据え置き法案否決

衆院税制問題特別委員会は12日夕、2001(平成13)年3月31日まで税率を3%に据え置くとする新進党提出の「消費税率据え置き法案」の採決を行い、自民、民主、共産、社民各党などの反対で否決した。13日の衆院本会議でも否決される見通しで、政府方針通り来年4月から消費税率は5%となることが確定的となった。

採決に先立ち、同法案提案者の一人の村井仁氏(新進)は「経済がおかしくなる危険のある消費税率引き上げはタイミングを見極めるべきだ」として、来年4月からの税率5%引き上げ実施の見送りを政府に迫った。

これに対し、橋本龍太郎首相は「足元の経済状況に配慮して先行減税を実施した。こういう(先行減税とその後の消費税率引き上げ。という)組み合わせが間違っていたとは思わない」と述べ、景気も考慮に入れて5%引き上げを決定したことを強調した。

また北側一雄氏(新進)は「閣僚2人を含む100人を超える自民党議員が先の総選挙公報などで行革の実行や景気回復まで消費税率を引き上げないなどと主張している」と自民党の姿勢を批判。これに対し、首相は「行革の実行は選挙期間中も訴え続けてきた。行革をさらにまっしぐらに進めていく」とかわした。

審議で民主党は新進党案の中身に問題があると指摘、「引き上げやむなし」の立場から税金の無駄遣いをチェックする機能の強化を求めた。共産党は「新進党案は4年後自動的に増税となる」として修正案を提出したが、否決された。社民党は社会的弱者対策の強化、制度化を要求した。《共同通信》



12月12日のできごと