平成2296日目

1995/04/22

この日のできごと(何の日)

【ホワイトウォーター疑惑】米大統領夫妻から聴取

米ホワイトハウスは22日、クリントン大統領夫妻が同日、土地開発・不正融資疑惑(ホワイトウォーター疑惑)を捜査しているスター特別検察官の事情聴取を受けたと発表した。夫妻は宣誓の上、ホワイトハウス内で個別に2時間にわたり聴取に応じた。

ホワイトハウス当局者は「大統領夫妻はこれまで表明してきた通り、特別検察官の捜査に全面的に協力した」と語ったが、この日の聴取の目的や内容について一は「特別検察官の要請があり明らかにできない」と述べた。

同疑惑では、アーカンソー州知事時代の大統領が、別荘地開発事業に絡んで不正な政治資金を得ていた可能性が指摘されている。《共同通信》

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【マークスの山】崔洋一監督作品公開

【Jリーグ・サントリーシリーズ】第10節

Jリーグ・サントリーシリーズ第10節(22日・カシマスタジアムほか=7試合)鹿島アントラーズが名古屋グランパスに4−0で快勝、6連勝で勝ち点6(8勝2敗)とし、首位を堅持した。

前節まで鹿島とともに2敗(7勝)だった横浜マリノスは、セレッソ大阪に0-4で完敗。ジュビロ磐田は延長後半、スキラッチのVゴールで清水エスパルスを3-2で退けた。横浜M、磐田はともに7勝3敗となり、得失点差で磐田が2位に浮上。

ヴェルディ川崎はガンバ大阪を1-0で破り、3勝目を挙げて最下位脱出。ジェフ市原は3-0で横浜フリューゲルスに快勝し、ベルマーレ平塚は延長で柏レイソルを2-1で下した。サンフレッチェ広島はPK戦で浦和レッズに勝った。《共同通信》

【ドジャース・野茂英雄投手】オープン戦2勝目

ドジャース・野茂英雄投手(26)の米大リーグ入りが決定的となった。公式戦の登板は、開幕から4、5試合目の29日か30日のブレーブス戦(ロサンゼルス)での先発になるものとみられる。

同投手は22日、マーリンズとのオープン戦で2度目の先発。5回を4安打5三振で2失点(自責点1)に抑え、2勝目をマークした。試合後ドジャースのクレアー・ゼネラルマネジャーは「いい投球を見せてもらった。彼はロサンゼルスに住むことになるだろう」と野茂の開幕ベンチ入りを示唆。村上雅則氏(ジャイアンツ)以来30年ぶり2人目の日本人大リーガーは先発投手としてデビューすることが確実になった。

野茂投手はオープン戦通算8イニング目に当たる二回に初の得点を許し、四回さらに1点を奪われたが、5回を落ち着いて投げて勝ち投手となった。《共同通信》

【IBFヘビー級タイトル戦】ジョージ・フォアマン選手が初防衛

昨年11月に世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)のヘビー級チャンピオンに史上最年長で返り咲きながら、WBAのタイトルをはく奪されたジョージ・フォアマン(46)=米国=が22日、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンでアクセル・シュルツ(ドイツ)とIBFのタイトルマッチ12回戦を行い、2−0の判定で勝って初防衛に成功した。フォアマンの戦績は78戦74勝(68KO)4敗。

フォアマンはシュルツのスピードに手を焼き、途中から左まぶたをはらすなど苦しい展開だったが、右ストレートでポイントを稼いだ。ジャッジの採点は2人が115-113、残る1人が114-114だった。

フォアマンは45歳9カ月で20年ぶりに王座へ復帰したが、WBAが指名した挑戦者との防衛戦を拒否したため王座を失い、日本では未公認のIBFのタイトルだけを懸けて、リングに上がった。《共同通信》

【横山ノックさん】「ノックは無用!」最後の司会

大阪府知事就任を目前に控えた横山ノックさんが22日正午から、20年余り司会を続けてきた民放のトーク番組「ノックは無用!」に生出演し、最後の司会を務めた。

横山さんは番組の冒頭で「21年間かわいがってもらってありがとう。機会を見て、また出演させてもらう」と語り、「私が(出演するのを)やめても(番組を)見いよ。知事命令や」と冗談を飛ばした。

横山さんが知事選に出馬する直前までレギュラー出演していたテレビ、ラジオ番組は計6本。今後は知事の仕事を優先するという。《共同通信》

【世界都市博覧会】中止しても600億円

世界都市博覧会の中止を公約した青島幸男氏は23日に東京都知事に就任するが、都市博の開催準備を進めてきた東京フロンティア協会と都などが、中止した場合でも今後、出展企業などへの賠償などで約600億円程度が必要になるとの試算をまとめていたことが22日分かった。

都側は中止しても開催するのと同程度の支出が必要なことを示し、青島氏に開催の決断を迫りたい考えだ。

都は都市博の総事業費約2000億円のうち830億円を負担、これまでに調査、設計、広告など234億円を支出した。中止の場合、まずこれが無駄になる。直接的な損害は前売りした入場券264万枚(約56億円)の払戻金、手数料。

今後予想される損害として都が挙げているの出展企業からの損害賠償請求だ。具体的には①出展を予定している12企業・グルーブのパビリオンの建設・運営費平均約30億円のうち設計費などの発注済み事業費②参加する国内122自治体と国連を含む海外46の都市などの事業費—などが対象になるみられている。

「これらを積み上げると中止に伴い今後かかる費用は博覧会を実施する費用とほぼ同じ約600億円」(都幹部)という。

さらに、都が最も懸念しているのが臨海副都心開発そのものへの影響。「都市博開催までに施設完成を」と工事が急がされてきた12の第一次進出企業グループが、損害賠償を請求する意向を明らかにしている上、2次進出企業公募のめどが立たないなどの損害も大きい、という。《共同通信》

【河野洋平外相】シリア外相と会談

河野外相とシリアのシャラ外相が22日夜、都内のホテルで会談、中東情勢や両国関係を中心に意見交換した。

日本が自衛隊の派遣を検討しているゴラン高原に展開する国連平和維持活動(PKO)の「兵力引き離し監視軍」についてシャラ外相は「日本から人員が派遣されることになれば、シリアはそれに対して感謝する。日本人を敬意と礼儀をもって受け入れるだろう」と述べ、日本の参加に期待感を表明した。《共同通信》

【オウム真理教】信者に元・現自衛官58人

警視庁など捜査本部が把握したオウム真理教(麻原彰晃教祖)の信者リストの中に、陸、海、空の現職、退職合わせて58人に上る自衛隊員の名前が含まれていたことが22日、明らかになった。

自衛隊員は一般の信者より早い段階で出家を勧められ、修行中に教団から専門的な軍事知識を問われたケースもあったという。

薬物や化学担当の部署に所属していた隊員や特殊な武闘訓練経験者もおり、捜査当局は、教団が”武装強化”を図るために隊員を勧誘。サリンなど毒ガス製造や拉致など教団の「非公然活動」に一部が関与した疑いもあるとみて、身元や隊内での経歴の確認を急いでいる。捜査当局は同日も引き続き、「第7サティアン」などの捜索を行った。《共同通信》

【村山富市首相】自民党・小渕恵三副総裁と会談

村山首相は22日午後、自民党の小渕副総裁と首相公邸で会談し、当面の政局や参院選挙情勢などについて意見交換した。

小渕氏は自民党内の情勢について、加藤政調会長らのYKKグループとの会談で村山政権を支えることで一致したことなどを伝え、阪神大震災復興対策や、地下鉄サリン殺傷事件などの治安対策で首相が政治責任を果たせるよう支えていく姿勢を強調した。

参院選の情勢についても話題になり、小渕氏は新進党がかなりの数の候補者を立ててくるとの見通しを示した。《共同通信》

【村山富市首相】銀座で募金呼び掛け

村山首相は22日午後、東京・銀座で大相撲の智ノ花関らとともに「緑の羽根」の街頭募金キャンペーンに参加、買い物客らに笑顔で協力を呼び掛けた。

首相は「羽根の先の針に気を付けて」と言いながら、募金をした一人ひとりの胸に羽根を着けて握手。「みんが協力してくれてありがたい。緑は人の心をなごませる。そういう心は大切だから国民の中にも広げたい」と、記者団に縁の効用を解説してみせた。

しかし、地下鉄サリン殺傷事件や警察庁長官銃撃事件など凶悪犯罪が相次いでいるだけに、首相の言葉とは裏腹に周辺は厳重な警戒で物々しい雰囲気。募金協力後は新緑の憲政記念館庭園を散策、「さわやかで気分が良かった」という首相だが、緊張の日々がしばらく続きそうだ。《共同通信》



4月22日 その日のできごと(何の日)