1994 平成6年11月12日(土)のできごと(何の日)

平成2135日目

平成6年11月12日(土)

1994/11/12

【APEC】自由化期限で調整

インドネシアのジャカルタ国際会議場で開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の第6回閣僚会議は12日、「貿易・投資の自由化はAPECの存在意義と活動の基礎の一つである」ことを再確認した共同声明を採択し、二日間の日程を終え閉幕した。

閣僚会議では米国主導の自由化に反発が出て、15日に開催される第2回非公式首脳会議に判断がゆだねられた焦点の自由化達成期限を2020年に設定する問題をめぐり今後、首脳レベルなどで各国・地域の思惑が絡んだ激しい駆け引きが展開されそうだ。

村山首相が12日夕(日本時間夜)、13日にはクリントン米大統領、中国の江沢民主席など各国首脳も続々と現地入り。非公式首脳会議前に日米、日中、米中などの首脳同士による二国間会談も活発に行われる予定で、首脳会議後打ち出される「共通決意宣言」(ポゴール宣言)に自由化の達成期限が盛り込まれるかどうか予断を許さない情勢だ。

二日間の閣僚会議では、議長国のインドネシアの提案する自由化達成の期限を2010年とすることに、マレーシアなどが「性急すぎる」と慎重論を展開するなど異論が出され、合意に達しなかった。

特に自国経済との関係で、自由化を積極的に推進したい米国と、米国主導のAPECに危機感を募らせる中国やマレーシア、議長国の威信がかかっているインドネシアの思惑が複雑に絡み合っている。

村山首相は基本的に自由化を支持する方針だが、「一段の自由化につながる合意はするな」との与党農水族の圧力も強く、厳しい外交を強いられそうだ。《共同通信》



【Jリーグ・ニコスシリーズ】第20節

Jリーグ・ニコスシリーズ第20節(12日・平塚競技場ほか=6試合)首位のヴェルディ川崎が2−0で横浜フリューゲルスを下し16勝目を挙げた。16日の第21節で川崎が浦和レッズに勝ち、1差で追っているベルマーレ平塚が鹿島アントラーズに敗れると、川崎の2シリーズぶり2度目の優勝が決まる。

平塚は1−0でジュビロ磐田を破り15勝目をマーク。3位の横浜マリノスは延長の末、ガンバ大阪に0−1で敗れ8敗となり、優勝の可能性が消えた。サンフレッチェ広島はジェフ市原に1−0でVゴール勝ち。浦和は2−4で広島に敗れ12敗目を喫したが、名古屋グランパスが清水工スパルスに敗れ15敗となったため、昨年の第1ステージから3シリーズ続いた連続最下位からの脱出が決まった。《共同通信》

【大相撲九州場所】7日目

大相撲九州場所7日目(12日・福岡国際センター)横綱、大関は5日ぶりに安泰。横綱曙は、関脇貴闘力を物言い取り直しの末、右下手ひねりで退け5勝2敗。優勝争いの単独トップを走る大関貴乃花は、旭道山を問題にせず寄り切り7連勝で、通算22連勝とした。貴乃花を1差で追う大関貴ノ浪は、先場所敗れた琴稲妻を寄り切り6勝目を挙げた。大関若乃花は琴別府を寄り切って連敗を免れ、大関武蔵丸は小結魁皇を一方的に押し出した。関脇武双山は連勝で2勝目を挙げた。この日の結果、幕内は全勝の貴乃花に、1敗で貴ノ浪が続く展開は変わらず。十両は1敗が消え、2敗で新十両の土佐ノ海ら7人が並んだ。《共同通信》

【河野洋平外相】米・クリストファー国務長官と会談

河野外相は12日午前、ジャカルタ市内のホテルで米国のクリストファー国務長官と約1時間会談した。長官は、米中間選挙での民主党大敗を受けたクリントン政権の対日政策について「米国の伝統として外交政策は超党派のもので、継続する。日米関係は中間選挙の争点だったわけではない」と述べ、対日政策を変更しない考えを表明した。

河野外相は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発をめぐる米朝合意を歓迎。北朝鮮が米朝合意に基いて誠実に義務を履行するべきだとの意見で一致するとともに、北朝鮮の軽水炉支援のための国債事業体「朝鮮エネルギー開発機構」(KEDO=仮称)の早期成立に向け、日米韓3国が協力して作業を進めていく方針を確認した。《共同通信》

【皇太子ご夫妻】カタールの天然ガス基地を見学

カタール訪問中の皇太子ご夫妻は12日午前(日本時間同日夕)、日本企業が請け負って建設中の液化天然ガス(LNG)生産基地、ラス・ラッファーン工業地帯を見学された。

ご夫妻はドーハから北へ約80キロの工業施設に車で到着。砂漠の中の建設サイトやガスタンクなどを見学された。皇太子さまは日本からの派遣社員に「大変なお仕事ですね」などと話し掛けられた。

この後、お二人はドーハ市内でハマド皇太子、モウザ皇太子妃がそれぞれ主催する昼食会に別々に出られた。

13日はドーハから最後の訪問国バーレーンに入り、イサ首長ら王族と会われる。《共同通信》

【つくば母子殺人事件】長男の遺体発見

横浜市鶴見区の横浜港で、茨城県つくば市の医師Aさん(29)の妻B子さんと長女Cちゃん(2つ)が絞殺体で見つかった事件で、神奈川、茨城両県警の共同捜査本部は12日、同港内の海底でビニール袋に入った幼児の遺体を発見した。捜査本部はAさんの自宅から採取した指紋と照合した結果、幼児は行方不明になっていた長男のDちゃん(1つ)と断定、事件は母子3人の殺害に発展した。

捜査本部によると、Dちゃんの死因は首を締められたことによる窒息死。死後約2週間経過し、遺体はかなり腐乱していることから、B子さんらと一緒に殺されて捨てられた可能性が強い。AさんはDちゃんの遺体発見を知らされ、写真を見せると号泣したという。

調べによると、B子さんら母子3人は10月29日から行方が分からなくなり、今月3日、Aさんが地元警察署に家族3人の捜索願いを出していた。《共同通信》

【松本清司さん】死去

12日午前3時8分、心不全のため東京都千代田区内の病院で死去、58歳。トレーナーとしての手腕は高く、WBCジュニアバンタム級チャンピオンの川島郭志をはじめ、ガッツ石松、柴田国明ら5人の世界王者を育てた。第1回エディ・タウンゼント賞受賞。《共同通信》



11月12日のできごと

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