平成1547日目

平成5年4月3日(土)

1993/04/03

【カンボジア】UNTACの3人死亡

国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)報道官によると、カンボジア南部コンポンスプー州で2日夜から3日にかけ、ポル・ポト派とみられる武装グループがUNTAC要員であるブルガリア歩兵部隊の陣地を2回にわたり襲撃、戦闘の末、同部隊の兵士3人が死亡、3人が負傷した。

襲撃事件での国連軍事要員の犠牲者は、3月27日に北西部でバングラデシュ兵1人が死亡したのに続くもので、今回の死傷者数は過去最悪である。

5月総選挙をボイコットするポル・ポト派は、7日から参加20政党による選挙運動が始まるのを受け、妨害工作を強めていくとみられており、選挙を主導し、警備にも当たるUNTACの施設、要員への攻撃は今後さらに増えそうだ。

攻撃が自衛隊の展開する南部にも広がりつつある点は注目される。

現場はプノンペンの北西約70キロのスポン郡プレク村。自衛隊基地のあるタケオはプノンペンの南約70キロにある。

2日午後11時(日本時間3日午前1時)ごろ、ポト派とみられる部隊が迫撃砲、自動小銃で、20人が駐留していたブルガリア部隊を急襲。同部隊も応戦したが、6人が負傷し、うち3人がまもなく死亡した。負傷者3人のうち、2人は頭などに被弾し重傷で、プノンペン経由で空路バンコクに移送された。

2度目の攻撃は3時間後の3日午前2時(同4時)ごろで、戦闘は2時間続いた。けが人はなかったという。

UNTACは3日朝、現場に特別軍事調査チームを派遣した。コンポンスプー州では3月28日にも、UNTAC文民警察の施設が、ポト派とみられる武装グループの攻撃を受け、警備のブルガリア兵が応戦した。カンボジア情勢は、総選挙を前に、ベトナム系住民への虐殺事件が相次ぎ、プノンペンでも連続爆弾テロ事件が起きるなど、急速に不安定さを増している。《共同通信》



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【宮沢喜一首相】米・クリントン大統領と電話会談

宮沢喜一
https://www.kantei.go.jp/

宮沢首相は3日午後、東京・神宮前の私邸で米国のクリントン大統領からの電話を受け、約20分会談した。大統領はカナダでの米ロ首脳会談を前に米国がロシアに供与する支援策の内容を説明、これに対し首相は「大統領のロシア支援演説に賛同する」と表明。対ロシア支援先進7カ国外相・蔵相会議の成功に努力すると約束した。

首相は「米ロ首脳会談の成功を祈念する。エリツィン大統領によろしくお伝え願いたい」と述べた。また両首脳は「日米首脳会談での再会を楽しみにしている」として、16日に予定される日米首脳会談への期待を表明した。《共同通信》

【米・クリントン大統領】ロシア・エリツィン大統領と会談

ロシアのエリツィン、米国のクリントン両大統領による初の首脳会談が3日(日本時間4日)、カナダ・バンクーバーのプリティッシュコロンビア大学学長邸などで行われた。二回にわたる会談でクリントン大統領は急速な改革に反対する保守派の攻勢で苦境にあるエリツィン政権を支えるため、総額約16億ドルとみられる一連の緊急追加支援策を提示し、7月の先進国首脳会議(東京サミット)をにらんで先進7カ国として、より大規模な支援を実現するよう各国に働き掛ける方針を示した。これに対してエリツィン大統領は改革続行の決意を表明、4月25日の国民投票へ向けて西側各国の支援強化を要請したもようだ。

ステファノポロス大統領首席報道官によると、クリントン大統領は、宮沢首相が東京サミット議長として支援に積極的に取り組んでいると説明、エリツィン大統領はこれに満足の意を示したという。

米国の支援策の内容は4日朝にも発表されるが、難航する国営企業民有化の推進資金2億2500万ドル、中小企業振興基金、穀物輸出への信用保証供与、引き揚げ軍人用住宅建設などが中心となる見通しだ。これらは午後の約2時間にわたる一対一の第1回会談で概要が示され、夜のタ食を共にした拡大会談でさらに具体的に検討した。拡大会談にはベンツェン米財務長官、経済担当のフョードロフ・ロシア副首相ら経済閣僚が初めて出席した。

エリツィン大統領はまた会談で、対共産圏輸出調整委員会(ココム)や共産圏諸国との通商を規制したジャクソン・パニク条項など旧ソ連時代から残る貿易制限の撤廃を要請、クリントン大統領ははっきりした答えは避けたが、検討を約束したという。

2日目の4日(日本時間5日)は、ボスニア・ヘルツェゴビナ情勢や第一、二次戦略兵器削減条約の実現問題など外交、安全保障問一題が議題となる。

エリツィン大統領は、2回目の会談後記者団に「多くの問題が解決されつつある。ロシアの改革は米国にも利益になる」と述べ、会談の成果を評価した。クリントン大統領も会談の冒頭「援助ではなく長期的なパートナーシップを話し合う」と述べ、西側に従属しすぎるとの保守派の批判が強まっているロシアの国内情勢への配慮を示した。《共同通信》

【山形県東根市】裸の写真取り合い性教育

山形県東根市の小学校で3月、五年生の担任だった男性教諭(34)が、理科の時間に性教育の授業として、クラスの男女児童22人全員に、裸になってお互いの写真を撮らせていたことが、3日までに明らかになった。

県教育庁などによると、3月16日の理科の時間に、担任教諭が女子児童の11人を音楽室に集め、裸になって自分たちでお互いの写真を撮るよう指示。児童らは裸になり、インスタントカメラで1人3枚の写真を撮り合った。その後、隣の視聴覚室で、自分の写真と性教育の教材を比較させ、生命の誕生と体の変化について授業をした。

同教諭は撮影には立ち会わず、また写真も見ずに、授業後児童らと一緒に焼却した。写真撮影について校長や教頭に事前の相談はなく、学校側は、翌日、保護者からの抗議で事実を確認、保護者の同意もなく、教諭本人の判断だったとしている。

学校側は担任教諭に注意し、やめるように指示、同教諭は18日の学級通信で児童を通じ保護者に謝罪しているが、24日に今度は男子児童の11人に対し、同じようにお互いの裸の写真を撮らせた。その後、校長と同教諭は全員の家庭を個別に訪問し「行き過ぎがあった」と謝罪したという。

県教育庁学事課長は「非常に行き過ぎた行為。今後、事実関係を詳しく調査し、きちんとした指導をしていきたい」と話している。《共同通信》

【第65回選抜高校野球大会】第8日

第65回選抜高校野球大会第8日は3日、甲子園球場で準々決勝4試合を行い、駒大岩見沢(北海道)上宮(大阪)大宮東(埼玉)国士館(東京)の4校が準決勝へ進んだ。駒大岩見沢、大宮東は春夏を通じて初、上宮は4年ぶり3度目、国士館は2年ぶり2度目のベスト4。

北海道勢として30年ぶりの四強入りを決めた第4試合の駒大岩見沢は打撃が好調で計8安打を放ち、八幡商(滋賀)に2-4で大勝した。今大会最高の5万2000人の観客を集めた第3試合の上宮は、終盤に挙げた3点をエース吉川が守り切り、東筑紫学園(福岡)に3-0で完封勝ち。大阪勢の春夏通算250勝目を記録した。大宮東は長崎日大(長崎)の好投手、中村隼を七回に捕まえ、5-2で逆転勝ち。国士館は投打に鹿児島商工(鹿児島)を圧倒し、6-1で快勝した。35年ぶりにベスト8に3校を残した九州勢はいずれも敗退した。《共同通信》



4月3日のできごと