平成10462日目
2017/08/30
この日のできごと(何の日)
【英・メイ首相】来日
英国のメイ首相が30日午後、就任後初めて来日した。
伊丹空港に到着したメイ氏は京都市に入り、出迎えた安倍首相と茶道表千家「不審菴」を訪れた。お茶会では、安倍首相の祖父、岸信介元首相が「月」と書き、首相在任中の1960年に作られた萩焼が使用された。茶席でのもてなしを通じ、両氏は親睦を深めた。
4月の安倍首相訪英の際、メイ氏はチェッカーズ(英首相別荘)に招待しており、返礼の意味がある。両氏はこの後、同市内の京都迎賓館に移動して夕食をともにした。《読売新聞》
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【この日の安倍総理】
豪・ターンブル首相と電話会談
安倍晋三首相は30日、オーストラリアのターンブル首相と北朝鮮による29日早朝の弾道ミサイル発射をめぐって電話で会談した。両首脳は北朝鮮に対するさらなる圧力の重要性や、両国で緊密に連携していくことを確認した。
安倍首相は、ターンブル氏が北朝鮮のミサイル発射を強く非難する声明を出したことについて「大変勇気づけられた」と評価し、「今の北朝鮮には最大限の圧力をかけるしかない」と強調した。
ターンブル氏は「これまでにないレベルの脅威に対して、日本と全面的に連帯する。この難局にあたり、オーストラリアとしてもできる限りの支援をする用意がある」と応じた。
両首脳は北朝鮮問題において、中国の役割が引き続き重要であるとの認識でも一致した。《産経新聞》
韓国・文在寅大統領と電話会談
安倍晋三首相は30日午前、韓国の文在寅大統領と電話会談し、日本列島上空を通過する弾道ミサイルを発射した北朝鮮に対し、国連安全保障理事会でのさらに強い制裁決議採択に向け、日米韓3カ国で連携していくことで一致した。北朝鮮の挑発は暴挙であり、日韓の緊密な協力の必要性がさらに高まったとの認識も共有した。文氏は「日本国民の深刻な懸念、不安に深く共感する」と述べた。西村康稔官房副長官が記者団に明らかにした。
電話会談は約20分間だった。首相は「深刻かつ重大な脅威」と述べ、国連の場などを通じて日韓、日米韓で圧力を強めていくことを呼び掛けた。《共同通信》
英・メイ首相と非公式会談
安倍晋三首相は30日夜、英国のメイ首相と京都市内で夕食を交えた非公式の首脳会談を開催した。日本列島越えの弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮の挑発に関し「これまでにない深刻かつ重大な脅威で、断じて容認できない」として、圧力を強化していく方針で一致した。中国が海洋進出を強める東・南シナ海情勢を巡り「法の支配」に基づく国際秩序を維持するため、緊密に連携することも確認した。
メイ氏は同日午後、大阪(伊丹)空港に到着した。来日は昨年7月の首相就任後初。安倍首相は京都迎賓館に招待しての夕食会などを通じ、信頼醸成を図った形。両首脳は東京へ移動し31日に公式会談を行う。《共同通信》
【麻生太郎副総理】ヒトラー発言撤回
麻生太郎副総理兼財務相は30日、「ヒトラーはいくら動機が正しくても駄目だ」と述べた29日の自身の発言を、不適切だったとして撤回するコメントを発表した。「あしき政治家の例として挙げた。真意と異なり誤解を招いたことは遺憾だ」と釈明した。
麻生氏は29日に横浜市で開いた麻生派研修会の講演で「(政治家を志した)動機は問わない。結果が大事だ。何百万人を殺したヒトラーは、いくら動機が正しくても駄目だ」と述べた。ナチス・ドイツの独裁者を擁護しているとも受け取られかねず、早期に発言を撤回したとみられる。《共同通信》
【河野太郎外相】徴用工は「解決済み」
河野太郎外相は30日、李俊揆駐日韓国大使と外務省で会談し、日本の植民地支配下での徴用工問題に関し、1965年の日韓請求権協定に基づき解決済みだとの日本の立場を説明した。李氏は「日韓間に懸案は残っているが、未来志向の関係を築きたい」と述べた。
河野氏は、韓国外務省が慰安婦問題に関する2015年の日韓合意の成立経緯を検証する作業部会を立ち上げたことに関し、検証実施を「懸念する」とも伝えた。
両氏は、29日の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、北朝鮮への圧力を強化し、米国を交えて引き続き緊密に連携することで一致した。《共同通信》
【世界柔道】橋本壮市選手が金
柔道の世界選手権第3日は30日、ブダペストで男女各1階級が行われ、男子73キロ級で初出場の世界ランキング1位、橋本壮市(パーク24)が、決勝でリオデジャネイロ五輪銀メダルのルスタム・オルジョイ(アゼルバイジャン)に延長で優勢勝ちし優勝した。日本の金メダルは今大会五つ目。
男子で60、66、73キロ級を同一大会で制するのは2013年以来3大会ぶり。73キロ級は10年から6大会連続の優勝。
女子57キロ級で世界ランク2位の芳田司(コマツ)は決勝で同1位のスミヤ・ドルジスレン(モンゴル)に延長で敗れて銀メダルだった。《共同通信》