令和1019日目

2022/02/12

この日のできごと(何の日)

【将棋・藤井聡太四冠】五冠に

将棋の藤井聡太四冠=竜王・王位・叡王・棋聖=(19)が渡辺明王将(37)に挑戦した第71期王将戦7番勝負第4局は11、12日、東京都立川市で指され、114手で後手の藤井四冠が勝ち、4勝0敗で王将を奪取し五冠になった。19歳6カ月の5タイトル保持は最年少で史上4人目。八大タイトルの過半数の五冠を獲得し、全冠制覇が視野に入ってきた。

これまでの最年少は1993年、羽生善治九段(51)の22歳10カ月だった。五冠は故大山康晴15世名人、中原誠16世名人(74)も達成。羽生九段はタイトル戦が七つだった96年に全冠制覇を成し遂げた。《共同通信》

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【北京五輪】第9日

北京五輪第9日の12日、ノルディックスキー・ジャンプの男子個人ラージヒルは小林陵侑(25)が2位に入り、6日のノーマルヒル優勝に続いて2個目のメダルを獲得した。スピードスケート男子500メートルは初出場の森重航(21)が34秒49で「銅」。今大会、日本のメダル数は10個となった。

小林陵は1回目に142メートルを飛んでトップに立ったが、2回目でマリウス・リンビク(23)=ノルウェー=に逆転され、ジャンプ日本勢初の個人2冠はならなかった。個人でメダル2個は1998年長野大会の船木和喜に次いで2人目。

スピードスケート女子団体追い抜きで前回金メダルの日本は15日の準決勝に進んだ。アイスホッケー女子の日本は準々決勝でフィンランドに1−7で敗れ、前回と同じ6位で終えた。

カーリング女子1次リーグの日本(ロコ・ソラーレ)はデンマークとロシア・オリンピック委員会(ROC)に連勝し、3勝1敗。《共同通信》

【飛び込み・翼ジャパン杯】

飛び込みの国際大会派遣選手選考会を兼ねた翼ジャパン・カップは12日、浜松市総合水泳場で第3日が行われ、男子高飛び込み決勝は昨夏の東京五輪代表で15歳の玉井陸斗(JSS宝塚)が474.15点で優勝した。

シンクロ板飛び込み決勝で男子は伊藤洸輝、伊熊扇李組(JSS宝塚)が389.40点で制した。同五輪代表の寺内健、坂井丞組(ミキハウス)は2位。女子は金戸凜(セントラルスポーツ)三上紗也可(米子DC)組が304.50点で1位だった。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染6万8470人

国内の新型コロナウイルスの新規感染者は12日、全都道府県と空港検疫で新たに6万8470人確認された。前週の同じ曜日(10万2344人)より33%減少した。死者は145人で、6日連続で100人を超えた。重症者は前日から12人増の1352人。

土日祝日は検査件数が少ない傾向があり、感染者が6万人台に減ったのは11日が祝日だったことも一因とみられる。

1日あたりの感染者を1週間平均でみると、直近の6〜12日は約8万9100人で前週(約8万8600人)から微増。変異株「オミクロン株」の流行で前週比が最大で10倍に達した1月前半と比べて、増加のペースが落ちている。

東京都では新たに1万1765人の感染が判明し、4日連続で1週間前を下回った。直近1週間の平均新規感染者数は1万6350人で前週比9%減。昨年12月8日以来、約2か月ぶりに減少に転じた。《読売新聞》

【JR北海道】14日に全面復旧

記録的な大雪で6日以降、ダイヤに大幅な乱れが生じていたJR北海道は12日、札幌圏で通常の9割程度の快速、普通列車を運行した。車両を点検する必要があり、札幌と旭川や函館、釧路を結ぶ特急など一部の列車で運休が続いているが、14日の始発から通常運転を再開する。

6〜12日までに約3500本の列車が運休し、50万人以上が影響を受けた混乱はようやく収束する見通しとなった。

札幌市中心部では5〜6日、1999年の観測開始以来最多となる60センチの降雪量を記録した。周辺では、激しい雪でポイントが切り替わらなくなるなどして動けなくなる列車が続出した。《共同通信》

【日豪外相会談】

林芳正外相は12日午前(日本時間同)、訪問先のオーストラリア・メルボルンでペイン外相と会談した。日豪両国の安全保障協力に関する共同宣言の改定に向け、精力的に協議を進めることで一致した。大規模噴火と津波の被害に遭ったトンガの中長期的な復興のため、連携して支援する方針も確認した。

2007年に定めた日豪共同宣言は、北朝鮮の核問題やテロ対策での協力が柱。先月の日豪首脳会談で早期改定に合意した。新たな宣言は、中国の軍事的台頭を踏まえた内容となる見通しだ。

外相会談では、「自由で開かれたインド太平洋」の実現へ一層協力する方針も確認した。《共同通信》

【石川県知事選】菅前首相、馳氏支持を表明

自民党の菅義偉前首相は12日、石川県知事選(3月13日投開票)に立候補する馳浩元文部科学相の陣営が同県加賀市で開いた会合に出席し、馳氏支持を表明した。知事選は保守分裂の構図のため、党本部は個別の推薦を見送っているが、有力議員が相次いで馳氏への支持を公言している。

会合で菅氏は「情熱と改革意欲を持つ、馳氏こそがリーダーにふさわしい」と訴えた。

知事選には、自民党の山田修路前参院議員=立憲民主党県連推薦=と自民出身の山野之義金沢市長も出馬を準備し、保守系が3分裂。共産党県委員会推薦の飯森博子氏も立候補を予定している。《共同通信》

【ウクライナ情勢】

バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は12日、緊張が続くウクライナ情勢を巡り電話会談した。バイデン氏はロシアが侵攻すれば「断固対応し、迅速に厳しい代償を科す」と制裁を改めて警告。プーチン氏は北大西洋条約機構(NATO)不拡大確約を拒否した欧米側の回答への不満を表明した。対話継続で一致したが、立場の隔たりは埋まらなかった。

米国務省は在ウクライナ米大使館の米国人職員に国外退避を命じており、ブリンケン国務長官は12日、ハワイでの記者会見で、退避が必要なほど「危険は差し迫っている」と述べ、侵攻時期が近い可能性に言及した。《共同通信》



2月12日 その日のできごと(何の日)