令和44日目
2019/06/13
この日のできごと(何の日)
【安倍晋三首相】ハメネイ氏と会談
安倍首相は13日午前(日本時間13日午後)、訪問先のイランで最高指導者ハメネイ師と会談し、核合意を巡って対立を深める米国とイランの緊張緩和へ向けた対話を求めた。イラン政府によると、ハメネイ師はトランプ米大統領との対話を拒否した。
日本政府によると、首相は会談で、米イランの対立について「軍事衝突は誰も望んでいない。中東の安定化に向けて建設的な役割を果たすよう要請する」と述べた。さらに、対立の深刻化を望まないトランプ氏の意向も伝え、対話を促した。
これに対し、ハメネイ師は「核兵器を製造も保有も使用もしない。その意図はない」と述べたという。
会談後、首相は記者団に「ハメネイ師とお目にかかり、平和への信念を伺うことができた」と述べ、対外政策で決定権を握る最高指導者と直接会談できた意義を強調した。《読売新聞》
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【米・トランプ大統領】「イランとの取引は時期尚早」
トランプ米大統領は13日、安倍首相がイランの最高指導者、ハメネイ師と会談したことに関し、米国がイランとの取引に乗り出すのは時期尚早だとの認識をツイッターで示した。当面はイランに対し、経済制裁などの「最大限の圧力策」を継続する考えとみられる。
トランプ氏はツイッターで、「イランを訪問した安倍首相にはとても感謝している」と謝意を示したうえで、「イランと取引することを考えるのは個人的には早すぎると感じている。イランはまだ準備ができていないし、我々もだ!」と指摘した。《読売新聞》
【ホルムズ海峡】タンカーに攻撃
国土交通省などに入った連絡によると、中東ホルムズ海峡近くのオマーン沖で13日朝(日本時間13日昼)、航行中の海運会社「国華産業」(東京)のタンカーが2度にわたって攻撃を受け、被弾した。乗員21人はフィリピン人で全員避難したが、1人が軽傷という。攻撃者は分かっていない。ロイター通信によると、ノルウェー関係のタンカー1隻も攻撃されたという。
国交省や同社によると、タンカーは「KOKUKA COURAGEOUS」(パナマ船籍、1万9349総トン)。可燃性のメタノール2万5000トンを積み、同海峡を航行していた13日午前6時45分頃、左舷後方のエンジン付近に突然攻撃を受けた。
同社の説明では、砲弾による攻撃で、弾は機関室付近まで達して出火した。乗員らが消し止めたが、2~3時間後、甲板に再度砲弾を受け、全員が救命艇で脱出。付近の船に救助された。タンカーはサウジアラビアからシンガポールに向かう途中だった。現在は現場海域を漂流しているという。
政府は13日、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。イラン訪問中の安倍首相は関係国と連携し、情報収集と乗組員の安全確保に万全を期すよう指示した。《読売新聞》
【米・トランプ大統領】サンダース報道官の辞任を発表
トランプ米大統領は13日、「政権の顔」であるサラ・ハッカビー・サンダース報道官(36)が月内で辞任するとツイッターで発表した。地元・南部アーカンソー州の知事選への出馬が取りざたされている。
トランプ氏はツイッターで、「ずば抜けた才能を持った特別な人で、とてつもない仕事をしてくれた」と絶賛し、「アーカンソー州知事に立候補することを願っている」と今後の政界進出に期待感を示した。
サンダース氏は、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事の娘で、2017年1月の政権発足に合わせ、副報道官に就任した。答弁の手堅さがトランプ氏に評価され、17年夏に前任のショーン・スパイサー氏と交代した。
トランプ氏が政権に批判的な主要メディアを敵視していることを受け、最近はほとんど定例記者会見を開いていなかった。《読売新聞》
【台湾・民進党】総統選予備選で蔡氏勝利
台湾の与党、民主進歩党は13日、来年1月の総統選の候補を決める予備選で、再選を目指す蔡英文総統(62)が勝利したと発表した。頼清徳前行政院長(首相に相当)=(59)=を世論調査の支持率で上回った。支持率は蔡氏が35・67%、頼氏が27・48%だった。
世論調査は野党、中国国民党で総統候補を目指す韓国瑜高雄市長(61)、総統選への出馬が取り沙汰される無所属の柯文哲台北市長(59)の2人と、蔡、頼両氏をそれぞれ比べる方法で行われた。蔡氏は頼氏に約8ポイント差を付けた上、韓氏(24・51%)、柯氏(22・70%)の2人も上回り、この情勢が続けば、政権を維持できる結果となった。
蔡氏は3月の届け出時点では世論調査で頼氏を下回っていた。だが、当初予定の4月中旬から延長された予備選の期間中、台湾各地に積極的に出向き、過去3年の実績をアピールして劣勢を覆した。特に、好調な対米関係や同性婚容認法案の成立など政権の公約実現を強調。直近では、香港の「逃亡犯条例」改正案に抗議するデモへの支持を明確に打ち出し、若年層が強く抱く対中警戒感を支持につなげた。
蔡氏は総統府で記者団に対し「今後の最も重要な責任は、できる限りの力を団結させ、台湾の民主主義を守ることだ」と述べ、本選での勝利に意欲を示した。《産経新聞》
【大和ハウス】受水槽遊泳動画でおわび
大手住宅メーカー・大和ハウス工業(大阪市)は13日、委託先の水道設備会社従業員3人が、福岡県志免(しめ)町のアパートの受水槽内を泳ぐ不適切な動画をインターネット上に投稿したと発表した。大和ハウス工業は県警粕屋署に被害を届け出た。
約15秒間の動画には、水がたまった受水槽内で上半身裸の若い男が「気持ちいい」とピースサインをしたり、水に潜ったりする姿が映っており、ネット上で拡散されている。
同社によると、動画は昨年9月に撮影された。受水槽の水はアパート2棟の計約20世帯に飲み水などとして供給されている。従業員3人は当時、受水槽を清掃中で、「水を抜く前に、もったいないと思って泳いだ。撮影後に清掃した」と説明しているという。
同社は今月11日に問題を把握し、管理会社が12日に受水槽を清掃した。水質を検査中で、入居者にはペットボトルの水を配布したという。入居する20歳代女性は「妊娠していて影響がないかどうか、とても不安。水道水は使わず、料理に使う水は店で購入するつもりだ」と話した。
同社は「入居者やオーナーに迷惑をかけ、おわびする。委託先の従業員の教育を徹底し、再発防止に向けて指導したい」とのコメントを出した。《読売新聞》
【韓国・文喜相国会議長】陛下への謝罪要求発言で謝罪
韓国の文喜相国会議長は13日、天皇陛下が元慰安婦に謝罪すれば慰安婦問題は解決するとした自身の問題発言について「(発言によって)心が傷付いた方たちに申し訳なく思う」と初めて公式に謝罪した。訪韓中の鳩山由紀夫元首相とのソウルでの昼食会で述べた。
韓国国会の発表によると、文氏は、鳩山氏から一連の発言が「韓国人の立場では納得できるが、日本人たちは天皇まで出したことを失礼だと思うだろう」との指摘を受けた。「全くその通りだ」と応じ、謝ったという。《読売新聞》
文氏は2月、米国メディアとのインタビューで問題発言を行い、日本政府から謝罪と撤回を求められても「盗っ人たけだけしい」などと反論し、同様の発言を繰り返していた。《読売新聞》
【東京株式市場】
13日の東京株式市場は、大規模なデモの影響が続く香港の株価が軟調に推移したことが投資家心理の重しとなり、日経平均株価(225種)は続落した。終値は前日比97円72銭安の2万1032円00銭で約1週間ぶりの安値水準だった。一時は心理的節目の2万1000円を下回った。
東証株価指数(TOPIX)は12.72ポイント安の1541.50。出来高は約11億7400万株。
香港で「逃亡犯条例」改正案の撤回を求めるデモ隊が警官隊と激しく衝突した12日に続き、香港市場で代表的な株価指数のハンセン指数は13日も低調だった。東京市場でも投資家の消極姿勢につながった。《共同通信》
【プロ野球交流戦・13日】
日2―2広
日本ハムが粘って引き分けに持ち込み、首位に浮上した。延長十回に2―1と勝ち越されたが、その裏に王柏融の適時二塁打で追い付いた。広島は延長十回に無死満塁と攻めながら、押し出し四球の1点にとどまった。
楽3―11ヤ
ヤクルトが終盤の猛打で大勝した。2―3の八回に暴投で追い付き、中村の2点二塁打で勝ち越した。九回はバレンティンの適時打など打者12人の攻撃で6点を加えて突き放した。楽天は救援陣が崩れ、連勝が4で止まった。
オ6―5中
オリックスが逆転サヨナラ勝ちし、連敗を3で止めた。3―5の九回1死満塁から押し出し四球と二ゴロで同点とし、ロメロが決勝打を放った。九回に福田の2点二塁打で勝ち越した中日は、抑えのR・マルティネスが乱調だった。
ロ3―1D
ロッテが連敗を3で止めた。一回に清田とレアードの適時打で2点を先制し、二回に鈴木の適時二塁打で加点した。種市は7回を投げてソロによる1得点に抑えて4勝目。DeNAは連勝が4で止まり、阪口がプロ初黒星を喫した。
西2―8巨
巨人が4カード連続で連戦に勝ち越した。一回に丸の適時打で先制。四回に炭谷の3ラン、五回は阿部の2ラン、七回に若林の2点適時打で加点した。桜井は7回4安打1失点で3勝目。西武は投打に精彩を欠き、勝率が5割に戻った。
ソ3―0神
ソフトバンクが4試合ぶりの勝利。0―0の七回に今宮、内川の連打で好機をつくり、グラシアルが3ランを放った。8回を投げ2安打無失点の大竹が4勝目。阪神はわずか2安打で、7回3失点と好投した高橋遥を援護できなかった。
【エンゼルス・大谷翔平選手】サイクル安打達成
米大リーグ・エンジェルスの大谷翔平は13日のレイズ戦でサイクル安打を達成した。
トロピカーナスタジアムで行われた試合で、大谷は初回、レイズの先発ヤーブローから左中間に先制本塁打を放った。
三回には先頭打者として打席に立ち、左中間に二塁打。五回の第3打席では、ライト線を破る三塁打を放ち、サイクル安打に王手をかけた。
大谷は七回、スタンドがサイクルを期待するなか中前打を放ち、サイクル安打を達成した。《産経新聞》
【KANA-BOON】ライブ中止へ
4人組ロックバンド「KANA-BOON(カナブーン)」のベース、飯田祐馬さん(28)が音信不通になっていることが、分かった。KANA-BOONが公式ホームページで明らかにした。家族が警察に捜索願を提出しているという。
13日に公式ホームページに掲載された内容によると、「6月5日(水)より、飯田祐馬(Ba)と連絡が取れておらず、あらゆる手段を講じてコンタクトをとろうとしておりますが、現在まで音信不通の状態が続いております」としている。
今回の事態にともない15日にZeppダイバーシティ(東京)で開催予定だったメジャーデビュー5周年の企画ライブ「KANA-BOONのOSHI-MEEN!!」を中止するとした。
「KANA-BOON」は平成20年に結成された4人組ロックバンド。25年9月に「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビューし、20代を中心に人気を集めている。《産経新聞》
【大阪府警】知的障害ある22歳長男を監禁、両親逮捕
知的障害のある長男(22)を自宅の一室に閉じ込めたとして、大阪府警捜査1課は13日、監禁容疑で、大阪市平野区加美鞍作のトラック運転手、A容疑者(45)と妻のB子容疑者(41)を逮捕した。同課によると、監禁期間は少なくとも約1カ月にわたるとみられる。閉じ込めていた4畳の洋間はドアノブが取り外され、照明器具がなかった。長男はバケツで用を足していたという。
逮捕容疑は、4月1日午後5時50分から2日午後2時15分ごろまでの間、長男を自宅3階の一室に監禁したとしている。食事は与えており、長男の健康面に問題はないという。同課によると、「長男が外で悪さをするので夫婦で相談して閉じ込めた」といずれも容疑を認めているという。
今年4月には、三男(3)の腹部を踏みつけて死亡させたとして、府警が殺人容疑で知的障害のある長女(23)=鑑定留置中=を逮捕した。
当時、A容疑者宅は8人家族で、この事件の捜査の過程で府警平野署員がA容疑者宅を訪れた際、自宅3階の4畳の洋間に閉じ込められている長男を発見した。部屋のドアノブが取り外されており、内側からドアを開けることができなくなっていた。
A容疑者らは調べに、「今年3月上旬から長男を閉じ込めていた」と供述。ただ、同課によると、長男は昨年4月ごろにも部屋で排泄していたとみられ、同課は監禁がどのくらいの期間に及んでいたかについても捜査している。《産経新聞》
【群馬県太田市】80歳男、免許自主返納後に運転して事故
群馬県警太田署は13日、無免許で軽トラックを運転して自転車と衝突、高校1年の男子生徒(15)に軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(無免許過失致傷)の疑いで、同県太田市、会社役員A容疑者(80)を現行犯逮捕した。
署によると、A容疑者は4月に運転免許証を自主返納したばかり。「普段は同居の親族が送り迎えしてくれたが、13日は不在だったため自分で運転した」と容疑を認めている。
逮捕容疑は13日午前、太田市飯田町の市道から駐車場に入ろうとした際、同県大泉町に住む生徒の自転車に衝突し、左肘に打撲を負わせた疑い。《共同通信》
【富山県警】猫盗んだ疑いで男逮捕
射水市内で飼い猫を連れ去って盗んだとして、射水署は13日、窃盗の疑いで富山市布目、無職、A容疑者(52)を逮捕した。同署によると、同容疑者は「1年以上前から、県内で十数匹の猫を連れ去った」と供述しており、県内で飼い猫が連れ去られる被害が相次いでいる問題との関連を調べている。
逮捕容疑は5月19日昼、射水市内の路上で、近くの男性が飼っていた猫1匹を盗んだ疑い。猫を抱えて車に乗り込む様子を目撃した住民の証言が逮捕の決め手となったという。同署によると、A容疑者は「餌で猫をおびき寄せ、自分の車に乗せて盗んだ。いじめたかった」などと話している。
調べに対し、容疑者は「猫を自宅に持ち去った。自宅で死んだので、近くの用水路に捨てた」と供述しており、同署は十分な飼育をせずに死なせた可能性もあるとみている。
自宅の家宅捜索では、猫用のゲージや園芸に使う金属製の棒などを押収。連れ去った猫をゲージに入れ、金属製の棒で突くなどしていたとの見方を強めている。
さらに、容疑者は、連れ去って死なせた猫を全て用水路に捨てたという趣旨の供述をしているという。
これまでの捜査で猫の死骸は発見されておらず、同署は引き続き死骸の捜索を続けるなどして、器物損壊や動物愛護法違反容疑での立件の可否を慎重に調べる。《北日本新聞》
【皇嗣殿下】ひょうたんをご鑑賞
秋篠宮さまは13日、滋賀県彦根市を訪れ、第44回全日本愛瓢会展示会を視察された。
会場では、全国の愛好家らが作ったひょうたんの工芸品約420点を展示。愛瓢会名誉総裁の秋篠宮さまは、絵が描かれたひょうたんを熱心に見学し、「きれいですね。こういう所に描くのは難しいですね」と感想を述べられた。14日は、市内の認定こども園を訪問後、帰京される。《読売新聞》
【皇嗣妃紀子殿下】医療の国際会議に出席
秋篠宮妃紀子さまは13日、東京都港区のホテルで開かれている医療関係者らの国際会議に出席された。
会議は世界医師会と日本医師会が主催。2日間の日程で、誰もが適切な費用で保健医療サービスを受けられる「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」に関する話し合いが行われる。
紀子さまはあいさつで、日本での結核予防や母子保健について紹介した後、「すべての人々が健康で幸せな暮らしを享受できる世界となることを心から願います」と述べられた。《読売新聞》
【上皇上皇后両陛下】退位の儀式すべて終え帰京
上皇さまの退位に伴う儀式のため、京都市を訪れていた上皇ご夫妻は13日、新幹線で帰京された。退位を報告する「親謁(しんえつ)の儀」で孝明天皇陵と明治天皇陵を12日に参拝し、退位に伴う一連の儀式をすべて終えられた。《読売新聞》
【香港】緊張続く
香港では13日未明、中国への犯罪容疑者の引き渡しを可能にする逃亡犯条例の改正に抗議して幹線道路を占拠していた学生らが全て排除され、車両などの通行が再開した。香港政府は立法会(議会)周辺を厳重に警備し、デモの再発を抑え込む構えだ。反発を強める民主派は、ストライキで対抗するよう住民に呼びかけている。
学生らと警官隊が衝突して催涙弾が発射された立法会周辺は13日、警官隊が厳重に警備し、一般人の立ち入りが規制された。付近の政府機関は18日まで閉鎖される見通しだ。
香港政府トップの林鄭月娥(りんていげつが)行政長官は12日夜にビデオ声明を発表し、学生らと警官隊の衝突を「社会の安定を破壊し、法規を破る暴動だ」と批判し、理性的な行動を求めた。
これに対し、民主派は、警官隊の催涙弾使用を非難し、「抗議行動は政府が民意を無視したからで、暴動ではない」と強く反発している。13日も抗議デモを計画していたが、デモの許可は下りなかった。しかし、立法会付近には13日午前、学生ら約100人が集まり、条例改正案の撤回を求めて気勢を上げた。
立法会は12日に続き、13日も条例改正案の審議を取りやめた。
香港政府によると、この衝突での負傷者は79人に上り、うち2人が重傷だという。《読売新聞》