令和1693日目

2023/12/18

【ロシア・ラブロフ外相】対日領土論争「終わった」

ロシアのラブロフ外相は18日の政府系テレビ「第1チャンネル」のインタビューで、ロシアにとって日本も含めた他国との「すべての領土を巡る論争は終わった」と述べた。ロシア外務省が映像を公開した。

日ロ関係最大の懸案である北方領土問題をこれ以上交渉する考えがないとの姿勢を示したと受け取れ、日本側の反発を招くとみられる。

ラブロフ氏は、ウクライナ侵攻で対立する北大西洋条約機構(NATO)加盟国とロシアの間に領土問題はないとしたプーチン大統領の最近の発言を引き合いに「NATO側とは、いかなる領土の争いもない。一般的に、われわれには既に日本も含めたどの国とも領土論争は存在しない」と明言した。

ロシア外務省は昨年3月、ウクライナ侵攻を理由に対ロ制裁を科した日本の対応を非友好的として、北方領土問題を含む平和条約締結交渉を中断すると表明した。

ロシアのルデンコ外務次官はインタファクス通信が16日に報じたインタビューで、日本が対ロ制裁を科す現状では友好協力に関する条約の交渉は不可能だと述べていた。(共同)《共同通信》

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【プロ野球】

契約更改

ソフトバンクの今宮健太内野手が18日、ペイペイドームで契約交渉し、現状維持の年俸3億円プラス出来高払いで更改した。32歳のベテランは2年契約2年目となる来季、プロ15年目を迎え「勝負の年。正直、何歳までできるか分からないところまで来ている」と覚悟を口にした。

昨季は自己最高の打率2割9分6厘をマークしたが、今季は2割5分5厘と成績を落とし「何もできなかった悔しさがある」と唇をかむ。2年間務めた選手会長は周東佑京内野手へ引き継いだ。来季の目標を打率3割と10年ぶりの全試合出場とし「自分のことだけに集中したい」と鼻息を荒くした。(金額は推定)《共同通信》

【天皇皇后両陛下】ASEAN首脳と懇談

天皇、皇后両陛下は18日、皇居・宮殿で、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の友好協力50周年を記念した特別首脳会議に出席するため来日した各国首脳夫妻と懇談された。天皇陛下は英語で、友好協力関係の進展を願うあいさつをした。

宮内庁によると、懇談は約40分間で、秋篠宮ご夫妻が加わって各国の大統領や首相ら14人と和やかに会話した。ソフトドリンクや軽食が振る舞われた。

共同議長を務めたインドネシアのジョコ大統領に、陛下は「首脳会議を成功に導いたことに敬意を表する」と伝えた。6月にインドネシアを訪問した際に受けた歓迎に対して、両陛下は感謝を述べた。《共同通信》

【東京株式市場】

週明け18日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。終値は前週末比211円57銭安の3万2758円98銭。日銀が金融政策決定会合の結果を19日に発表するのを前に、投資家がリスクを避ける姿勢を強めた。

東証株価指数(TOPIX)は15.42ポイント安の2316.86。出来高は約15億7300万株だった。《共同通信》

【北朝鮮】固体燃料型ICBM発射

北朝鮮は18日午前8時24分(日本時間同)ごろ、首都平壌付近から日本海側に固体燃料型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を高角度のロフテッド軌道で発射した。韓国政府が発表した。日本の防衛省によると、最高高度は6千キロ超で約千キロ飛行、北海道奥尻島から北西約250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される。被害は確認されていない。

北朝鮮によるICBM発射は7月12日以来。日米韓当局は、発射の兆候があった新型の固体燃料型ICBM「火星18」の可能性があるとみて分析。7月に続き長射程の発射能力を誇示した形で、完成度が高まっている恐れがある。

韓国軍によると、北朝鮮は17日夜には平壌付近から日本海に向け短距離弾道ミサイル1発を発射、約570キロ飛行した。2日連続の発射は、ミサイル情報の即時共有システム運用を近く始める日米韓や、北朝鮮への核報復訓練を計画する米韓の連携に反発する意図もありそうだ。

岸田首相は18日「地域の平和と安定を脅かすもので非難する」と述べた。《共同通信》

【エジプト・大統領選】シシ氏が3選

エジプト選挙管理委員会は18日、10〜12日に投票された大統領選で、現職のシシ氏(69)が3選されたと発表した。新たな任期は6年。2014年の初当選後、強権統治を敷いており、30年まで通算16年にわたり長期政権を維持することになった。

境界を接するパレスチナ自治区ガザと隣国スーダンで戦闘が続いており、有権者が強権体制の下での安定を重視した形だ。国内は物価高騰など経済状況が悪化しており、対策が急務となる。

シシ氏は軍出身。国防相だった13年、反政府デモの拡大を受け、ムスリム同胞団出身のモルシ大統領(当時)を失脚させて実権を握り、翌年の大統領選で勝利した。《共同通信》

【オーストラリア】洪水で市街地にワニ

オーストラリア北東部クイーンズランド州で17日から18日にかけ大雨による洪水が起き、家屋や病院などで孤立した300人以上が救助された。被災した町インガムでは体長約2.8メートルのワニが市街地にいるのが見つかった。周辺の川などから流されたとみられる。世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフの玄関口であるケアンズ空港は全便欠航となった。地元メディアが報じた。

13日にサイクロンがクイーンズランド州に上陸。勢力を弱め熱帯低気圧になった後も激しい雨が続いた。1万戸以上で停電が起きたほか、飲用水や食料の不足が懸念されている。死者や重傷者は報告されていない。《共同通信》

【中国・甘粛省】M6の地震

中国内陸部の甘粛省臨夏回族自治州積石山県で18日午後11時59分(日本時間19日午前0時59分)ごろ、マグニチュード(M)6.2の地震があり、8人が死亡した。甘粛省と隣接する青海省でも死傷者が出たとの情報がある。国営中央テレビが19日報じた。家屋が倒壊して人が閉じ込められ、救急隊が展開。助け出された住民らが病院に搬送された。

中国は強い寒波に見舞われており、救急隊は防寒着や毛布を被災地に運んだ。

積石山県は甘粛省の省都蘭州市から南西約200キロにある集落。震源の深さは10キロ。米地質調査所(USGS)はM5.9としている。その後も30回を超える余震が観測されたという。 《共同通信》

中国内陸部の甘粛省臨夏回族自治州積石山県で18日午後11時59分(日本時間19日午前0時59分)ごろ、マグニチュード(M)6.2の地震があり、甘粛省で113人、隣接する青海省で14人の計127人が死亡した。国営メディアが19日報じた。倒壊家屋に閉じ込められるなどした住民を捜索しているが、猛烈な寒波が救助活動にとって試練となっている。

両省で計700人以上が負傷。計7千棟を超える家屋が被害を受けた。地震は深夜に発生したため就寝していた多くの人が逃げ遅れて犠牲になったと専門家は指摘した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

前線全域で砲弾不足

ウクライナ軍のタルナフスキー司令官は18日までにロイター通信のインタビューに応じ、欧米による軍事支援の減少で砲弾が不足し、作戦規模の縮小を余儀なくされる影響が出ていると述べた。砲弾不足はロシア軍と戦う約千キロの前線の全域に及んでいるとした。

欧米で支援疲れが表面化し、米国では支援資金が枯渇する恐れが出ている。ウクライナは、支援の遅れが「敗北の大きなリスクになる」(政府高官)として、支援継続を訴えている。

タルナフスキー氏は砲弾不足は「非常に大きな問題だ」と強調。砲弾が足りず、作戦を縮小して砲弾を振り分ける措置を取っていると説明した。

東部ドネツク州アブデーフカではロシアが途切れなく攻撃を仕掛けて「一部で成功を収めている」が、防御を固めたウクライナ軍が押しとどめていると分析した。

前線の兵士らは疲労しており、交代要員の準備が必要だとの考えを示した。欧州諸国が供与を表明したF16戦闘機が投入されれば、戦局は大きく変わると主張した。《共同通信》