令和1581日目
2023/08/28
【BRTひこぼしライン】
JR九州は28日、福岡県と大分県を結ぶ日田彦山線で、2017年の九州北部の豪雨による橋桁損傷などで不通となっていた区間をバス高速輸送システム(BRT)で約6年ぶりに復旧させた。国土交通省によると、被災鉄路のBRT転換は、東日本大震災の津波で線路などが流失したJR大船渡線、気仙沼線に続いて全国3例目。
この日「BRTひこぼしライン」として開業したのは、不通だった添田(福岡県添田町)―夜明(大分県日田市)間と、夜明―日田(日田市)間の計約40キロ。このうち約14キロに設けたBRT専用道と一般道で電気自動車(EV)とディーゼル車を走らせる。
「出発!」。近隣駅の駅長の合図で午前6時25分にゆっくりと動き出した添田駅発の第1便には11人が乗った。町職員らが英彦山の山並みをイメージした緑色の車体を見送った。
バスによるルート設定の柔軟性を生かし、停車駅は36カ所と鉄道時の3倍となった。学校や病院の近くに置き、沿線住民の利便性を高めた。《共同通信》
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【関電高浜原発1号機】営業運転入り
関西電力は28日、7月に再稼働させた高浜原発1号機(福井県高浜町)で最終検査を終え、営業運転に移行させたと発表した。1号機は1974年の営業運転開始から48年が経過し、国内で最も古い。
関電は7月28日、原子炉を起動し、2011年以来12年ぶりに稼働させた。翌29日に核分裂が安定して続く「臨界」に到達、8月2日には発送電を開始した。原子炉の出力を徐々に上げてフル稼働の状態に到達し、同28日に各設備の運転状態や蒸気タービンの回転数などの値に異常がないことを確認した。
高浜1号機は関電美浜3号機(同県美浜町)に続く国内2基目の40年超運転となる。岸田政権が昨年原発の最大限活用を打ち出してから初めて新たに再稼働した原発になった。
9月中旬には、運転開始から47年となる高浜2号機も再稼働する予定。廃炉中を除いた関電の全原発7基が運転することになる。《共同通信》
【気象庁】今夏の猛暑「異常だった」
気象庁の異常気象分析検討会は28日、会合を開き、7月後半以降の記録的な猛暑や梅雨期の大雨の特徴と原因について議論した。中村尚会長は記者会見で、今夏の猛暑について「今年の暑さは歴代と比較して圧倒的に高い。夏全体で見ても異常だった」との見解を示した。気象庁は今夏の日本の平均気温が1898年の統計開始以降で最高となる見込みも明らかにした。
気象庁によると、7月は勢力の強い太平洋高気圧に覆われ、平均気温が平年を示す基準値(1991年〜2020年の平均)を1.91度上回り、1898年の統計開始以降で最高を記録した。
7月は、最高気温が35度以上の猛暑日の観測地点数が、全国で梅雨明けが発表された翌日の26日から5日連続で200地点を超えた。8月になっても厳しい暑さは続き、5日に福島県伊達市、10日に石川県小松市で今年全国最高の40.0度を観測した。
北陸などでは、山を越えて熱風が吹き下ろす「フェーン現象」の影響で猛暑が続いた一方、雨が降らず、農業被害が出ている。《共同通信》
【野球】
31日に台湾で開幕する野球のU―18ワールドカップ(W杯)に出場する高校日本代表が28日、東京ドームで大学日本代表との壮行試合に臨み、0―8で敗れた。
先発の前田(大阪桐蔭)が2回無失点と好投したが、夏の甲子園大会に出場した森(徳島商)、高橋(宮城・仙台育英)らが失点した。打線は、大学代表の継投の前に3安打だった。
高校日本代表はW杯1次リーグでは米国、ベネズエラなどと同じB組に入った。大会は9月10日まで行われる。《共同通信》
【東京株式市場】
週明け28日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反発し、節目となる3万2000円台を回復した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化に対する過度な警戒感が和らぎ、幅広い銘柄で買い注文が広がった。中国を含むアジア株が堅調に推移したことも投資家心理を支えた。
終値は前週末比545円71銭高の3万2169円99銭。東証株価指数(TOPIX)は33.41ポイント高の2299.81。出来高は約10億9806万株だった。《共同通信》
【海上自衛隊横須賀基地】カナダ海軍艦船3隻が寄港
カナダ海軍のフリゲート艦など3隻が28日、海上自衛隊横須賀基地に寄港した。カナダは近年、インド太平洋地域への関与を強化。基地を出港後、一部の船は台湾海峡の通過も含めた作戦に従事する可能性がある。
寄港したのは、いずれもフリゲート艦の「オタワ」、「バンクーバー」と補給艦「アストリクス」。28日午前、自衛隊の音楽隊が歓迎の演奏をする中で入港した。9月1日まで停泊する予定という。
在日カナダ大使館によると、カナダは昨年、インド太平洋地域への関与を強める新たな戦略を発表。駐日武官のロバート・ワット海軍大佐は「この地域における安全保障や商業、人権への関与を深めていく」と話した。《共同通信》
【政府】中国の嫌がらせに「遺憾」伝達
政府は28日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、中国から発信された嫌がらせ電話が日本で多数発生しているなどとして、外交ルートを通じ「極めて遺憾だ。憂慮している」と中国側に改めて申し入れた。在留邦人や日本の公館の安全確保に万全を期すことも要求した。中国政府は、外国人の安全を守っていると反論。放出中止を重ねて主張した。
岡野正敬外務事務次官は、中国の呉江浩駐日大使を外務省に呼び出し、遺憾の意を伝達。状況が深刻化するのを防ぐため、中国国民に冷静な行動を呼びかけるよう求めた。中国が処理水を「核汚染水」と主張していることを念頭に「科学的根拠に基づかない発信で人々の不安をいたずらに高めるべきではない」と指摘した。
処理水放出を受け、中国が日本の水産物輸入を全面停止したことには「科学的根拠に基づく対応とは到底言えず、極めて遺憾だ」と重ねて強調。放出開始後のモニタリング(監視)データからも問題が生じていないのは明らかだとして、日本産食品に対する輸入規制措置の即時撤廃を改めて求めた。《共同通信》
【北朝鮮】党機関紙が日本非難
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は27、28の両日にわたり、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出が始まったことを伝え「核テロ」などと非難した。同紙の日本非難は、日本の態度変化を要求しながら「朝日両国が会えない理由はない」と対話に言及した外務次官談話を5月29日に出して以来初めてとみられる。
北朝鮮は中国と共に処理水放出に強い反対姿勢を取るが、これまでは住民が目にしない対外向けの朝鮮中央通信を通じて表明してきた。労働新聞は国内で最も高い権威を持ち、住民が読む。国内向けに日本との緊張激化を予告した形で、対日姿勢を反映している可能性がある。 《共同通信》
【MLB】
米大リーグは28日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はフィラデルフィアでのフィリーズ戦に「2番・指名打者」で出場し、4打数1安打。チームは4―6で負けた。
レッドソックスの吉田はアストロズ戦に「4番・左翼」で出場し、3打数3安打。チームは5―13で負けた。
ツインズの前田はガーディアンズ戦に先発し、4回7安打6失点で勝ち負けは付かず、3勝7敗のまま。チームは10―6で勝った。カブスの鈴木は2―6で敗れたブルワーズ戦に「5番・右翼」で出場し、4打数無安打。オリオールズの藤浪はホワイトソックス戦の9―0の九回に登板し、1回を無安打無失点。チームは勝った。《共同通信》