平成7591日目
2009/10/20
【この日の鳩山総理】
日本理化学工業視察
平成21年10月20日、鳩山総理は神奈川県川崎市にある日本理化学工業株式会社川崎工場を視察しました。
日本理化学工業はチョークをはじめとする文房具等を製造する企業です。また障害者の雇用に積極的に取り組む企業としても知られており、ここ川崎工場は全国初の心身障害者雇用モデル工場として1975年に開設されました。
鳩山総理は日本理化学工業の大山泰弘会長からの説明に聞き入りながら、工場で働く従業員の方々の作業の様子を見て回りました。
視察を終えた鳩山総理は「障害をお持ちの方が働いて幸せをつかんでおられる。こういう会社が今、日本で頑張ってるということは、日本の底力だと思っています。チャレンジドの方々でも働ける環境を上手く作っておられる、むしろチャレンジドの方のほうが仕事が上手くできる、そういった分野を開拓してこられたってことはすごいと思いました。私はこういう方々を支えることができるような政治を作りたい。それが命を大切にする政治だと思っています。感動しました。」と感想を述べ、工場で働く皆さんに見送られて工場を後にしました。《首相官邸》
国民の声を活かした政治主導の政治へ転換していくと宣言
鳩山由紀夫総理大臣(代表)は20日夜、神奈川県の横浜駅前で開かれた街頭演説会に参加。駅前周辺は鳩山総理を一目見よう、演説を聞こうと、買い物客や帰宅途中の学生、会社員ら約2000人もの聴衆が集結、「国民の生活が第一。」の政治を実行する民主党へ期待する熱気で包まれた。
鳩山総理は、先の衆議院選挙ではご支援に感謝の言葉を述べるとともに、「今の政治を何とかしてくれ」「政治を変えてほしい」と怒りにも似た声が政権交代を実現させたとして、「そう意味で今回の勝利者は民主党ではなく皆様方の勝利。だからこそこの国の政治を皆さまの手に取り戻さなければならない」と表明。
本日、長妻昭厚生労働大臣が発表した06年時点での国民の貧困層の割合を示す指標である「相対的貧困率」が15・7%だったことについて、「何故こんな日本になったのか」と提起し、自民党政権では事実を公表しなかった結果、国民全体となって考え、改善することができなかったと指摘。「政府が隠していては問題が改善されない。ともに悩みながら貧困率が改善できるよう取り組んでいく民主党は、正しいこと、間違っていること、嬉しいこと、悲しいことなど、全てを国民の皆さんに示す新しい政府をつくっていく」と、情報公開を徹底する民主党政権の姿勢を強調した。
また、選挙の洗礼を受けた政治家が国民の皆さんの声、気持ちを受け止めながら意思決定していくことが何より求められているとの見方を示し、これまでの官僚主導の政治から政治家主導の政治に転換していくと宣言。
まずはムダ遣いを徹底的になくすとして、それにより生み出した財源で国民の皆さんの声を聞きながら、景気や雇用、子育て・教育、医療・介護といった政策に充てていくと主張。「発足から1カ月、新政権を辛抱強く支えてほしい」と訴えた。
鳩山総理に先立ち演説を行った神奈川県連代表の笠浩史衆院議員は、「鳩山政権発足から1カ月、政治が動き出したと思わないか」と切り出し、鳩山総理を先頭に中央集権、官僚主導の政治から政治主導の政治へ、議員が責任をもってこれからの未来のための政策実現に向けて挑戦をしていると表明。「必ず政治のあり方を変えていく。一緒に日本を変えていこう」と呼びかけた。
演説会ではこのほか、地元選出の国会議員が多数マイクを握り民主党への支持を求めた。《民主党ニュース》
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【日本郵政・西川善文社長】辞任表明
日本郵政グループの持ち株会社である日本郵政の西川善文社長(71)は20日、東京都内の本社で会見し「現在の職にとどまることは適切でない」と述べ、正式に辞任を表明した。辞任の理由は、政府が決定した民営化の見直し方針と「私が郵政民営化のためにやってきたことと大きな隔たりがある」と述べた。28日の取締役会で辞表を提出する方針。
西川氏は20日夕、亀井静香郵政改革担当相と原口一博総務相と相次いで面会、自らの辞意を伝えた。両大臣も了承した。亀井氏は後任の社長について「白羽の矢をたてている方に今後お願いしていく」と意中の候補者がいることを明らかにして、「できるだけ早く決めたい」と述べた。
西川氏は会見で、3年9カ月間にわたる郵政の経営について「政府の信用を背景にした『官業』を、自らの力でお客様や市場の信頼を勝ち取ることができる『民業』に変革させようと努力してきた」と振り返ったうえで、「サービスレベルの向上や経営の品質の向上など相当程度の効果があった。思い残すことはない」と語った。《朝日新聞》
【自民党・谷垣禎一総裁】西川氏辞任で首相や郵政相を批判
自民党の谷垣禎一総裁は20日のFMラジオ番組で、日本郵政の西川善文社長が辞意を表明したことについて「権力の行使は抑制していく考えがないといけない。民主党政権に危惧を感じている」と述べ、鳩山由紀夫首相や亀井静香郵政・金融担当相が辞任を求めたことを批判した。
経済同友会の桜井正光代表幹事も同日の記者会見で西川氏の辞意表明に関して、「現時点で何が悪いのか。政府の介入になる」と批判した。《日経新聞》
【神奈川県警】売春をあっせん、都立高校生ら3人逮捕
携帯電話の出会い系サイトなどを使って女性を客に引き合わせ売春をあっせんしたとして、神奈川県警は20日、売春防止法違反などの疑いで、横浜市港北区 新横浜の売春クラブ経営A容疑者(31)と東京都八王子市に住む都立定時制高校3年の少年(18)ら計3人を逮捕した。逮捕容疑は、8月13日、横浜市西区の路上で東京都大田区の無職女性(18)を 客の男に引き合わせ、近くのホテルで売春させるなどした疑い。
県警によると、少年は、A容疑者が携帯電話のサイトで募ったアルバイトに応募し「昨年12月から金欲しさで手伝っていた」と供述。週約3回、夜にJR横浜駅周辺の 喫茶店などで待機し、松木容疑者らの指示で女性を客に引き合わせて、1人当たり1000円を受け取っていたという。《共同通信》
【岡田克也外相】米国防長官と会談
(10/21)普天間移設「現行案で早期決着を」 米国防長官、外相と会談
岡田克也外相は20日、来日したゲーツ米国防長官と在日米軍再編問題などを巡って、外務省内で会談した。ゲーツ長官は懸案の米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、キャンプ・シュワブ(同県名護市)沿岸部へ移す現行案を「唯一、実現可能だ」と指摘、同案に沿って移設を進めるよう求めた。一方、岡田外相は「現行案に至った経緯を検証中だ」と述べ、結論を出すまでになお時間がかかることに理解を求めた。
ゲーツ長官は普天間移設に関して「現行案は日米両国で長い時間をかけて検討した結果のものだ」とも強調。2014年までに移設を完了するとした06年5月の日米合意に触れて「米軍再編を着実に実施することが必要で、できるだけ早期に結論を出してほしい」と、早期決着を促した。《日経新聞》