平成5374日目

2003/09/25

この日のできごと(何の日)

【塩川正十郎前財務相】政界引退を表明

塩川正十郎前財務相は25日、東京都内で開かれた所属する森派の会合で、「財務相退任を契機に政治活動も退任したい」と述べ、次の総選挙には出馬せず、今期限りで政界を引退することを正式に表明した。

塩川氏は衆院大阪13区選出で当選11回。運輸相、官房長官、自治相、党総務会長などを歴任。小泉内閣の発足以来、2年5カ月にわたり財務相を務め、22日の記者会見で引退を示唆していた。《朝日新聞》

「いつまでも老骨を下げて迷惑をかけちゃいかん。人生のホイッスルが鳴るまで若干のロスタイムがあると思うので、大事に使いたい」

25日、今期限りで政界引退を表明した塩川正十郎前財務相(81)。体調を崩し病院から自民党森派の会合に出席、さばさばとした表情には激務をこなしてきた充実感がにじんだ。

「塩じい」の愛称で親しまれる一方、もともと小泉純一郎首相と同じ出身派閥の長老で、「小泉内閣」の重し役を担った。官房長官時代の機密費について「忘れてしまいました」ととぼけたかと思うと、地方行財政の三位一体改革をめぐっては片山虎之助前総務相と舌戦も。

8月末の省内での酒席では、記者団に「わしは選挙が好きだ。比例でも小選挙区でもいいんだ」と現役続行の意欲を見せていたが、9月初旬の緊急入院を機に引退を最終的に決めた。《共同通信》

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【プロ野球】

プロ野球パ・リーグは25日、首位ダイエーが日本ハムに5−1で快勝し、優勝へのマジックナンバーを一つ減らして「2」とした。2位の西武は試合がなかった。

ダイエーが万全の試合運びを見せた。休養明けの和田は切れのある直球を軸に、ストライクを先行させて11奪三振の好投。九回途中に降板したが、8月10日以来の13勝目を挙げた。

打線も3本塁打で後押し。4番松中は一回に2試合連続となる2ランを右に打ち込み、六回には26号ソロを左中間席に運んだ。日本ハムは和田に5敗目。《共同通信》

【警視庁】医療ミスで医師3人逮捕

東京慈恵会医科大学付属青戸病院(東京都葛飾区、落合和彦院長)で昨年、前立腺がん摘出の腹腔鏡手術を受けた千葉県松戸市の男性(当時60歳)が死亡した事故で、警視庁捜査1課と亀有署は25日、手術を担当した泌尿器科の医師3人を業務上過失致死容疑で逮捕し、同病院など数カ所を家宅捜索した。同課は同署に捜査本部を設置し、手術に踏み切った経緯などを追及する。

警視庁は昨年6月、東京女子医大の人工心肺装置の操作ミスによる医療事故で、診療記録を改ざんし、隠ぺいを重ねた悪質さから医師ら2人を逮捕している。今回の事故は、十分な技術がないまま行った手術が男性の死亡につながったと判断し、異例の逮捕に踏み切った。《毎日新聞》

【MLB】

米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手は25日、サンディエゴのパドレス戦に先発したが、八回途中5失点で負け投手(16勝13敗)となった。1−6で敗れたドジャースは、ワイルドカード(各地区2位の最高勝率)によるプレーオフ進出の可能性が消えた。

野茂は日米通算3000奪三振(米で1796)を達成したが、今季最後のマウンドで大リーグ自己最多の17勝目はならなかった。

松井秀喜外野手のヤンキース、イチロー外野手らのマリナーズはこの試がなく、ア・リーグではレッドソックスがワイルドカード、マリナーズはプレーオフ進出の望みを絶たれた。

アはプレーオフ進出4球団が出そろい、地区シリーズ(5回戦制)はヤンキース(東地区1位)とツインズ(中地区1位)、アスレチックス(西地区1位)とレッドソックスの対戦に決まった。《共同通信》

【ロシア・プーチン大統領】イラク復興、国連関与を

ロシアのプーチン大統領は25日、ニューヨークの国連総会で演説し「イラク復興への国連の直接の関与によってのみ、イラク国民は自らの将来を決める機会を得る」と述べ、イラク問題で国連の役割を強化する必要性を訴えた。

大統領は「イラク問題の解決策をめぐり(国際社会に)大きな見解の違いがあったものの、状況は国連の舞台に戻りつつある」と強調した。

また、ロシアは宇宙空間で攻撃兵器を配備しないと言明。配備の禁止を各国に呼び掛けると述べ、ミサイル防衛計画の一環として対ミサイル攻撃兵器の宇宙配備を検討する米国をけん制した。

国連改革については、国連安全保障理事会の効率化が必要と訴える一方、安保理の拡大については「最も広範な合意によって」行われるべきだとし、慎重な姿勢も示した。

テロ問題については「国際的な脅威」と強調、反テロで各国が連携する必要性を訴えた。《共同通信》

【夢路いとしさん】死去

弟の喜味こいしさんと半世紀を超えるコンビを組み、上方漫才の第一人者として活躍した夢路いとしさんが25日午前、肺炎のため神戸市内の病院で死去した。78歳。横浜市出身。

新派の役者を父に持一ち、上方漫才の草分け荒川芳丸に入門。芳博の名をもらい1940年、3歳下のこいしさんと「荒川芳博・芳坊」の芸名でデビューした。

転機となったのは48年の人気漫才作者、故秋田実氏との出会い。若手漫才集団「MZ研進会」を結成し、芸名も変えて「夢路いとし・喜味こいし」が誕生した。

以来、時事問題を取り入れた新鮮な話題と軽妙なしゃべくりで、舞台、ラジオ、テレビと、常に第一線で活躍してきた。代表的演目は「僕はお巡りさん」「ボクの社交術」「わが家の湾岸戦争」など。

上方漫才大賞、上方お笑い大賞、芸術選奨文部大臣賞などのほか、93年には兄弟で紫綬褒章を受章。生来病弱で、体をいたわりながらの芸能活動だったが、常に研究を怠らない熱心さは有名だった。《共同通信》

【この日の民主党】

民主党・自由党合同両院議員総会開く

臨時国会召集を前にした25日、民主党・自由党合同両院議員総会が民主党本部で開かれ、両党の合併、臨時国会に臨む方針が確認・了承された。

挨拶で菅直人民主党代表は「本当に嬉しい総会を開くことができたことを喜び合いたい。心から一体になって日本を変える思いを確認し合いたい」と述べ、新たな民主党で政権担う決意を改めて示した。続いて小沢一郎自由党党首が挨拶し、「問題を乗り越え今日の日を迎えた。決戦の時である。総選挙で自民党政権を打倒し、民主党政権の樹立を目標に頑張りましょう」と両党合併の目標を簡潔に力強く述べた。

岡田克也民主党幹事長、藤井裕久自由党幹事長が合併の経過を、野田佳彦民主党国対委員長、輿石東民主党参議院国対委員長が国会対策方針を報告、了承された。

「政策でこの総選挙を戦って勝ち抜きたい」枝野政調会長会見

民主党の枝野幸男政調会長は、25日の定例記者会見で、26日に召集される臨時国会や解散・総選挙について「政策なき自民党と、我々の具体的な政権公約とを国民の皆さんに比較してもらえるような議論を展開する場にしたい。政策でこの総選挙を戦って勝ち抜きたい」と抱負を述べた。

枝野会長はまた、先に1兆9600億円の公的資金注入を受けたりそな銀行が、9月中間連結決算で1兆円を超える税引き後赤字を計上する見通しとなったことに関連し、「一部報道でもあるように、りそなへの公的資金注入がゴマカシだった可能性があらためて濃厚になってきた」と指摘。同銀行をめぐる様々なスキャンダルと公的資金注入との関連、金融庁の責任なども含め、臨時国会で厳しく追及する姿勢を明らかにした。《民主党ニュース》



9月25日 その日のできごと(何の日)