1993 平成5年12月13日(月)

平成1801日目

平成5年12月13日(月)

1993/12/13

【細川護熙首相】農業生産性向上に投資

羽田外相は13日午後、コメ問題を集中審議した参院予算委員会で、市場開放をめぐるジュネーブでの交渉について「7年目以降の問題で、食糧安全保障、水田が果たす環境保全の問題を含めて交渉することを明確にしてもらった」と説明。6年間の関税化猶予の特例措置の延長問題を交渉する場合、日本側のプラス材料となる食糧安保などへの配慮が調整案に盛り込まれる見通しを明らかにした。

細川首相は「島国、海洋国家として自由な通商体制を維持しないと成り立たない」と述べ、新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)成功へコメ部分開放受け入れが国益に合致するとの認識を強調。調整案受け入れ後の農政について「(農業の)生産性向上のため思い切った投資をすべきだ。新しい事態も踏まえて対応したい」と述べた。

畑農相は、コメの部分開放で影響を受けるとみられる中山間地農家の所得補償や離農補償について「将来の一つの検討課題だ」と、前向きな姿勢を表明するとともに、食糧管理制度に関しては「食管法の精神、大きな骨組みは堅持したい」との考えを示した。外来流入などによる余剰米を政府開発援助(ODA)の一環として活用すべきだとの意見に対して農相は「もう少し問題点を洗い直して検討する」とした。



【政界談話室】

○…自民党の森喜朗幹事長は13日、衆院本会議でコメ問題の緊急質問。幹事長の本会議質問は就任以来初めてで、政権時代でもあまり例はない。森氏は「細川内閣のコメ問題交渉の態度は国民に対して不誠実だ。政治責任をどう取るのか」と巨体を震わせて厳しく攻め立てた。首相は「内閣は政治改革とか経済対策に正面から取り組んでいる。当面、参院で補正予算案を成立させ、政治改革の速やかな審議を」と逃げの答弁に終始。終了後、記者団から感想を尋ねられた森氏は「首相答弁はいい加減だった」と怒り治まらぬ様子。

○…新生党の小沢一郎代表幹事はこの日、都内で同党所属議員の後援会総会で講演。冒頭、「最近、メディアを通じて皆さんには大変迷惑、ご心配を掛けている。特に同僚には大変迷惑を掛けている」とおもむろに切り出した。しかし、続いて「私は自分で意図してやっているわけではない。あることないこと大概はないことばかりですが、他人のあらを探して商売にしているマスコミの存在がある以上しようがないことです。どうぞご理解いただきたい」と一刀両断、マスコミ批判のトーンは上がるばかり。《共同通信》

【WBCフライ級タイトル戦】勇利アルバチャコフ選手、4度目の防衛成功

世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦は13日、京都市体育館で行われ、チャンピオンの勇利アルバチャコフ(協栄)が挑戦者の同級4位、車南勲(韓国)を3-0の判定で下し、4度目の防衛に成功した。

勇利は序盤から得意の右ストレートを的確にヒットさせて試合を優位に展開。後半は車が低い姿勢からの連打で反撃し激しい打ち合いとなったが、勇利は11回左フックでダウンを奪うなどしてポイントを稼ぎ、粘り強く戦った車に打ち勝った。《共同通信》

【マリンジャンボJr】富山にお目見え

機体にクジラの絵を描いた全日空の「マリンジャンボJr」は13日午前8時25分、富山空港に到着した。同機の定期就航は全国で初めて。

羽田空港で就航行事を終え、午前7時25分に同空港を飛び立ったANA881便の「子クジラ」が186人の乗客を乗せて到着すると、今や遅しと待ちかねていた約1000人の見物客から歓声が沸き起こった。

式典は、富山市立新保小学校児童が乗客代表に花束を贈呈して始まり、中沖県知事の歓迎の言葉に続いて、機長とスチュワーデスらに、タイやブリなど富山の特産品が贈られた。《北國新聞》



12月13日のできごと