平成1472日目

平成5年1月18日(月)

1993/01/18

【山形マット死事件】上級生3人逮捕

山形県新庄市の市立明倫中学校(峰徳明校長)の体育館用具倉庫内で13日夜、同市北町、幼稚園園長Bさん(43)の二男A君(13)=同中1年=がマットの中で窒息死していた事件で、同県警防犯少年課と新庄署は18日、A君を集団でいじめた末にマットの中へ逆さに押し込んで窒息死させたとして傷害、監禁致死の疑いで同中2年の男子生徒3人=いずれも(14)=を逮捕した。また14歳未満の2年生男子生徒2人と1年生男子生徒2人を補導した。少年らは事件発覚後、アリバイ工作するなどしていた。

調べでは上級生ら少年7人は13日午後4時40分ごろ、同中体育館北側の用具倉庫前でA君におどけた動作をする芸を強要した。拒否されたため腹をたて、頭や顔を殴るなどした上、用具倉庫内に連れ込んだ。そこで再度芸を要求。拒まれたためさらに暴行、皮下出血や打撲などの傷を負わせ、ロール状に巻かれたマットにA君を頭から逆さに押し込んで放置し、窒息死させた疑い。

調べに対し、少年らは、真っ暗な用具倉庫の中で「助けて」「やめて」と叫ぶA君に次々に暴行を加え、むりやり担ぎ上げてマットの中に押し込んだと供述しているという。また事件発覚後、少年らのうち数人はそれぞれ別の友人に「当時は(君の)家にいたことにしてくれ」などと頼んだり、体育館内でのいじめを見ていた生徒に口止めするなどした上で、警察の調べにもうその供述をしていた。7人の中には、17日のA君の葬儀に参列した生徒もいた。

少年ら7人は卓球部、サッカー部などに所属する運動部員で、ふだんから卓球部の児玉君にいじめや嫌がらせをしていたらしい。体育館内には当時約50人の生徒がクラブ活動をしており、何人かはいじめに気付いていたが、軽いいじめだと思い、だれも止めに入らなかった。《共同通信》



【大相撲初場所9日目】曙、貴花田、ともに勝ち越し

大相撲初場所9日目(18日・両国国技館)前日初黒星を喫した大関曙と関脇貴花田がそろって勝ち越しを決めた。曙は先場所敗れた新小結大翔鳳を右差しで寄り倒した。大翔鳳は負け越し。貴花田は小城ノ花を突っ張りから寄り切った。平幕の大翔山も水戸泉を右すくい投げで破り、1敗で並んでいる。大関小錦は取り直しの一番で大善を寄り切り、かど番脱出にあと1勝とした。関脇の琴錦と武蔵丸はともに勝って6勝目。1敗の曙、貴花田、大翔山を追う2敗は小錦、琴別府、浪ノ花。十両は新十両の浜ノ島が8勝1敗で単独トップ。《共同通信》

【小和田雅子さん】外務省に辞職願を提出

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皇太子さまとの婚約が内定した小和田雅子さん(29)が19日の皇室会議を前に18日午後6時半、外務省に同省職員を通じ辞職願を提出した。外務省は19日朝の皇室会議前に辞職を認める方針で、辞職は19日付となる。

これにより雅子さんは5年9ヶ月の外交官のキャリアに終止符を打ち、皇室会議後、6月になるとみられる「結婚の儀」に向け、お妃教育など皇太子妃としての準備に入る。《共同通信》

【米、英、仏軍】イラクを再空爆

米ホワイトハウスは18日、米国、英国、フランスの米欧軍が同日、イラク南部の飛行禁止空域にある地対空ミサイルやレーダーなどイラクの防空システムを再爆撃した、との声明を発表した。米国防総省によると、同時に米軍機がイラク北部でも防空施設3カ所を爆撃した。

米欧軍によるイラク攻撃は13日以来これが3度目で、米政府はイラクが今後も国連決議に従わなければ「警告なしに断固とした対応をとる」と強調、米国とイラクの対決は一層高まる様相を見せてきた。

国防総省当局者によると、北部を爆撃した米軍機はいずれもトルコのインジルリク基地に無事帰還、南部攻撃機もサウジアラビアの基地などに全機無事戻った。《共同通信》

【連合・山岸章会長】赤松新書記長「若いが故に尊からず」

山岸連合会長は18日午後、報道各社のインタビューに答え、社会党の次期書紀長に赤松広隆衆院議員が就任することについて「若いが故に尊からずだ。赤松氏とこれまでほとんど接触がなく、見識や政治力が分からない。私は(赤松氏の立場なら就任を)断るが、引き受けたのは赤松氏の若さだろう」と述べ、党労働局長の赤松氏は労働界とのパイプが太いとの見方を否定する形で、就任に批判的な考えを重ねて強調した。

山岸氏は「赤松氏と同じ愛知県本部所属の先輩・佐藤観樹衆院議員が県本部の推薦を受けているのに委員長指名で赤松氏を選ぶ、それだけ考えてもしこりは残る」と指摘。「次期委員長を公選で選べなかったことが根本の問題だ」として山花、田辺の新旧委員長を厳しく批判した。《共同通信》

【政界談話室】ネズミ年コンビの実力は?

○…河野官房長官は18日午前の記者会見で、米軍のイラク再攻撃について「イラクによる国連決議履行を求めて取られた措置だ」として14日の空爆と同様に「理解と支持」を表明。記者団の「米軍に資金援助するか」との質問には「支持は支援とは意味が違う」ときっぱり否定した。前回の空爆の際には未明に緊急連絡を受け、以後一睡もせずじまい。「首相、外相とも外遊中の留守番役はプレッシャーがかかる」と周囲に漏らしていた河野長官だが、今回は前日の17日夕刻に「非公式な通報画があった」とかで、心の準備する余裕もあり、自信もついた?

○…社会党の山花次期委員長はこの日、党本部で新書記長就任を受諾した赤松広隆労働局長に「赤松さんはネズミ年でしょう。僕もネズミ年、ちょうど一回り違いですよ」とネズミ年コンビであることを強調。さらに「私の一回り上が石橋(元委員長)さん、その一回り上が成田(元委員長)さん」と、社会党ネズミ年の伝統と世代交代を同時にアピール。その上で「とにかくネズミのようにこまめに動き回りましょう」と呼び掛け、赤松氏は「ドブネズミのようなものですが」と応じたが、若いコンビで政界をかき回せるか。《共同通信》



1月18日のできごと