平成833日目

平成3年4月20日(土)

1991/04/20

【ソ連・ゴルバチョフ大統領】韓国・盧泰愚大統領と会談

ソ連最高指導者として初めて19日帰国を訪問したゴルバチョフ大統領は20日午前11時から約2時間にわたり、済州島のホテルで盧泰愚韓国大統領と会談した。韓日首脳会談は昨年6月のサンフランシスコ、同12月のモスクワでの会談に続き3回目。韓国では初めてとなる。

会談の焦点は、アジア・太平洋地域の安全保障、朝鮮半島の緊張緩和をはじめ、韓国の単独国連加盟や朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国際原子力機関(IAEA)による核査察受け入れなどとみられる。

韓国のKBS放送によると、会談でゴルバチョフ大統領は韓国の単独国連加盟について国連の普遍性を確認することで事実上の支持を表明したという。また両大統領は南北対話の促進や北朝鮮の開放化の必要性について見解を一致させたという。

さらに両首脳は、北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れるよう求め、もし北朝鮮が受け入れを拒否する場合には、ソ連は北朝鮮に対し核燃料と必要な資料、技術、情報などを提供しないとの立場を確認したもようだ。

韓国は最近、今秋の国連総会開幕前にも国連に単独加盟を申請する姿勢を見せている。韓国の国連加盟が実現するかどうかのかぎを握るのは安保理常任理事国のうちソ連と中国とみられており、ソ連が支持表明をしたとみられることで、残る中国の対応が注目される。

この日の首脳会談は予定より1時間遅れて午前11時から始まった。冒頭、大統領が「お疲れでしょう」と強行スケジュールに同情するように言葉を掛けると、ゴルバチョフ大統領は「ぐっすり眠りましたから、疲れもすっかりとれました」といつものエネルギッシュな表情で答え、握手を交わした。《共同通信》

【左藤恵法相】掃海艇派遣に慎重論

左藤法相は20日午前、大阪府庁で記者会見し、海上自衛隊の掃海艇派遣問題について「90億ドルの貢献だけで済まさず汗を流す努力をすべきだ」としながらも「法的問題と(自衛隊員の)安全の問題は残り、さらに検討すべきだ」と述べた。

法相は「(避難民輸送のための)航空自衛隊機を飛ばす問題の際にもあったように自衛隊法の問題がある。自衛隊は専守防衛であり、訓練のための海外派遣の一環でできるかどうかの問題でもある」と述べ、現行自衛隊法での掃海艇派遣に慎重であるべきだとの考えを示した。

掃海艇派遣は24日に臨時閣議で正式決定される見通しだが、法相の慎重な姿勢は波紋を広げそうだ。《共同通信》

【越前大仏】拝観料値下げ2500円→1000円に

4月20日のできごと(何の日)【越前大仏】拝観料値下げ2500円→1000円に

勝山市の越前大仏の拝観料と駐車料金が20日から値下げされた。初日はやや肌寒かったこともあり入場者は約1000人だったが、それでも前日の約10倍。「団体旅行の問い合わせも多くゴールデンウィークにはかなり期待できそう」と相互不動産は話している。

料金は大人が2500円から1000円に。高校生から小学生までの小人が1500円から500円に下がった。駐車場も自動化され乗用車が1200円から400円に、バスが3000円から1000円になった。《福井新聞》

【米・ベーカー国務長官】パレスチナ人代表と会談

イスラエルを再訪したベーカー米国務長官は20日午前(日本時間同日午後)、西エルサレムの米領事公邸でアラブ研究所のファイサル・フセイ二氏らイスラエル占領地パレスチナ人代表3人と一会談、パレスチナ問題を含むアラブ・イスラエル紛争を討議する「中東和平地域会議」をめぐって約2時間半にわたって話し合った。 前日のシャミル首相、レビ外相との会談では、同地域会議の枠組みをめぐってベーカー長官とイスラエル側の見解が対立、同地域会議は土俵づくりの段階で早くも暗礁に乗り上げたとも伝えられているが、フセイニ氏は会談終了後「前二回の会談よりも建設的な話し合いで、ほのかな期待が見えてきた」と語った。 フセイニ氏はベーカー長官との会談の席上、パレスチナ人の民族自決権やパレスチナ解放機構(PLO)の和平交渉参加を訴える覚書を提出、イスラエル側が占領地へのユダヤ人入植地新設などで和平機運を台なしにしていると非難した。

アラブ・イスラエル紛争の解決策を模索しているベーカー米国務長官は20日午後(日本時間同日夜)、イスラエルからヨルダン南部のアカバ空港に到着した。中東通信によると、長官は直ちにフセイン・ヨルダン国王の別荘で国王と会談に入った。 米高官がフセイン国王と会談するのは、イラクのクウェート侵攻から2週間後の昨年8月中旬に国王が訪米し、ブッシュ大統領と会談して以来。 米政府はヨルダンが湾岸危機でイラク寄りの立場を貫いたため、関係を冷却させてきたが、イスラエル・パレスチナ紛争、イスラエル・アラブ紛争の解決を目指す会議に前線国の一つであるヨルダンの存在を無視することができなくなったとみられる。《共同通信》

【海老原博幸さん】死去

プロボクシングの元世界フライ級チャンピオンで、日本ボクシング界の黄金時代への道を開いた海老原博幸氏が20日午前2時45分、肝不全のため東京都新宿区の東京医大病院で死去した。51歳。

都立第五商高を中退し、1959年9月、プロデビュー。新鋭時代はファイティング原田、青木勝利らとともに「フライ級三羽ガラス」と呼ばれ、サウスポーからの切れ味鋭いストレートは“カミソリ”の異名をとった。《共同通信》



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